新しい Redfish のリリースは OpenAPI 3.0 やテレメトリー等をサポート
DMTF の Redfish ® の最新版、バージョン 2018.2 には、OpenAPI 3.0 のサポートの他、テレメトリー・ストリーミングとイベンティング、また、進んだイベント・サブスクリプション・メソッドのサポートが追加されます。ハイブリッドITとソフトウェアデファインドデータセンター (SDDC) を簡単でセキュアに管理するためのAPIデザインとして、新バージョンのRedfishスキーマおよび仕様が、その他の開発リソースと共に、入手可能になりました。OpenAPI は OpenAPI イニシアティブ (OAI) においてコミュニティ主導で策定されているオープン仕様であり、API サービスを YAML フォーマットで記述し、開発者やエンドユーザー向けの豊富なツールが提供されています。新しいRedfish 仕様 v1.6.0 (2018.2 リリースの一部) では、YAML形式のOpenAPIスキーマファイルのサポートが追加され、標準化されたURIの利用と、すべてのRedfishリソースについて固定URIが必要になります。さらに、2018.2 Redfish Schema Bundle (後述)にはOpenAPI YAML ファイルとJSONスキーマとCSDLファイルが含まれます。 今回のRedfisn 2018.2リリースには以下のものが含まれます。
- 2018.2 Redfish Schema Bundle – 最新バージョンのRedfish スキーマをすべて含む .zip ファイルです。OpenAPI の YAML形式で、既存のすべてのスキーマ、および、TelemetryService, MetricDefinition, MetricReportDefinition, MetricReport, Triggersのスキーマ, さらにJobService, Job, PCIeSlots (さらに5リソース・コレクション)のスキーマが含まれます。
- Redfish 仕様 v1.6.0 – OpenAPIサポートに伴って、今までの緩く定義されたクラスより柔軟にレジストリーやリソースを指定して購読する新しいモードが追加されました。その他、Grouping, Telemetry, SSEフィルタリング、その他のMessage Registries などのメッセージやイベントのエンハンスを含みます。
- Redfish 2018.2 Overview – Redfish スキーマおよび仕様の最新バージョンの各リビジョンを詳しく説明するプレゼンテーションです。
- Redfish リソースおよびスキーマガイド -- Redfishユーザの教育のため、Redfishスキーマのバージョン2018.2向けに改定されたヒューマン・リーダブルなガイドです。Redfishサービスと通信するクライアント・サイド・ソフトウェアを作成するアプリケーション開発者やDevOps要員、その他APIを利用する人に役立つ説明です。
- Redfishの履歴 – 2018年9月 -- リリースごとに更新されます。2016年以来のRedfishの各リビジョンについて概説します。
Redfishについてさらに詳しく知りたい方は、ここをクリックして下さい。開発者の方は、Redfish Developer Hub をすぐに参照下さい。Redfish Developer Hubには、開発者による、開発者のための詳細な技術情報がまとまっており、Redfishを使うために必要な全てのファイル、ツール、コミュニティサポート及び教育に関する情報が集められています。Redfish標準の技術的作業はDMTFのRedfish Forum (旧称Scalable Platforms Management Forum)で行われています。参加方法、貢献の方法については、ここを参照下さい。