DMTF Glossary Page
DMTF用語集
文書番号:DSP2033
日付:2016年4月15日
バージョン:1.0.0
文書クラス:情報提供
1.適用範囲
本文書は、情報提供を目的とした用語集および略語集である。本文書の情報を基準とは見なさないものとする。
以下の各文字をクリックすると、その文字を先頭とする用語が表示される。用語をクリックすると、その定義を記述したPDF文書のページが開く。
1つの用語に複数の定義がある場合は、最も優先度が高い定義を記述している仕様の番号が太字になっている。
本文書にある各リンクは、Google ChromeまたはMozilla Firefoxの各ブラウザーで最適に機能する。
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X
2.用語
A
Absolute Target Address/絶対ターゲット・アドレス:
アドレスの階層関係のルートを基準としたターゲット・アドレスの指定。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
abstract/抽象:
クラスアダプテーションで可能な実装タイプ。管理プロファイル使用法ガイド
abstract class adaptation/抽象クラスアダプテーション:
実装タイプが"抽象"のクラスアダプテーション。抽象クラスアダプテーションの要件は、それらの抽象クラスアダプテーションを基本アダプテーションとして使用する他のクラスアダプテーションのコンテキストでのみ適用される。管理プロファイル使用法ガイド
abstract profile/抽象プロファイル:
派生プロファイルの基本プロファイルとして共通の要素と動作を指定する特別な種類のプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
Academic Alliance Member/アカデミック・アライアンス・メンバー:
1つのWGまたは分科会の議決権のないメンバーとしてDMTFの理事会によって任命された認定高等教育機関に属する個人。作業部会向けのDMTFプロセス
account identity/アカウントID:
認証済みアカウントを表すセキュリティー・プリンシパル。簡易ID管理プロファイル
Actual Event/実際のイベント:
発生した事象または発生したとみなされる事象[参考文献:EPTS用語集]。この定義は、コンピューティング・ドメインの内外で発生するイベントを広く定義するものであり、その実際のイベントの記述とは何の関係もない。用語の一般的な用法では、文脈から意味が明らかであれば、"実際のイベント"を単に"イベント"と表記することもある。クラウド監査データ・フェデレーション−データ形式およびインターフェース定義の仕様
adaptation/アダプテーション:
クラスアダプテーションの短縮表現。管理プロファイル使用法ガイド
adaptation instance/アダプテーション・インスタンス:
アダプテーションされたクラスのインスタンスのうち、クラスアダプテーションのすべての要件に適合するインスタンス。管理プロファイル使用法ガイド
adapted class/アダプテーションされたクラス:
クラスアダプテーションの対象となるクラス。管理プロファイル使用法ガイド
address/アドレス:
CIMサーバーからアクセス可能なCIMオブジェクトの場所を参照する汎用的な概念であり、特定の形式やプロトコルを暗示するものではない。
具体的な種類のアドレスは、オブジェクト・パスである。
埋め込みオブジェクトはアドレス指定できない。埋め込みオブジェクトには、それらが埋め込まれているインスタンスを通して間接的にアクセスできる。インディケーション・クラスのインスタンスは、配信されている間のみ存在するため、アドレス指定できない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
addressing/アドレス指定:
Webサービス仕様を使用して、管理対象リソースのアドレスを指定すること。この仕様では、コンテキストおよび相互運用性の要件に応じて2種類のバージョンのWebサービス・アドレス指定を使用できる。一般用語の “addressing” が、WS-Management 1.1 Clause 5で定義されているAddressingまたはW3C Web Services Addressing 1.0を指す””のに使われる場合がある。WS-Management CIMバインディング仕様
Addressing Associations/アドレス指定関連:
関連インスタンスの1つであり、その関連インスタンスで参照するインスタンスのUfiPを構築するためにMAPで使用する。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Admin Domain/管理ドメイン:
MAPで管理対象とする管理要素、論理デバイスおよびサービスのセット。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
aggregation/集約:
1つのイベントにある2つ以上の他のイベントの組み合わせ(またはそれらのイベントへの参照)。集約は、多くの場合、元のイベントを保持してアクセス可能な状態を維持する独立したイベントをまとめたものである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
集約側の各インスタンスと他方の側のインスタンスとの全体的な関係を表すように強力な形式とした関連を指す。他方の側のインスタンスは、集約側のインスタンスとは無関係に存在できる。たとえば、物理サーバーとその物理構成要素との包含関係は、そのサーバーが取り除かれても物理構成要素は存在可能であるため、集約とみなすことができる。より強力な形式の集約は、構成である。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
aggregation metric/集約メトリック:
一連の基本メトリック値に数式またはフィルターを適用することで導き出されるメトリックのタイプ。基本メトリック・プロファイル
alert indication/アラート・インディケーション:
管理対象の環境に関連するイベントを示すインディケーション。詳細は、インディケーション・プロファイルの6.1.2.2を参照
allocated resource/割り当て済みリソース:
リソース割り当て要求の結果。リソース割り当て要求に基づいてコンシューマーに割り当てられたリソースまたはエミュレートされたリソースの割り当て済み、分離済み、予約済み、または共有部分。リソース割り当てプロファイル
Alternate Voter/代理投票者:
特定の団体で投票権を持ち、その団体の名簿に代表投票者として記載されていない個人。作業部会向けのDMTFプロセス
ancestor/上位:
スキーマ要素の上位とは、クラスの場合は、その直接のスーパークラス(存在する場合)である。プロパティまたはメソッドの場合は、そのオーバーライドされたプロパティまたはメソッド(存在する場合)である。メソッドのパラメータの場合は、類似の名前を持つ、そのオーバーライドされたメソッドのパラメータ(存在する場合)である。
スキーマ要素の上位は、そのスキーマ要素がフレーバーToSubclassの修飾子を持つように、修飾子の値を伝搬する役割を担う。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
ancestry/上位系列:
スキーマ要素の上位系列とは、その上位であるスキーマ要素を再帰的にたどることで得られる一連のスキーマ要素である。
そのスキーマ要素自体は、その上位系列を構成しているとは見なされない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
appliance/アプライアンス:
仮想アプライアンスを参照
applicant/申請者:
準拠性試験結果(Conformance Test Results)の検証を申請する企業。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
application/アプリケーション:
ITサービスが必要としている機能を提供するソフトウェア。
各アプリケーションで複数のITサービスを構成できる。1つのアプリケーション・インスタンスは、1つ以上のコンピューティング・システムで実行できる。クラウド管理のユースケースと相互作用
application agreement/アプリケーション使用許諾契約書、agreement/使用許諾契約書:
アプリケーション使用許諾契約書は、この準拠プログラムの使用条件に対する法的責任を規定する。使用許諾契約書には、申請者とDMTFの両方が署名する必要がある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
application state/アプリケーションの状態:
アプリケーションがタスクの完了までのどの段階にあるのかを示す状態。RESTfulシステムでは、クライアントが単独でアプリケーションまたはセッションの状態に責任を持つ。サーバーは、リソースの状態にのみ責任を持つ。これは、サービスで管理するリソースの状態である。リソースの状態の例としては、バンキング・サービスの口座残高がある。これはサーバーによって管理される。アプリケーションの状態の例としては、預金を払い込み、その清算を待機している特定のクライアントがある。その預金要求を送信した事実を追跡するのは、そのクライアントのみである。CIM-RSホワイト・ペーパー
arity/アリティー:
関連クラスによって公開される参照の数。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Associated Privilege Management Capability/関連する権限の管理機能:
第6.3.4項に規定するCIM_Privilegeの該当インスタンスの機能を記述するCIM_RoleBasedManagementCapabilitiesのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
Associated Role Management Capability/関連するロールの管理機能:
CIM_RoleBasedManagementCapabilitiesのインスタンスであって、CIM_ElementCapabilities関連を通してCIM_RoleBasedAuthorizationServiceのインスタンスと関連しているもの。そのCIM_RoleBasedAuthorizationServiceのインスタンスは、CIM_ServiceAffectsElement関連を通してCIM_Roleの該当インスタンスと関連している。ロール・ベースの認可プロファイル
Association/関連:
2つの管理要素間の関係。関連自体は、管理ドメインにある管理可能エンティティである。フィルター問合せ言語
association/関連、CIM association/CIM関連:
2つ以上の他のクラス間の関係を表す特別な種類のクラス。
この関係は、それらの他のクラスの型を持つ関連で定義されている2つ以上の参照によって確立される。
たとえば、関連ACME_SystemDeviceは、クラスACME_SystemとクラスACME_Deviceへの参照を定義することで、それらのクラスに関連付けることができる。
CIM関連は、UML関連クラスである。すなわち、UML関連とUMLクラスの両方の面を持ち、UMLクラスは通常のプロパティおよびメソッドを公開でき、クラス継承階層の一部とすることができる。CIM関連に属する参照はそれ自身に属し、関連付けられたクラスの一部としてではなく、その関連の一部として公開もされる。この要素のクラスとしての面を強調する場合は、"関連"という用語ではなく"関連クラス"という用語が使用されることがある。
集約および構成は、特別な種類の関連である。
CIMサーバーでは、関連は特別な種類のオブジェクトである。オブジェクトであることを強調するために、"関連オブジェクト"という用語が使用される場合もある。これは、関連タイプのオブジェクトという意味である。そのような関連オブジェクトのアドレスを、"クラス・パス"と呼ぶ。これは、関連が特別なクラスであることによる。同様に、関連インスタンスは、特別な種類のインスタンスであり、アドレス指定可能なオブジェクトでもある。関連は、埋め込みインスタンスとして表現することもできるが、その場合は、それらを単独でアドレス指定することはできない。
スキーマでは、関連は、特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、関連は"Association"という名前のメタ要素によって表される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Association Class/関連クラス:
関連のCIMクラスを特定する。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
association end/関連エンド:
関連で定義されている参照の同義語。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Asymmetric Key Pair/非対称鍵ペア:
CIM_UnsignedCredentialによって表される公開鍵と秘密鍵のペア。認証管理プロファイル
asynchronous event notification/非同期イベント通知:
管理コントローラーにとって重要なイベントの発生の明示的な通知として、ネットワーク・コントローラーから管理コントローラーに送信される制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Audit/監査:
規定されたポリシーの目標に一連のシステムが準拠しているかどうかを判別するために、そのシステムを対象として実施する調査。
体系的であり、独立した、文書化された、監査証跡を取得し、それを客観的に評価して、監査条件がどの程度満たされているのかを判別するためのプロセス。[参考文献:ISO 14001:2004, Environmental Management Systems -- Requirements with Guidance for Use]
この仕様の適用範囲では、CADFイベント・レコードの表現、コレクション、保管、および評価に"監査"の定義が限定されている。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Audit Event/監査イベント:
監査イベントは、監査のために使用できるアクティビティーを報告するあらゆるイベント・レコードである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Audit Trail/監査証跡:
セキュリティー関連のトランザクションで発生する特定の操作、手順、またはイベントに関係するアクティビティーまたはそれらにつながるアクティビティーのシーケンスを、その開始から最後まで再構築して調査する時系列レコード。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
authentication/認証:
セキュリティー・プリンシパルを解決する目的でエンティティが指定する認証情報を検証するプロセス。
エンティティとエンティティが指定した識別情報との間のバインディングについて十分な信頼を得るために使用されるプロセスである。注意:識別情報管理(IdM)のコンテキストにおける認証という用語の使用は、エンティティの認証という意味と解釈される。参考文献:Recommendation ITU-T X.1252, Baseline identity management terms and definitions, International 3492 Telecommunication Union – Technical Communication Standardization Sector (ITU-T)]クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
所定のプリンシパル(個人やサービスなど)の代わりに活動する許可を求めて該当の対象が提示した要求を検証するプロセス。一般的な認証メカニズムでは、ユーザー名とパスワードの組み合わせまたは公開鍵と秘密鍵のペアが使用される。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェース
authorization/認可:
認証済みのプリンシパル(個人、サービスなど)が特定のリソースに対して特定の操作(読み取り、更新など)を実行する権限を持っていることを検証するプロセス。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェース
(アクセス制御とも呼ばれる)該当のアクセス制御情報を評価することによって、特定のリソースに対する指定されたタイプのアクセスを該当の対象に許可するかどうかを判断するプロセス。[参考文献:OASIS SAML-Gloss-2.0]特定の行動を妨害しないという指定[参考文献:ISO/IEC 15414:2008, Information technology – Open distributed processing – Reference model – Enterprise language 6]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
autonomous profile/自律プロファイル:
自律的および自己完結的な管理ドメインを定義(アドレス指定)するプロファイル。自律プロファイルは単独で使用できる。必要に応じて、構成要素のプロファイルや他の自律プロファイルなど、他のプロファイルを自律プロファイルで参照できる。管理プロファイル使用法ガイド
DSP1001は、自律プロファイルでは、セントラルクラスアダプテーションおよびスコーピング・クラスアダプテーションは同じであると定義している。したがって、他のプロファイルで自律プロファイルをスコープ設定することはできない。このプロファイルを除き、自律プロファイルは実装するために参照される必要はなく、したがって単独で実装できる。自律プロファイルは、構成要素のプロファイルおよび自律プロファイル(それ自体を含む)を参照でき、構成要素のプロファイルをスコープ設定できる。プロファイル登録プロファイル
available software/使用可能ソフトウェア:
ローカルまたはリモートの場所で、管理対象システムへのインストールに使用可能であり、管理インフラストラクチャを介したインストールを実行する機能に関するアサーションがなくてもインストールに適している可能性があると、管理インフラストラクチャによって判断されたソフトウェア。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
B
backward compatibility/後方互換性:
以前のマイナー・バージョンのプロファイルを対象として記述されたクライアントが、後のマイナー・バージョンのプロファイルを実装したコンテキストでも、そのクライアントの修正を必要とせずに、元のバージョンで指定されている機能を使用できるようにするために、そのプロファイルが備えている特性。管理プロファイル使用法ガイド
Ballot/投票:
何らかの方法による投票。作業部会向けのDMTFプロセス
base adaptation/基本アダプテーション:
参照元プロファイルのクラスアダプテーションで適用する要件および制約を備えた、参照先プロファイルのクラスアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
別のクラスアダプテーションの基本として使用されるクラスアダプテーション。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
base class/基本クラス:
CIMスキーマで定義されているクラスのうち、他のプロパティまたは他のCIM指定要素を設定できる他のクラスの派生元となるクラス。
これらの追加の指定要素は、基本クラスの拡張である。WS-Management CIMバインディング仕様
baseline transmission unit/ベースライン伝送単位:
MCTPパケットで伝送されるパケット・ペイロードの伝送単位の公倍数で必要なサイズ。ベースライン伝送単位サイズのパケットは、MCTPネットワークの中でルーティング可能であることが保証される。MCTP基本仕様
base metric/基本メトリック:
他のメトリック値に依存せずに直接指定されるメトリック。基本メトリック・プロファイル
base profile/基本プロファイル:
別のプロファイルの基本として使用される基準プロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
BIOS attribute/BIOS属性:
コンピューター・システムの基本的なハードウェアのセットアップおよび構成に対して、情報、制御面、またはその両方を提供するBIOS要素。
BIOS属性には、通常、コンピューターのシステムおよびオプションのROMセットアップ画面からアクセスできる。BIOS管理プロファイル
blade/ブレード:
ストレージ、ネットワークやコンピューティング機能などデータ・センターの1つ以上の運用機能を備え、電源や冷却などのインフラストラクチャについては搭載されているモジュラー・システムに依存する物理パッケージ。モジュラー・システム・プロファイル
blade expansion/ブレード拡張:
コンピューター・システムの追加機能をブレードに提供する物理パッケージであるが、それ自体では、システムの機能をサポートする十分な機能を備えていないもの。モジュラー・システム・プロファイル
Board of Directors(Board)/理事会:
議決権を持つメンバーとなっている会員会社で、議決権を持つメンバーによって理事に選出されたメンバー。理事企業は、理事会の理事長を任命する。作業部会向けのDMTFプロセス
Body/部会:
この用語は、各種の文中で対象としている委員会、分科会、フォーラム、分会、WGなどの代わりに使用される。
委員会、分科会、フォーラム、分会、またはWGを言い換えた用語。作業部会向けのDMTFプロセス
boot configurable system/ブート構成可能システム:
管理対象となっているブート構成を備えたCIM_ComputerSystemのインスタンス。ブート制御プロファイル
boot configurable representation/ブート構成可能表現:
ブート構成のCIM表現。クラスCIM_BootConfigSettingのインスタンスのほか、そのインスタンスで直接または間接的に集約するCIM_BootSourceSetting、CIM_BootSettingData、およびCIM_SettingDataの各クラスのすべてのインスタンスを必要に応じて追加して構成される。ブート制御プロファイル
Boot Control Vector(BCV)/ブート制御ベクトル(BCV):
詳細は、BIOSブート仕様を参照。ブート制御プロファイル
bridge/ブリッジ:
一般的に、1つのコンピューター・バスを別のコンピューター・バスと接続あるいは相互接続する回路またはロジックであり、一方に接続されているエージェントから他方に接続されているエージェントへのアクセスを可能にする。本文書では、特に明記がない限り、ブリッジという用語でMCTPブリッジを指している。MCTP基本仕様
bulk subscription/バルク登録:
複数のインディケーション・フィルターを含むフィルター・コレクションへのインディケーションの登録。インディケーション・プロファイル
bus/バス:
共通物理レイヤーのアドレス空間を共有する1つ以上のプラットフォーム構成要素間で共有する物理アドレスドメイン。MCTP基本仕様
bus owner/バス所有者:
バスでのアドレス割り当て(論理または物理アドレス)の管理を担当する関係者(たとえば、MCTPでは、特定のバスのEID割り当ての管理を担当する関係者がバス所有者である)。バス所有者は、物理アドレスの割り当てなど、メディア固有の処理も追加で担当する場合がある。MCTP基本仕様
byte/バイト:
8ビットの数量。1オクテットとも呼ばれる。注意:PMCI仕様では、オクテットではなくバイトという用語を使用する。MCTP基本仕様
C
cache memory/キャッシュ・メモリー:
プロセッサーのキャッシュ・メモリーを表すCIM_Memoryのインスタンスを示す。CPUプロファイル
can/できる、可能性がある、場合がある、ことがあるなど:
物質的、物理的、または因果的にかかわらず可能性および能力を表す説明に使用する。プロファイル登録
cannot/できない:
物質的、物理的、または因果的にかかわらず可能性および能力を表す説明に使用する。プロファイル登録
capabilities collection/機能コレクション:
CIM_Capabilitiesクラスのインスタンスに用いられるCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
capabilities set/機能セット:
CIM_CapabilitiesインスタンスへのCIM_SettingsDefineCapabilitiesと関連を持つクラスCIM_SettingDataのインスタンスと関連付けられたCIM_Capabilitiesインスタンスの集合。割り当て機能プロファイル
capacities collection/キャパシティ・コレクション:
CIM_ConfigurationCapacityクラスのインスタンスに用いられるCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
cardinality/カーディナリティー:
要素の数。1つのセットにあるインスタンスの数。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
central class/セントラルクラス:
プロファイルで定義されたクラスのうち、そのプロファイルの準拠レベルを識別するための中心として識別されるクラス。プロファイル登録
central class adaptation/セントラルクラス・アダプテーション:
プロファイルに対する実装の準拠レベルを公開するためのアルゴリズム上の中心として機能するインスタンスを持つクラス・アダプテーション。より一般的な定義については、DSP1001を参照。用語"scoping class adaptation/スコーピング・クラス・アダプテーション"も参照。管理プロファイル使用法ガイド
プロファイルで具体的に指定されたクラス・アダプテーション。セントラルクラス・アダプテーションは、プロファイルの中心点である。プロファイル登録プロファイル
scoping class adaptation/スコーピング・クラスアダプテーションも参照。
central class methodology/セントラルクラス法:
プロファイルの準拠レベルを公開するためのアルゴリズムであり、アルゴリズムの中心として、登録済みプロファイルのセントラルインスタンスを使用する。完全な定義については、6.2.2を参照。プロファイル登録プロファイル
scoping class methodology/スコーピング・クラス方法論も参照。
central element/セントラル要素:
セントラルクラス・アダプテーションによってモデル化される管理対象オブジェクト・タイプ。プロファイル登録プロファイル
scoping element/スコーピング要素も参照。
Central Instance/セントラルインスタンス:
プロファイルの実装の中心となるセントラルクラスのインスタンス。
セントラルクラスアダプテーションのインスタンス。用語"scoping instance/スコーピング・インスタンス"も参照。プロファイル登録プロファイル
scoping instance/スコーピング・インスタンスも参照。
Certification Registry(CR)/認定レジストリー(CR):
DMTF準拠プログラムおよびDMTFによる認定済み準拠試験結果の提出の公式記録。以下のDMTF Web サイトで公開されている:http://www.dmtf.org共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Certification Revocation List(CRL)/証明書失効リスト(CRL)
certified implementation/認定済み実装:
準拠試験結果の検証合格をプログラム管理者が書面で申請者に通知している実装。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Change Request(CR)/変更要求(CR):
MOFスキーマ(CIMスキーマ)またはDMTF文書に対する変更を要求するために使用する書式。作業部会向けのDMTFプロセス
channel/チャネル:
1つのネットワーク・インターフェース(ポート)を通したNC-SIパススルー操作をサポートする制御ロジックおよびデータ・パス。
複数のネットワーク・インターフェース・ポートを持つネットワーク・コントローラーは、同じ数のNC-SIチャネルをサポートできる。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
chassis/シャーシ:
クラスCIM_Chassisで定義する配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
child pool/子プール:
他のリソース・プールで裏付けられたリソースのプール。親リソース・プールからリソースを使用するコンシューマー。ホスト・リソースを持たず、リソース割り当てを介して親プールからリソースを取得する。リソース割り当てプロファイル
CIM client/CIMクライアント:
CIMサーバーによって処理されるCIM操作の発信の責任を持つ役割。
この定義は、クライアント・ライブラリーコンポーネントあるいは管理アプリケーション全体といった特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM element/CIM要素:
スキーマの定義に使用するCIMメタモデルの構成要素のうち、クラス、インスタンス、プロパティ、メソッド、パラメータ、または修飾子のいずれか。HTTPを介したCIM操作
CIMメタモデルの構成要素のうち、名前空間、クラス、プロパティ、メソッド、または修飾子のいずれか。
CIM_ElementSettingData(ESD)
CIM_EthernetPortAllocationSettingData(EPASD)
CIM_EthernetPortAllocationSettingDataとは、イーサネット・ポート・リソースの割り当てに関連する設定を表現するものである。。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
CIM export message/CIMエクスポート・メッセージ:
ターゲットの外部にあるCIM名前空間または要素に関する情報をやりとりするために使用するCIMメッセージ。HTTPを介したCIM操作
CIM listener/CIMリスナー:
CIMサーバーによって発信されるCIMインディケーションの処理に責任を持つ役割。
この定義は、スタンドアロン・デーモンの構成要素あるいは管理アプリケーション全体といった特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM message/CIMメッセージ:
CIM製品間で情報を交換するために使用する、適切に定義された要求または応答のデータ・パケット。HTTPを介したCIM操作
CIM metamodel/CIMメタモデル:
CIMインフラストラクチャの仕様で記述されているメタモデルであり、準拠するスキーマを作成するためのセマンティクスが定義されている。CIMインフラストラクチャの仕様
CIM object/CIMオブジェクト:
CIMサーバーを介してアクセス可能なクラス、インスタンス、修飾子タイプ、または名前空間。汎用操作の仕様
オブジェクトはアドレス指定可能にすることができる。つまり、オブジェクト・パスを持つことができる。埋め込みオブジェクトはアドレス指定できないオブジェクトであり、埋め込み先のプロパティ、パラメータ、またはメソッドの戻り値を通して間接的にアクセスできる。インディケーションのインスタンスも、アドレス指定できないオブジェクトである。なぜなら、CIMサーバーを介してアクセスできず、それらが配信されるプロトコル・メッセージ内にのみ存在するからである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM-XML宣言で定義されているか、WBEMサーバーでアクセス可能な名前空間、クラス、インスタンス、または修飾子。HTTPを介したCIM操作
CIM operation/CIM操作:
CIMクライアントによって発信され、CIMサーバーによって処理される、CIMプロトコルによる影響。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM protocol/CIMプロトコル:
CIMクライアント、CIMサーバー、およびCIMリスナーの間で使用されるプロトコル。この定義は、特定の通信プロトコル・スタックを示すものではなく、そのプロトコルがリモート通信を実行することを示すものでもない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM-RS operation/CIM-RS操作:
CIM-RSプロトコルでの相互作用のうち、WBEMクライアントがWBEMサーバーでアクションを呼び出す操作、またはWBEMサーバーがWBEMリスナーでアクションを呼び出す操作。完全な定義については、5.1を参照。CIM-RS操作
CIM-RS payload element/CIM-RSペイロード要素:
CIM-RSプロトコルによって使用されるHTTPメッセージのエンティティ・ボディのコンテンツのタイプ。ペイロード要素は、CIM-RS操作では抽象的に定義され、本文書など、CIM-RSペイロード表現仕様で具体的に定義される。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS payload representation/CIM-RSペイロード表現:
CIM-RS操作で定義されている抽象ペイロード要素が、CIM-RSプロトコルによって使用されるHTTPメッセージのエンティティ・ボディでどのようにエンコードされるのかを定義するエンコード形式。これには、リソース表現も含まれる。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS payload representation specification/CIM-RSペイロード表現の仕様:
JSONでのCIM-RSペイロード表現のように、CIM-RSペイロード表現を定義している仕様。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS protocol/CIM-RSプロトコル:
CIM-RSプロトコル仕様で定義されているRESTfulプロトコル。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、これに対してJSONでのペイロード表現を記述している。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS resource/CIM-RSリソース:
WBEMサーバーまたはWBEMリスナーのエンティティであり、CIM-RSリソース識別子を使用して参照でき、したがって、CIM-RSプロトコルでHTTPメソッドのターゲットとなりうる。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、"リソース"とも呼ばれる。
CIM-RS resource identifier/CIM-RSリソース識別子:
CIM-RSプロトコル仕様の定義に従ったWBEMサーバーまたはWBEMリスナーのCIM-RSリソースへの参照であるURI。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、"リソース識別子"とも呼ばれる。
CIM Schema/CIMスキーマ:
DMTFが公開しているスキーマであり、共通情報モデルを定義する。コア・モデルと共通モデルに分けられている。拡張スキーマはDMTFの管轄外で定義されており、CIMスキーマの一部とはみなされない。CIMI-CIM仕様
CIMメタモデルに準拠するモデルの形式的言語表現(CIMスキーマを含むがそれに限定されない)。作業部会向けのDMTFプロセス
CIM server/CIMサーバー:
CIMクライアントから発信されたCIM操作の処理およびCIMリスナーによって処理されるCIMインディケーションの発信に責任を持つ役割。
この定義は、CIMOMやプロバイダーの構成要素への分離など特定の実装アーキテクチャーを示すものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM_SettingsDefineCapabilities(SDC)
CIM_SettingsDefineState(SDS)
CIM-XML consumer/CIM-XMLコンシューマー:
CIM-XMLメッセージを受信するWBEMサーバー、クライアント、またはリスナー、あるいはCIM-XML宣言を使用するプログラム。XMLでのCIMの表現
CIM-XML declaration/CIM-XML宣言:
XMLでのCIMの表現仕様で定義されているDECLARATION要素を使用した、CIMオブジェクト(クラス、インスタンス、および修飾子)の宣言。当該仕様のバージョン2.4以前には、"CIM declaration(CIM宣言)"という用語が使用されていたことに注意を要する。XMLでのCIMの表現
CIM-XML message/CIM-XMLメッセージ:
XMLでのCIMの表現仕様で定義されているMESSAGE要素を使用した、CIM-XMLプロトコルの要求メッセージまたは応答メッセージ。当該仕様のバージョン2.4以前には、"CIM message(CIMメッセージ)"という用語が使用されていたことに注意を要する。XMLでのCIMの表現
CIM-XML producer/CIM-XMLプロデューサー:
CIM-XMLメッセージを送信するWBEMサーバー、クライアント、またはリスナー、あるいはCIM-XML宣言を生成するプログラム。XMLでのCIMの表現
CIM-XML protocol/CIM-XMLプロトコル:
DSP0200, CIM Operations over HTTP 1.4で定義されたHTTPを介したCIM操作およびXMLでのCIMの表現で定義されたXMLでのCIMの表現を使用するWBEMプロトコル。XMLでのCIMの表現
CIM-XML schema/CIM-XMLスキーマ:
XMLでのCIMの表現で定義された、XMLでCIMを表すためのXMLスキーマ。XMLでのCIMの表現
class/クラス:
修飾なしで使用された場合には、関連クラスまたはインディケーション・クラスを含むCIMクラスを指す。関連クラスでもインディケーション・クラスでもないCIMクラスに対しては、"ordinary class/通常のクラス"という用語を使用する。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class adaptation/クラスアダプテーション:
クラスの要件および制約を定義する名前付きプロファイル要素。クラスアダプテーションは、特定の目的のためにスキーマのクラス定義を適応させることであり、他のクラスアダプテーションに基づいたものとすることもできる。管理プロファイル使用法ガイド
class declaration/クラス宣言:
クラスの定義(または仕様)。たとえば、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスは、CIMクライアントで取得できる。その結果、CIMクライアントが受信するものは、実際はクラス宣言である。頻繁に発生することではないが、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスの宣言をCIMクライアントが受信した時点で、CIMサーバー側では既にその定義が変更されていることもある。同様に、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスがCIM操作で変更されるとき、入力パラメータのうちの一つがそのCIM操作の処理中にそのクラスを変更するために使用するクラス宣言となっていることもある。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class origin/クラス・オリジン:
機能のクラス・オリジンは、その機能を定義しているクラスである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class path/クラス・パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
WBEMサーバーを通してアクセス可能なクラスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
client/クライアント:
MAPに対してクライアントの役割で稼働するシステム。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
管理プロファイルの該当部分を活用するWBEMクライアント。管理プロファイル使用法ガイド
仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル標準のプロファイルで指定される機能を活用するアプリケーション。仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル
WS-Management仕様で定義されているWebサービスを使用して、管理サービスにアクセスするアプリケーション。WS-Management仕様
client software/クライアント・ソフトウェア:
ユーザーが直接接続するクライアント-サーバー・アプリケーションの一部。たとえば、電子メール・クライアント。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリックス
cloud/クラウド: NISTクラウドコンピューティングの定義[参考文献: NIST Special Publication 800-145, Peter Mell and Timothy Grance, The NIST Definition of Cloud Computing]の2章で定義されている"クラウド・コンピューティング"と同義。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
Cloud Auditing Data Federation(CADF)/クラウド監査データ・フェデレーション(CADF):
データ形式およびインターフェース定義を介してベンダー間で情報を共有できるようにすることで、クラウド・セキュリティー・ポリシーのニーズに対応するオープン・スタンダード。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Cloud Computing/クラウド・コンピューティング:
管理作業やサービス提供者による介入を最小限に抑えて、迅速にプロビジョニングおよびリリースできる構成可能なコンピューティング・リソース(たとえば、ネットワーク、サーバー、ストレージ、アプリケーション、およびサービス)の共有プールにどこからでも便利にオンデマンドでネットワーク・アクセスできるようにするためのモデル。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Cloud Management Working Group(CMWG)/クラウド管理WG:
クラウド・サービスの管理およびクラウド・サービス・ライフサイクルの処理と属性を、クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェースでのその動作を通してモデル化する仕様を策定している。クラウド管理WG
Cloud Service Consumer or Cloud Consumer Administrator/クラウド・サービス利用者またはクラウド利用者側管理者:
利用者側ビジネス管理者、利用者サービス管理者、およびサービス・ユーザーを含む関係者のカテゴリー。利用者側ビジネス管理者は、利用するサービスに対する業務費用および財務費用の承認、使用するサービス・インスタンスの説明責任の引き受け、企業間関係の確立、アカウント、予算、および条件の設定などを担う。利用者サービス管理者は、サービス・インスタンスとサービス・インスタンス変更の要求、企業間関係でのサービスの購入、サービス・ユーザーの作成(ポリシーを含む)、コンピューティングやストレージなどのリソースの割り当て、レポート(使用量)の生成などを担う。サービス・ユーザーは、クラウド・サービス提供者から提供されるサービス・インスタンスを使用する。
"利用者"という用語は、該当のアクションまたはアクティビティーに上記の関係者の1人以上が関与する可能性がある場合に使用される。このカテゴリーの関係者を区別することが重要な場合、より詳細な用語が使用される。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
Cloud Service Provider/クラウド・サービス提供者:
サービス運用管理者、サービス事業管理者、サービス移行管理者などを含む関係者のカテゴリー。サービス運用管理者は、クラウド・サービスを提供するために必要な技術的インフラストラクチャの管理、SLAを基準としたパフォーマンスおよび使用量のモニタリングおよび測定、モニタリングおよび測定で得られた報告の提供などを担う。サービス事業管理者は、クラウド・サービス開発者が提供するすべてのタイプのサービスの提供、サービス提供者自体が提供できるサービスおよびクラウド・サービス提供者の代わりに提供するサービスの説明責任の引き受け、企業間関係のポートフォリオの確立、利用者に対するアカウントおよび条件の設定などを担う。サービス移行管理者は、"オン・ボーディング"、統合、プロセス採用などのクラウド・サービスを顧客が使用できるようにする措置の実施、カタログに掲載可能で利用者が使用できるテンプレートおよび構成に基づいたサービス製品の作成などを担う。
"提供者"という用語は、該当のアクションまたはアクティビティーに上記の関係者の1人以上が関与する可能性がある場合に使用される。このカテゴリーの関係者を区別することが重要な場合、より詳細な用語が使用される。
比較および整合のため、クラウド・サービス提供者(Cloud Service Provider)は、NISTクラウドコンピューティングリファレンスアーキテクチャ[参考文献: NIST Special Publication 500-292, Fang Liu, Jin Tong, Jian Mao, Robert Bohn, John Messina, Lee 395 Badger and Dawn Leaf, NIST Cloud Computing Reference Architecture]で定義されているクラウドプロバイダ関係者と同義であることに注意を要する。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
CLP Service/CLPサービス:
CLPを実装するMAP内の論理エンティティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
CLP Target/CLPターゲット:
CLPで使用するために承認されたプロファイルによって全体が定義されているプロパティ、挙動、UFcT (User Friendly class Tag)などを持つ管理要素または関連。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
collaboration structure diagram (CSD)/コラボレーション構造図(CSD)
Collection/コレクション:
他のResourceのコレクションを収め、クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル仕様で定義されている表現およびシリアライゼーションを備えた特定の種類のResource。"CIMI collection/CIMIコレクション"の同義語。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
command/コマンド:
管理コントローラーからネットワーク・コントローラーに送信され、ネットワーク・コントローラーに対してアクションの実行、データの返送、またはその両方の実行を要求する制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Command Line/コマンドライン:
コマンド動詞、省略可能なコマンド・ターゲット、オプションおよびオプションの引数、プロパティおよび値など、管理アクションの完全な表現を記述したテキスト・メッセージ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Processor/コマンド・プロセッサー:
MAPにある論理エンティティであり、着信するコマンドの解析、解釈、および実行ならびに応答の返送を担う。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Line Protocol (CLP)/コマンドライン・プロトコル(CLP):
システムの管理を目的として、サーバー・ハードウェア用のシステム管理アーキテクチャーによって定義された人間指向のコマンドライン・プロトコル。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Response/コマンド応答:
コマンドを発行するとCLPサービスからクライアントに返される応答。コマンド応答は、コマンド・ステータスおよびコマンドの結果で構成される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Results/コマンドの結果:
コマンド応答の一部として返される、正常に実行されたコマンドの結果そのもの。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Status/コマンド・ステータス:
CLPサービスからクライアントに返される、コマンド実行の全体的なステータスを記述した情報。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Status Data/コマンド・ステータス・データ:
コマンド応答の一部としてCLPサービスからクライアントに返される、コマンドのステータスを記述した詳細な情報。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Common Diagnostic Model (CDM)/共通診断モデル(CDM)
Common Information Model (CIM)/共通情報モデル(CIM):
- スキーマを定義するために使用されるメタモデルの名前(例:CIMスキーマまたは拡張スキーマ)。
- DMTFによって公開されているスキーマの名前(つまり、CIMスキーマ)。
common model/共通モデル:
特定のドメインに固有のCIMスキーマのサブセット。コア・モデルから派生しており、実際は、システム・モデル、アプリケーション・モデル、ネットワーク・モデル、デバイス・モデルなどの(ただし、これらに限定されない)モデルのコレクションである。CIMインフラストラクチャの仕様
Common Transport (CT)/共通トランスポート(CT)
Compliance Event/コンプライアンス・イベント:
コンプライアンス・イベントは、ポリシーまたは要件(多くの場合はコンプライアンス標準に記述された要件)に準拠していることを示す必要があるアクティビティーを報告するイベント・レコードである。注意:セキュリティー・コンプライアンス・イベントは、システム・リソースへのアクセスが発生した際に認可およびセキュリティー・ポリシーの適用に関連するアクティビティーを記録することに特化したコンプライアンス・イベントである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
component profile/コンポーネントプロファイル:
管理ドメインのサブセットを記述する(扱う)プロファイル。コンポーネントプロファイルのプロファイル仕様では、自律プロファイル(場合によっては別のコンポーネントプロファイル)の中でスコープ設定されているCIM要素を扱う。管理プロファイル使用法ガイド
管理プロファイル使用法ガイド(DSP1001)では、構成要素プロファイルにおいては、セントラルクラスアダプテーションおよびスコーピング・クラス・アダプテーションは同じではないと定義している。コンポーネントプロファイルを実装するには、1つ以上のスコーピング・プロファイルでスコープ設定している必要があり、そのスコーピング・プロファイルの1つと共に実装する場合にのみ実装可能である。コンポーネントプロファイルは、自律プロファイルおよびコンポーネントプロファイル(それ自体を含む)を参照でき、他のコンポーネントプロファイルをスコープ設定できる。プロファイル登録プロファイル
composition/コンポジション:
集約側の各インスタンスと集約される側のインスタンスの間の全体−部分関係を表現する強い関連。集約される側のインスタンスは、集約側のインスタンスと独立して存在することはできない。
たとえば、実行中のオペレーティングシステムとその論理デバイス間の包含関係は、コンポジションとみなすことができる。これは、オペレーティングシステムが存在しないと論理デバイスは存在できないためである。コンポジションは、強力な形式の集約でもある。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
computing device/コンピューティング・デバイス:
ソフトウェアがインストールまたは実行されているハードウェア。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
computing system/コンピューティング・システム:
アプリケーションのインストールおよび実行をサポートするオペレーティングシステムまたはファームウェアを含む1つ以上の仮想または物理コンピューティング・デバイス。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
concrete class adaptation/具象クラスアダプテーション:
抽象クラスアダプテーションではないすべてのクラスアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
concrete memory resource pool/具象メモリー・リソース・プール:
(元々のまたは具象の)親リソース・プールの容量を細分したリソース・プール。メモリー・リソース仮想化プロファイル
concrete profile/具象プロファイル:
抽象プロファイルではないすべてのプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
concrete storage resource pool/具象ストレージ・リソース・プール:
(元々のまたは具象の)親リソース・プールの容量を細分したストレージ・リソース・プール。メモリー・リソース仮想化プロファイル
condition/条件:
条件付きプロファイル要素または条件付き排他プロファイル要素を実装すべきかどうかを決定する、プロファイル内の仕様メカニズム。管理プロファイル使用法ガイド
conditional/条件付き:
対象のプロファイルが、指定されたプロファイル要素の実装を特定の条件下でのみ必要とすることを示す要件レベル。その条件を満たさない場合は、その指定されたプロファイル要素を実装するかどうかの判断は、その実装にゆだねる。管理プロファイル使用法ガイド
指定された条件に該当する場合、その文書に準拠するために厳密に従うべき要件を示す。IPインターフェース・プロファイル
conditional exclusive/条件付き排他:
対象のプロファイルが、指定されたプロファイル要素の実装を特定の条件下でのみ必要とすることを示す要件レベル。その条件を満たさない場合は、その指定されたプロファイル要素の実装を禁止する。管理プロファイル使用法ガイド
conditional exclusive profile/条件付き排他プロファイル:
条件付き排他要件レベルで参照するプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド、バージョン1.2.0
使用されているプロファイルのうち、条件付き排他要件レベルが設定されたプロファイル参照で参照するもの。管理プロファイル使用法ガイド、バージョン1.1.1
conditional profile/条件付きプロファイル:
使用されているプロファイルのうち、条件付き要件レベルが設定されたプロファイル参照で参照するもの。管理プロファイル使用法ガイド
configuration/構成:
特定のタイプの仮想リソースが持つ独立した形態のパラメータとして機能する値から成るメタデータの集合。
たとえば、マシン構成として、2.66 GHzのプロセッサー、4 GBのメモリー、および320 GBのローカル・ディスク・ストレージと同等のマシンというふうに定義できる。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェースの仕様
conformance or conformant/準拠レベルまたは準拠:
製品、プロセス、またはサービスが、指定された要件を満足していること。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program, Program (CP)/準拠プログラム、プログラム(CP):
DMTF準拠プログラムであるCDM準拠プログラム。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Administrator, Program Administrator (PA)/準拠レベル・プログラム管理者、プログラム管理者(PA):
すべての申請、提案、質問、および監理全般に関して、CDM準拠プログラム参加者の窓口となるDMTF側担当者。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Deficiency (CPD)/準拠プログラムの不備(CPD):
準拠プログラムで認証プロセスの障害となっている既知の問題。準拠プログラムの不備は、問題報告の結果として得られることがある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Guide/準拠プログラム・ガイド:
このプログラムで申請者が認証を取得する方法のプロセスを記述した文書。このガイドは、共通診断モデル1.0適合準拠レベル・ポリシー文書と共に使用される。準拠プログラム・ガイドは、申請者が認証を取得するために提案の検証を受ける際の詳細な手順を示す。他の関連文書への参照も記述されている。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformance requirements/準拠レベル要件:
提案が準拠しているとみなされるために実装する必要がある必須およびオプションの挙動の定義。準拠レベル要件は、CDM実装要件(DSP0255)に記載されている。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformance statement/準拠レベル・ステートメント:
提案がどのように準拠レベル要件を満たしているのかを申請者が正確に記述した一連の主張文書。どのオプションの機能がサポートされているのかの記述も含む必要がある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Test Results, Submission/準拠レベル・テスト結果、提案:
準拠レベルを示す準拠レベル・テスト・スイートによって生成されたファイル。準拠レベル要件のテストの実施方法および実施環境を正確に記述した詳細を添付することも必要である。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Test Suite (CTS)/準拠レベル・テスト・スイート(CTS):
この準拠プログラムの下で提案のテストおよび生成に使用するために、申請者にライセンス付きで提供されるソフトウェア・ツール。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformant/準拠:
仕様の要件および制約に準拠していること。共通情報モデル(CIM)メタモデル
consoles collection/コンソール・コレクション:
CIM_TextRedirectionSAPクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
consumer/利用者、コンシューマー:
利用者とは、製品を購入、インストール、配置、または使用する法的実体である。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
データからのデータ列挙を要求しているWebサービス。WS-Management仕様
contained entity/含まれているエンティティ:
コンテナ・エンティティに含まれているエンティティ。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Container Credential Store/コンテナ認証情報格納場所:
CIM_MemberOfCollection関連を介して特定の認証情報インスタンスに関連付けられたCIM_CredentialStoreのインスタンス。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
container entity/コンテナ・エンティティ:
1つ以上の他のエンティティを包含するか、それらで構成されていると識別されるエンティティ。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
container ID/コンテナID:
コンテナ・エンティティを一意に識別する数値。プラットフォーム記述子レコード(PDR)で使用される。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Container Keystore/コンテナ・キーストア:
所定のPKI認証情報インスタンスを包含するCIM_Keystoreの単一インスタンス。CIM_Keystoreのインスタンスは、CIM_MemberOfCollection関連を介してPKI認証情報のインスタンスに関連付けられている。管理プロファイルの認証
containing entity/包含するエンティティ:
所定のエンティティのコンテナ・エンティティを指す代替用語。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Control Objective/制御目標:
コンプライアンス関連の要件または慣例。これらの制御目標は、多くの場合、コンプライアンス監査によって証明されるポリシーおよび適用によって記述される。
この仕様の文脈でいう制御目標は、イベント・レコード、ログ、および報告の形式で監査コンプライアンス・データを提供することが求められるクラウド提供者に向けたものであることが普通である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Control traffic; Control packets/制御トラフィック、制御パケット:
NC-SIの管理を目的として管理コントローラーとネットワーク・コントローラーの間で送信されるコマンド、応答、および非同期イベント通知のパケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
cooling domain/冷却ドメイン:
1つ以上の冷却装置で構成される特定の冷却源を共有する一連のシステムおよび構成要素。モジュラー・システム・プロファイル
core model/コア・モデル:
どのドメインにも固有ではないCIMスキーマのサブセット。
コア・モデルは、共通モデルや拡張スキーマなどの派生モデルの基本を確立する。CIMインフラストラクチャの仕様
Core Properties/コア・プロパティ:
該当のクラスの定義を所有するプロファイルで挙動の要件が規定されていないプロパティ。なお、このプロパティはMOFで定義されている。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Correlated Event/相関イベント:
何らかの関係(多くの場合は因果関係)によって、他の一連のイベントに関連付けられているイベント。たとえば、スローされたリソースがキャッチされるという意味で、"スロー"イベントは、対応する"キャッチ"イベントに関連付けることができる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
coverage/カバレッジ:
インディケーション・ゲートを通過できる一連のインディケーション。インディケーション・プロファイル
creation class/作成クラス:
インスタンスの作成クラスは、インスタンスの大部分が派生したクラスである。
インスタンスの作成クラスは、インスタンスの生成場所とみなすこともできる(なお、CIMでは、作成クラスに対してインスタンス作成操作を発行する方法によらなくてもインスタンスを生成できる)。CIMインフラストラクチャの仕様
Credential Instance/認証情報インスタンス:
CIM_Credentialのサブクラスのインスタンス。認証情報管理プロファイル
Cumulative Privilege/累積特権:
付与される権利を表すCIM_Privilegeの概念的インスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
Cumulative Role Privilege/累積ロール特権:
CIM_Roleの特定のインスタンスと関連付けられているすべての付与された特権および拒否された特権の概念的表現であるCIM_Privilegeのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
current boot configuration/現在のブート構成:
管理対象システムが最後に正常にブートしたときに使用されたCIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
current data/現在のデータ:
特定のメトリックに利用可能な最新のデータ。オンライン・モニタリングおよびスナップショット・モニタリングは、現在のデータ・アクセスのタイプである。基本メトリック・プロファイル
Current Default Target (CDT)/現在のデフォルト・ターゲット(CDT)
相対ターゲット・アドレスとして表されるすべてのコマンド・ターゲットのデフォルト基本アドレスを確立するCLPセッション環境設定であり、入力されたコマンドでターゲット条件が指定されていない場合に、そのコマンドのターゲットとして使用される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
current resource allocation setting data/現在のリソース割り当て設定データ:
割り当てられたリソースを記述するリソース割り当て設定データ。ホスト・システムがリソース割り当ての動的な変更をサポートしている場合、定義済みリソース割り当て設定データとは異なる。リソース割り当てプロファイル
current setting data/現在の設定データ:
仮想リソースまたはシステムの現在の割り当て状態と関連付けられた仮想設定データ。割り当て機能プロファイル
D
data center/データ・センター:
コンピューティング・リソースを提供する物理的な場所であり、物理システムおよび仮想システム、ストレージ、ネットワーキングなどで構成できる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Data Federation/データ・フェデレーション:
2つ以上のドメインが、サービスまたはコンテンツの合成、利用または配信、および相互の調整のために監査データなどの情報を共有および交換できる方法。[参考文献:Kobielus, James, "New Federation Frontiers In IP Network Services",]、[参考文献:Miguel Montarelo Navajo et al. “Draft Report of the Task Force on Interdisciplinary Research Activities applicable to the Future internet”]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
data source/データ・ソース:
WS-Management仕様で定義されている列挙操作を介して列挙コンテキストを使用した全探索をサポートするWebサービス。WS-Management仕様
dedicated virtual resource/専用仮想リソース:
1つ以上のホスト・リソースの排他的使用を許可された仮想リソース。この排他使用により、そのホスト・リソースは他のコンシューマーと共有されなくなる。リソース割り当てプロファイル
default boot configuration/デフォルト・ブート構成:
コンピューター・システムの製造元またはクライアントが、そのデフォルト・ブート構成であることを示すタグを付けたCIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
defined coverage/定義済みカバレッジ
規定的ステートメントを介して静的フィルター・コレクションのプロファイルによって指定されるカバレッジ。インディケーション・プロファイル
defined resource allocation setting data/定義済みリソース割り当て設定データ:
リソース割り当て要求を記述するリソース割り当て設定データ。リソース割り当てプロファイル
delimited substring/区切られている部分文字列:
物理要素のVendorCompatibilityStringsプロパティまたはCIM_ConfigurationCapacityのインスタンスの部分文字列要素。
この部分文字列は、元の文字列(VendorCompatibilityStringsプロパティの配列にある要素を表す文字列)の先頭から始まり、その文字列の最後またはコロン(:)の前にある文字で終わる。物理資産プロファイル
delivery mode/配信モード:
ソースからシンクに通知メッセージが配信されるメカニズム。WS-Management仕様
Denied Privilege/拒否された特権:
PrivilegeGrantedプロパティが、FALSEに設定されているCIM_Privilegeのインスタンス。関連付けられたロールの拒否された特権を表す。ロール・ベースの認可プロファイル
deployment/デプロイメント:
予約済みまたは準備済みの環境にサービス・インスタンスをインストールするプロセス。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
deployment function/デプロイメント機能:
実行することによって準備済みの仮想システムが得られる機能。オープン仮想化フォーマット仕様
deployment platform/デプロイメント・プラットフォーム:
OVFパッケージをインストールする製品。オープン仮想化フォーマット仕様
deployment system/デプロイメント・システム:
ソフトウェア・パッケージまたはアプライアンスをインストールするシステム。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
deprecated/非推奨:
プロファイル要素またはプロファイルで定義された挙動が古いものであり、新しい構造に置き換えられていることを示すキーワード。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
derivation/導出:
参照元のプロファイルが、指定された参照先のプロファイルに基づいており、その参照先プロファイルに代えて使用できることを示す要件レベル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
derived profile/派生プロファイル:
参照先のプロファイルを基にしたプロファイル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
direct I/O/直接入出力:
仮想システムが、非仮想ホストに直接接続していること。仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル
discovery mechanism/ディスカバリー・メカニズム:
ブール値の結果を生成するCIMベースのメカニズムであり、これによって、オプションのプロファイル要素、条件付きプロファイル要素、または条件付き排他プロファイル要素のどれが実装または使用可能であるかをクライアントで検出できる。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
DMTF Document/DMTF文書:
DMTFによって公開されたすべての資料。ただし、プレス・リリース、Webページ資料、マーケティング販促用品は除く。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Draft Standard/DMTFドラフト標準:
DMTF理事会によってまだ公開を承認されていない規定的DMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Informational document/DMTF情報文書:
非規定的DMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Informational Specification/DMTF情報仕様:
DMTFインキュベータによって作成された情報文書。そのインキュベータが通常のDMTFWGに移行した後でDMTF標準になる場合がある。これらの文書は、DMTF情報文書ではなく、DMTF仕様と類似したプロセスを経るが、DMTF標準ではない。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Member Review/DMTFメンバーによるレビュー期間:
仕様の場合は、DMTF標準として公開する前の期間。この期間は、知的財産関連のレビューを実施する期間、および広くDMTFメンバーからの最終的な意見を受け取る期間として確保される。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Standard/DMTF標準:
問題のある特定のドメインに対処し、DMTFによって公開された規定的性質を持つDMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Standard Publication Identifier (DSP identifier)/DMTF標準公開識別子(DSP識別子):
すべてのDMTF文書に割り当てられている識別子。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Request (DR)/文書要求(DR):
DSP識別子の取得、その所有権の獲得、またはDSP識別子の返納に使用するテンプレート。作業部会向けのDMTFプロセス
Document State/文書の状態:
Webサイト上のメタデータなど、文書の外部で保持される文書の状態。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Status/文書のステータス:
文書の内部で保持される、その文書のステータス。このステータスは、最初のページに記述されていることが普通で、その値は「作業部会向けのDMTFプロセス」第5.3項で定義されているステータス値に限定されている。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Type/文書のタイプ:
文書の内部で保持される、その文書のタイプ。このタイプは、最初のページに記述されていることが普通で、その値は「作業部会向けのDMTFプロセス」第6.2.1項で定義されているステータス値に限定されている。作業部会向けのDMTFプロセス
domain/ドメイン:
管理または専門分野の領域。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
duplicate object/重複オブジェクト:
結果集合にあるオブジェクトのうち、重複したオブジェクト・パスを持つオブジェクト。汎用操作の仕様
duplicate object path/重複オブジェクト・パス:
結果集合にあるオブジェクト・パスのうち、WBEMサーバーを介してアクセス可能な同じCIMオブジェクトを参照するオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
dynamic ethernet connection allocation/動的イーサネット接続割り当て:
デフォルトのイーサネット・スイッチ・ポートがイーサネット接続割り当ての一部としてインスタンス化されているイーサネット接続。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
dynamic filter/動的フィルター:
クライアントが制御するライフサイクルを持つCIM_IndicationFilterのインスタンス。インディケーション・プロファイル
dynamic indication filter/動的インディケーション・フィルター:
ライフサイクルがクライアントによって制御されるインディケーション・フィルター。インディケーション・プロファイル
dynamic power savings mode/動的省電力モード:
内部フィードバックに依存して電力消費を制限する省電力モード。電力使用量管理プロファイル
E
CIM_EthernetPortAllocationSettingData(EASD)
Editing Body/編集団体:
特定の文書に対する編集責任を割り当てられた委員会、分科会、またはWG。作業部会向けのDMTFプロセス
effective qualifier value/有効な修飾子値:
すべてのスキーマ要素で、その要素にスコープ設定された修飾子ごとに、有効な修飾子値を決定できる。各要素の有効な修飾子値は、その要素の修飾子の挙動を決定する値である。
たとえば、修飾子CounterはフレーバーToSubclassおよびデフォルト値のFalseで定義される。クラスACME_DeviceのプロパティNumErrorsでCounterにTrueの値を指定した場合、そのプロパティの修飾子Counterの有効な値はTrueである。クラスACME_DeviceのACME_Modemサブクラスが、Counter修飾子を再び指定することなくNumErrorsをオーバーライドする場合、そのプロパティの修飾子Counterの有効な値もTrueである。これは、そのフレーバーToSubclassによって、修飾子Counterの有効な値は、その修飾子が指定されている要素の次の上位要素で決まると定義されているためである。CIMインフラストラクチャの仕様
スキーマ要素に対して指定されている修飾子の有効な値は、その修飾子の伝搬規則を考慮して、そのスキーマ要素に対する修飾子の挙動を決定する値である。完全な定義については、共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャを参照。汎用操作の仕様
element/要素:
スキーマ要素の同義語。CIMインフラストラクチャの仕様
Electronic Ballot/電子投票:
作業部会向けのDMTFプロセスに定義されている手順に従って、電子的に実施される投票。
eligible participants/適格参加者:
アプリケーション使用許諾契約書に記載されている条件の下でこのプログラムへの参加を希望する企業。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
embedded class/埋め込みクラス:
プロパティ、パラメータ、またはメソッド戻り値の値に埋め込まれているクラス宣言。CIMインフラストラクチャの仕様
embedded instance/埋め込みインスタンス:
プロパティ、パラメータ、またはメソッド戻り値の値に埋め込まれているインスタンス宣言。CIMインフラストラクチャの仕様
embedded object/埋め込みオブジェクト:
埋め込みクラスまたは埋め込みインスタンス。CIMインフラストラクチャの仕様
emulated media device/エミュレートされたメディア装置:
管理対象システム上にローカルにエミュレートされたメディア装置。物理メディア装置を使用しているリモート・システムにリダイレクトできる。メディア・リダイレクト・プロファイル
emulated USB device/エミュレートされたUSB装置:
管理対象システム上でローカルにエミュレートされたUSB装置。物理USB装置を使用しているリモート・システムにリダイレクトできる。USBリダイレクト・プロファイル
enabled logical element/有効な論理要素:
有効な状態の概念が関連付けられている論理管理対象要素。有効な論理要素プロファイル
endpoint/エンドポイント:
MTCPエンドポイントを参照。
endpoint ID/エンドポイントID:
MTCPエンドポイントIDを参照。
entitlement (software)/エンタイトルメント(ソフトウェア):
ソフトウェア購入者とソフトウェア著作権所有者の間の使用許諾契約書の定義に従った、ソフトウェア・ライセンス使用権の法的所有権。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
entity/エンティティ:
PLDMモニタリングおよび制御データの構造を使用して識別される特定の物理エンティティまたは論理エンティティ。このような識別の目的は、プラットフォーム管理サブシステムでのそのエンティティのモニタリング、制御、または識別、あるいはPLDMモニタリングおよび制御を使用して監視または制御する他のエンティティに対するそのエンティティの関係の識別である。
物理エンティティの例として、プロセッサー、ファン、電源、メモリー・チップがある。論理エンティティの例として、論理電源(複数の物理電源で構成できる)、論理冷却装置(複数のファンまたは冷却装置で構成されうる)がある。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
entity ID/エンティティID:
エンティティの特定のタイプを識別するために使用される番号。そのエンティティが物理エンティティであるか論理エンティティであるかを、このIDでは指定しない。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entity Instance Number/エンティティ・インスタンス番号:
同じタイプのインスタンスを区別するために使用される番号。
たとえば、2つのプロセッサー・エンティティが存在する場合、それらの一方をインスタンス番号1、他方をインスタンス番号2と指定できる。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entity Type/エンティティ・タイプ:
エンティティの特定のタイプおよびそのエンティティが物理エンティティであるか論理エンティティであるかを識別する数値。
エンティティIDは、エンティティ・タイプのサブフィールドである。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entry Point Structure (EPS)/エントリー・ポイント構造(EPS)
enumeration context/列挙コンテキスト:
WS-Management仕様で定義されているPull操作を使用して、XML要素情報項目の論理シーケンス全体にわたる特定の走査を表すセッション・コンテキスト。WS-Management仕様
error reporting requirement/エラー報告要件:
エラー状態を報告するためにメソッド要件または操作要件の一部として定められている要件。管理プロファイル使用法ガイド
ethernet adapter/イーサネット・アダプタ:
仮想システムまたはホスト・システム上のイーサネット・デバイスをモデル化するEthernetPort、それに関連付けられているLANエンドポイント、およびオプションのVLANエンドポイント。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter allocation request/イーサネット・アダプタ割り当て要求:
CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される、仮想マシンへのイーサネット・アダプタ・リソース割り当ての要求。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter resource allocation/イーサネット・アダプタ・リソース割り当て:
仮想システムへのイーサネット・ポートの割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter resource pool/イーサネット・アダプタ・リソース・プール:
仮想コンピューター・システム・リソース割り当てのためのリソースとして使用可能なイーサネット・アダプタを表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection/イーサネット接続:
イーサネット・アダプタを実装したLANエンドポイントとイーサネット・スイッチ・ポートを実装したLANエンドポイントとの接続。この接続により、仮想イーサネット・アダプタまたはホスト・システム・イーサネット・アダプタからイーサネット・スイッチ・ポートへの接続を実現できる。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection allocation/イーサネット接続割り当て:
イーサネット・アダプタ上のLANエンドポイントと、イーサネット・スイッチ・ポート上のLANエンドポイントの間の接続に対する割り当て要求。
イーサネット接続割り当て要求によって、仮想イーサネット・アダプタや仮想スイッチ・ポートなど、この要求によって接続されるエンティティの暗黙的な割り当てが実行される。イーサネット接続割り当て要求は、CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection allocation request/イーサネット接続割り当て要求:
イーサネット・アダプタのLANエンドポイントと、イーサネット・スイッチ・ポートのLANエンドポイント間のイーサネット接続の割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection resource pool/イーサネット接続リソース・プール:
仮想コンピューター・システムの仮想イーサネット・スイッチ上で使用可能なイーサネット接続を表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port/イーサネット・スイッチ・ポート:
EthernetPort、それに関連付けられたLANエンドポイント、およびイーサネット・スイッチ上のイーサネット・ポートをモデル化するオプションのVLANエンドポイント。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port allocation request/イーサネット・スイッチ・ポート割り当て要求:
イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当ての要求。CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port resource allocation/イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当て:
仮想イーサネット・スイッチへのイーサネット・ポートの割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port resource pool/イーサネット・スイッチ・ポート・リソース・プール:
仮想イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当てのリソースとして使用可能なイーサネット・スイッチ・ポートを表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
event/イベント:
管理アプリケーションで扱う対象となる現象の発生。
イベントはCIMで直接公開されないが、モデルの変更またはCIM_Indicationサブクラスのインスタンス化によって表すことができる。
1."実際のイベント"
2."イベント・レコード"
一般的な用法では、"実際のイベント"と"イベント・レコード"のどちらを指す場合も、そのいずれであるのかが文脈で明らかであると予想される場合、単に"イベント"を使用する。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
対象とする現象の観察可能な発生。管理プロファイル使用法ガイド
Event Action/イベント・アクション:
イベント・ターゲット・リソースに対してイベント・イニシエーター(リソース)によって実行されるアクション(動詞)。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event-based monitoring/イベントベースのモニタリング:
非同期通知をトリガーするためにメトリックのしきい値を使用するプロセス。基本メトリック・プロファイル
event consumer | consumer/イベント・コンシューマー | コンシューマー:
イベントのコンシューマーは、CADFイベントを処理、報告、またはそれ以外の方法で使用することを必要とするエンティティである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Import and Export/イベントのインポートおよびエクスポート:
類似した前後関係を持つ監査可能イベント記録を収めたログを、クラウド提供者との間でインポートおよびエクスポートすることをサポートする。
フェデレーションを可能とし、この仕様に従った値に、ドメイン固有の値(識別子や分類値など)を変換する操作およびその逆方向の変換操作をサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Initiator/イベント・イニシエーター:
イベント・アクションを開始、発生、または誘発したリソース。通常、開始元のリソースは、イベントが発生したシステムによって識別または記述できるユーザーまたはサービスのいずれかである[参考文献:The Open Group, Distributed Audit Services (XDAS) Project, Distributed Audit Service (XDAS) – Preliminary Specification]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Log/イベント・ログ:
イベント・レコードを永続的に収集したもの。文脈によっては、この用語は単にログと表記される場合がある。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Observer/イベント・オブザーバー:
実際のイベントを観察し、それを記述するイベント・レコードを生成したリソース。オブザーバーは、それ自体がイベント・イニシエーターまたはイベント・ターゲットである場合もない場合もある。
EPTS用語集では、このリソースは、イベント・レコードのイベント・ソースと呼ばれることに注意を要する。CADF仕様では、イベント・オブザーバーとイベント・イニシエーターとの相違が曖昧にならないように、"ソース"という用語の使用は回避している。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event provider/イベント・プロバイダー:
CADFイベント・レコードを生成または配信できるエンティティ。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Query/イベント問合せ:
たとえば、何らかの選択条件に一致する永続的なイベント・レコードの特定のセットを求めるために、コンシューマーからプロバイダーに発行された要求。この要求に対しては、問合せの時点で存在している該当のイベント・レコードのみを、独立したトランザクションとして結合したセットが返されることが普通である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)-データ形式およびインターフェース定義の仕様 - 一般用語
特定の条件(日時の範囲、イベントの分類、ドメイン固有の識別子とタグ、特定のリソース・タイプの存在など)に一致するイベント・レコードを問い合わせるための標準的な方法をサポートする。この仕様で定義されているか特定のドメインと関連付けられている特定のリソース・タイプまたは分類値が存在するイベントに明確に一致するか、そのようなイベントであると明確に特定できる監査イベント・データ・セットを(ログや報告の形式などで)選択するフィルターをサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)-データ形式およびインターフェース定義の仕様 - インターフェース定義
Event Record/イベント・レコード:
一般的にはコンピューター処理のために、イベントを表すか、エンコードするか、または記録するレコードまたはオブジェクト。
一般的な使用法では、文脈から意味が明らかであれば、"イベント・レコード"を指す場合でも単に"イベント"とすることがある。
"CADFイベント・レコード"という用語は、具体的には、CADF仕様に従うイベント・レコードを参照するために使用される。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event sink/イベント・シンク:
通知を受け取るWebサービス。WS-Management仕様
event source/イベント・ソース:
この用語は、イベントをモデル化する場合、EPTS用語集など他の分野では別の意味で使用されることが多く、曖昧さの原因となることがある。したがって、CADF仕様では、この用語の使用は避け、"イベント・イニシエーター"および"イベント・オブザーバー"という、より正確な用語を使用することが望ましい。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Stream/イベント・ストリーム:
非永続的な直線的に順序付けられたイベントのシーケンス[参考文献:EPTS用語集]。
通常、イベント・ストリームは以下のようになっている。
- 時間順に並べることができる。
- 特定の時間間隔または他の条件(コンテンツ、スペース、ソース)で結合するか、開放型にして結合しないことができる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Submission/イベントの送信:
フェデレーテッド・ソース(またはサービス)からクラウド提供者への1つ以上のイベントのメッセージレベルの送信をサポートする。
イベント・データをさらに分類または増強するために使用できるリソースに、ドメイン固有のコンテキストを提供するため、イベントを送信したソースに関する情報をサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Subscription/イベント購読:
定期的なログおよび報告を生成するために使用できる永続的問合せをサポートする必要がある、クラウド提供者の管理プラットフォームをサポートする。
イベント、報告、またはログの生成頻度(関連付けられたフィルターを伴う)、および使用可能なストレージまたは伝送先を記述するデータをサポートする。リアルタイムのイベント・フィードの購読も含まれる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Target/イベント・ターゲット:
イベント・アクションの意図したターゲットとなっていた1つ以上のリソース[参考文献:The Open Group, Distributed Audit Services (XDAS) Project, Distributed Audit Service (XDAS) – Preliminary Specification]]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
explicit qualifier/明示的修飾子:
スキーマ要素でその使用法とは別に宣言されている修飾子のタイプ。CIMインフラストラクチャの仕様
implicit qualifier/暗黙的修飾子も参照。
exposed elements of a class/クラスの公開された要素:
クラスによって公開されているスキーマ要素の集合(つまり、プロパティおよびメソッド)は、クラスで定義されている要素の集合とクラスでオーバーライドされていない継承された要素の集合の和集合である。汎用操作の仕様
exposed property or method/公開されたプロパティまたはメソッド:
アダプテーションを使用してクライアントが使用できるプロパティまたはメソッド。アダプテーションによって公開されるプロパティまたはメソッドの集合は、アダプテーションされたクラスおよびそのスーパークラスで定義されているすべてのプロパティまたはメソッドの和集合である。プロパティまたはメソッドによってスーパークラスで定義されているプロパティまたはメソッドをオーバーライドすると、それらを結合した効果が1つのプロパティまたはメソッドとして公開される。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
extension schema/拡張スキーマ:
DMTFによって所有されていないスキーマであり、そのクラスはCIMスキーマのクラスから派生している。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
External Network Interface/外部ネットワーク・インターフェース:
外部ネットワーク・インフラストラクチャへの接続を提供するネットワーク・コントローラーのインターフェースであり、ポートとも呼ばれる。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
F
feature (software)/機能(ソフトウェア):
ソフトウェア製品の特定の機能またはロールを実行するソフトウェア要素のコレクション。粒度は、その機能を選択するそのアプリケーションの利用者またはユーザーにとって意味を持つレベルとなるように意図されている。この概念によって、ソフトウェア製品またはアプリケーション・システムは、製品またはアプリケーションがどのように構築されたのか(つまり、ソフトウェア要素)を反映する単位ではなく、ユーザーにとって意味を持つ単位に分解できる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
feature/機能:
1つ以上のプロファイル要素を実装する判断を1つの判断にグループ化したプロファイル要素。このグループ化は、実装機能に依存する他のプロファイル要素の実装を定義することで確立する。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
クラスで定義されているプロパティまたはメソッド。
機能は、クラスの利用者が使用可能である場合に公開される。クラスによって公開される機能のセットは、クラスおよびその上位系列で定義されているすべての機能の和集合である。ある機能で別の機能をオーバーライドすると、それらを結合した効果が1つの機能として公開される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
fee schedule/料金体系:
アプリケーション使用許諾契約書に記載されている料金体系。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
filter collection/フィルター・コレクション:
インディケーション・フィルターや他のフィルター・コレクションなど他のインディケーション・ゲートを含めることができるインディケーション・ゲート。インディケーション・プロファイル
filter query/フィルター問合せ:
CIMインスタンスに適用できる式。フィルター問合せ言語
Filtering/フィルタリング:
問合せの結果として返されるイベント・レコードのサブセットを選択するプロセスであり、通常、問合せで指定された選択条件に基づいて実行される。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
first-party authentication/ファースト・パーティ認証:
証明者利用者(RP)のローカルで実行されるサービスを使用して実行する認証。簡易ID管理プロファイル
flavor/フレーバー:
修飾子の伝搬、オーバーライド、および変換可能性のための規則を修飾子タイプに定義するメタデータ。たとえば、Key修飾子はフレーバーToSubclassおよびDisableOverrideを持つ。これは、その修飾子の値はサブクラスに伝搬され、サブクラスではオーバーライドできないことを意味する。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
frame/フレーム:
ノード間リンクを介したデジタル伝送のためにエンコードされた固定長または可変長のデータ・パケット。フレームは、IEEE 802.3に規定されたフレームを指す場合に使用される。その他のすべての場合には、パケットという用語が使用される。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
G
generic operation/汎用操作:
WBEMプロトコル間で共通な特定の操作およびセマンティクス。汎用操作の仕様
generic operations mapping:/汎用操作マッピング:
汎用操作の何らかの他のプロトコルの操作(たとえば、WBEM操作)または何らかのAPIの呼び出しへのマッピング。汎用操作の仕様
geographic/地理:
地理的位置(たとえば、国、州、郡、緯度/経度)を参照する配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
geolocation | geo-location/地理位置情報:
イベントに関連するリソースまたはエンティティの地理的位置を識別する情報を指す。
リソースまたは関係者の物理的な場所の識別は、どの場所に情報を保管する必要があるのかを定めるさまざまな国、地域、または論理的境界の法律に対するコンプライアンスを確認または監査するために、法的コンプライアンスの観点から重要である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
georouting | geo-routing/地理的ルーティング:
イベントの発生元からそのイベントに関与しているさまざまなリソースやイベント処理地点までのイベントの地理的追跡を指す。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Global Element Declaration/グローバル要素宣言:
スキーマのルート要素の直接の子として要素を配置する、XMLスキーマでの要素宣言。WS-CIMマッピング仕様
global filter collection/グローバル・フィルター・コレクション:
すべてのライフサイクル・インディケーションなど、インディケーションの大きなセットに対応するフィルター・コレクション。インディケーション・プロファイル
global indication filter/グローバル・インディケーション・フィルター:
すべてのアラート・インディケーションなど、インディケーションの大きなセットに対応するフィルター・コレクション。インディケーション・プロファイル
Granted Privilege/付与された特権:
PrivilegeGrantedプロパティがTRUE(関連付けられたロールの特権が付与されていることを表す)に設定されているCIM_Privilegeのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
guest software/ゲスト・ソフトウェア:
仮想システムの内部で実行されるソフトウェア。オープン仮想化フォーマット仕様
仮想マシン上で実行するために仮想ディスクに格納され、仮想マシンの電源がオンになったときに実行されるソフトウェア。ゲストは、通常、オペレーティングシステムならびにいくつかのユーザーレベルのアプリケーションおよびサービスである。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
H
host interface/ホスト・インターフェース:
ホスト・プロセッサーでローカルに実行されているソフトウェアが管理対象システムにある管理サブシステムのハードウェアにアクセスするために使用するハードウェア・インターフェースおよび関連付けられたプロトコル。MCTP基本仕様
host memory/ホスト・メモリー:
排他アクセスまたは共有アクセスによってメモリー・リソース・プールに割り当てることができるように、ホスト・システムに搭載されている連続した範囲のメモリー。メモリー・リソース仮想化プロファイル
host processor resource/ホスト・プロセッサー・リソース:
ホスト・プロセッサー・リソースは、ホスト・システムに搭載されているプロセッサー・デバイスまたはコンピューティング・リソースのうち、プロセッサー・リソース・プールまたは仮想システムに処理リソースを提供するために排他アクセスまたは共有アクセスで割り当てることができるものである。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
host resource/ホスト・リソース:
ホスト・システムに搭載されているデバイスまたはコンピューティング・リソースのうち、ホスト・システムを介してリソース・プールまたはコンシューマーにリソースを提供するために排他アクセスまたは共有アクセスで割り当てることができるもの。CPUプロファイル
host storage resource/ホスト・ストレージ・リソース:
ホスト・システムのスコープに存在するか、ホスト・システムからアクセスできるストレージ・リソース。ホスト・システムは、そのすべてまたは一部を仮想システムに割り当てることができる1つ以上のストレージ・リソースを搭載しているか、そのようなストレージ・システムにアクセスできる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
host system/ホスト・システム:
リソース割り当ての対象になるホスト・リソースを備えているシステム。メモリー・リソース仮想化プロファイル
割り当て、仮想化、またはその両方を実行できるイーサネット・リソースを備えているスコーピング・システム。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
割り当てまたは仮想化を実行できるリソースを備えているシステム。CIMシステム仮想化モデル・ホワイト・ペーパー
HTTP basic authentication/HTTP基本認証:
HTTPヘッダー・フィールドに認証情報が記述されていることを基本として、HTTPおよびHTTPSで使用する簡易認証スキーム。これは、RFC2617で定義されている。CIM-RSプロトコル仕様
HTTP content negotiation/HTTPコンテンツ・ネゴシエーション:
伝送されるコンテンツの形式を決定するためのHTTPクライアントとHTTPサーバーとの間で実施するネゴシエーション。クライアントが要求を発行すると、Accept ヘッダーにメディア・タイプを指定することで、受け入れ可能な応答形式が列挙される。したがって、サーバーは、同じリソース識別子で識別される同じリソースをさまざまな表現で提供できる。一般的な例としては、GIF画像およびPNG画像がある。PNGを表示できないブラウザーには、Acceptヘッダーに基づいてGIFを提供できる。RESTfulシステムでは、XML またはJSONの選択となることが多い。詳細は、RFC2616を参照。CIM-RSでのこの使用方法は、CIM-RSプロトコルに記述されている。CIM-RSホワイト・ペーパー
複数の表現を使用可能である場合に、HTTP応答メッセージでコンテンツの表現を選択するためのメソッド。これは、RFC2616の第12項で定義されている。CIM-RSプロトコル
HTTP digest authentication/HTTPダイジェスト認証:
交換されない共有秘密鍵を検証することを基本とする、HTTPおよびHTTPSで使用される認証スキーム。これは、RFC2617で定義されている。CIM-RSプロトコル
HTTP entity body/HTTPエンティティ本体:
RFC2626の第7.2項の定義に従ってHTTPメッセージに記述されるペイロード。CIM-RSプロトコル
HTTP entity-header field/HTTPエンティティ・ヘッダー・フィールド:
HTTP要求メッセージおよびHTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、エンティティ本体のデータに適用される情報を指定する。"HTTPエンティティ・ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP extension-header field/HTTP拡張ヘッダー・フィールド:
RFC2616で定義されているヘッダー・フィールドの標準セットに対するカスタム拡張に使用されるエンティティ・ヘッダー・フィールド。"HTTP拡張ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP general-header field/HTTP汎用ヘッダー・フィールド:
HTTP要求メッセージおよびHTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP汎用ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP header field/HTTPヘッダー・フィールド:
RFC2616の第4.2項の定義に従ったHTTPメッセージのヘッダーで使用される名前付きの値。"HTTPヘッダー"とも呼ぶ。ヘッダー・フィールドの具体的なタイプとしては、汎用ヘッダー・フィールド、要求ヘッダー・フィールド、応答ヘッダー・フィールド、エンティティ・ヘッダー・フィールド、および拡張ヘッダー・フィールドがある。CIM-RSプロトコル
HTTP message/HTTPメッセージ:
RFC2616の第4項の定義に従った、HTTPクライアントとHTTPサーバーとの間の(いずれの方向も含む)相互作用。CIM-RSプロトコル
HTTP method/HTTPメソッド:
RFC2616の第5.1.1項の定義に従った、HTTP要求に示されている相互作用のタイプ。CIM-RSプロトコル
HTTP request message/HTTP要求メッセージ:
RFC2616の第5項の定義に従った、HTTPクライアントからHTTPサーバーに送信されるHTTPメッセージ。"HTTP要求"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP request-header field/HTTP要求ヘッダー・フィールド:
HTTP要求で使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP要求ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP response message/HTTP応答メッセージ:
RFC2616の第6項の定義に従った、HTTPサーバーからHTTPクライアントに送信されるHTTPメッセージ。"HTTP応答"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP response-header field/HTTP応答ヘッダー・フィールド:
HTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP応答ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
I
I2C/I2C:
最初にPhilips Semiconductorによって開発された、マルチマスタ2線式双方向シリアル・バスの名前。MCTPパケットおよびNC-SI over MCTPの概要
idempotent HTTP method/べき等HTTPメソッド:
エラーや期限切れの問題を除いて、N回の連続する同じ要求による副作用が、それらの1回の要求による副作用と同一であるという挙動を示すHTTPメソッド。RFC2616では、HTTPメソッドのGET、HEAD、PUT、およびDELETEはべき等であることが要求されている。副作用のないHTTPメソッド(つまり安全なメソッド)は、本質的にべき等である。詳細は、RFC2616を参照。CIM-RSホワイト・ペーパー
identity/ID:
ソフトウェア使用権の付与や割り当てを目的としてユーザーまたは人物を一意に特定するために使用される名前。例としては、ユーザー名"SmithJ"がある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
image/イメージ:
リカバリまたは同一システムを複製してプロビジョニングすることを目的とした、コンピューティング・デバイスのストレージ(ディスク)の内容の正確なコピー。
デプロイされたオペレーティング環境、すべてのアプリケーション、データ、構成設定の完全なインスタンスが含まれる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Immediate Power State Change/即時電源状態変更:
直ちに開始される電源状態の遷移を示す。電力状態管理プロファイル
implementation/実装:
モデルまたはメタモデルの実現。CIMインフラストラクチャの仕様
1つ以上のプロファイルの該当部分を実装するWBEMサーバー。
たとえば、CIM提供者を使用するサーバー側インフラストラクチャでは、WBEMサーバーおよび、一連のプロファイルの該当部分を実装する一連の提供者、つまり、実装アダプテーション・セットを実装という。管理プロファイル使用法ガイド
implementation adaptation/実装アダプテーション:
実装を必要とするアダプテーションであって、その基本アダプテーションの要件と他のソースの要件をマージした要件を持つもの。ここでいう他のソースとして、アダプテーションされたクラスのスキーマ定義、操作仕様、レジストリー要素などがある。管理プロファイル使用法ガイド
implementation adaptation set/実装アダプテーション・セット:
実装の一部として実装する必要がある実装アダプテーションのセット。管理プロファイル使用法ガイド
Implementation Namespace/実装名前空間:
公開されたプロファイル準拠レベルを構成するクラスおよびインスタンスが実装される名前空間。プロファイル登録
具体的な名前空間要件が定義されていないCIMオブジェクトに場所を提供することを目的としたCIM名前空間のロール。この用語は、そのロールを前提とする名前空間に対しても使用される。プロファイル登録プロファイル
実装の主要部分のためのCIM名前空間。管理イニシアティブ登録プロファイル
implementation-required/実装が必要:
実装の中でプロファイルまたはプロファイル要素の実装が必要とされることを示す語句。オプションのプロファイルまたはプロファイル要素を実装することを選択した場合もこの状況に該当する。管理プロファイル使用法ガイド
implementation type/実装タイプ:
アダプテーションの実装方法の詳細を示す、アダプテーションに割り当てられたタイプ。管理プロファイル使用法ガイド
Implicit Command Target/暗黙的コマンド・ターゲット:
実行中のコマンドの本来の作用対象。
このようなコマンドは、現在のデフォルト・ターゲットや、コマンドの中で指定されているターゲットには機能しない。cdコマンドは、暗黙的なコマンド・ターゲットに機能するコマンドの一例である。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
implicit qualifier/暗黙的修飾子:
スキーマ要素の宣言の一部として宣言される修飾子タイプ。CIMインフラストラクチャの仕様
explicit qualifier/明示的修飾子も参照。
incompatibility/非互換性:
後方互換性が無効になるような変更。管理プロファイル使用法ガイド
In Development/開発中:
編集団体が文書の作成を進めている期間。作業部会向けのDMTFプロセス
indication/インディケーション:
発生したイベントに関する通知を表す特別な種類のクラス。完全な定義については、CIMインフラストラクチャの仕様を参照。また、インディケーションは、イベント全体ではなく、イベントの1つの様相のみを表す場合がある。1つの特定のイベントに対して複数のインディケーションが送信されることがある。インディケーション・プロファイル
indication adaptation/インディケーション・アダプテーション:
インディケーション・クラスのアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
indication delivery/インディケーションの配信:
実装からリスナーへのインディケーションの配信のプロセス。インディケーション・プロファイル
indication filter/インディケーション・フィルター:
インディケーションをサブスクライバーに配信するかどうかを制御するために使用するフィルターをインディケーションに指定する論理的構造。
問合せステートメントで定義されたカバレッジを持つインディケーション・ゲート。インディケーション・プロファイル
indication gate/インディケーション・ゲート:
インディケーションをフィルタリングする管理要素。その管理要素のカバレッジ範囲にあるインディケーションのみを通過させる。インディケーション・ゲートは、サブスクライブのターゲットとして機能し、サブスクライブしているリスナーにどのインディケーションを配信するかを制御できる。インディケーション・プロファイル
indication generation/インディケーション生成:
インディケーションの設計で報告対象となっているイベントが発生したときに実行される、インディケーションの作成プロセス。インディケーション・プロファイル
indication-generation requirement/インディケーション生成要件:
それぞれが特定のインディケーションの生成を必要とする1つ以上のイベントを明示した要件。管理プロファイル使用法ガイド
indication origin/インディケーション・オリジン:
そのインディケーションの発信元の名前空間。インディケーション・プロファイル
indication service/インディケーション・サービス:
登録の処理およびWBEMリスナーへのインディケーションの配信など、インディケーション関連の処理を実行するためのWBEMサーバーの機能。インディケーション・プロファイル
indication-specific indication filter/インディケーション固有のインディケーション・フィルター:
プロファイルで指定されている特定のインディケーションを対象とする静的インディケーション・フィルター。インディケーション・プロファイル
indication system/インディケーション・システム:
1つ以上のインディケーション・サービスを備えたWBEMサーバーをホストするシステム。インディケーション・プロファイル
inheritance/継承:
より汎用的なクラスとより具体的なクラスの間の関係。
具体的なクラスのインスタンスは、汎用クラスのインスタンスでもある。具体的なクラスは、汎用クラスの機能を継承する。継承関係では、具体的なクラスは"サブクラス"と呼ばれ、汎用クラスは"スーパークラス"と呼ばれる。
たとえば、クラスACME_Modemが、クラスACME_Deviceのサブクラスである場合、ACME_Modemのインスタンスはすべて、ACME_Deviceのインスタンスでもある。CIMインフラストラクチャの仕様
initiative, management initiative/イニシアティブ、管理イニシアティブ:
名前が付けられバージョン管理されている準拠レベル要件が定義された管理機能の集合体。管理イニシアティブを実装するための準拠レベル要件は、管理プロファイルなどの各種仕様に基づいており、イニシアティブ仕様に記載されている。イニシアティブの中には、DMTF、他の標準化機構、またはベンダーによって定義されているものがある。DMTFで定義している管理イニシアティブの例としてDASHがある。管理イニシアティブ登録プロファイル
initiative specification/イニシアティブ仕様:
イニシアティブを実装するための準拠レベル要件を定義する仕様。"イニシアティブ・ラッパー仕様"とも呼ぶ。イニシアティブ仕様の例として、DASH管理イニシアティブの準拠レベル要件を定義するDSP0232がある。管理イニシアティブ登録プロファイル
initiator port/イニシエーター・ポート:
データ交換操作のデータ供給元として機能するポート。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
input value requirement/入力値の要件:
プロパティ要件の一部、またはメソッド要件でパラメータ要件の一部として規定された要件であって、実装が特定の入力値を受け入れるための要件。管理プロファイル使用法ガイド
installation dependency/インストールの依存関係:
目的のソフトウェアをインストールする前にインストールする必要があるソフトウェア・イメージ。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
installed software/インストール済みソフトウェア:
システムのスコープにある管理要素にインストールされているあらゆるソフトウェア。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
instance/インスタンス:
モデルのクラスが実行時に実現されたもの。CIMインフラストラクチャの仕様
instance declaration/インスタンス宣言:
インスタンスの作成クラスおよび一連のプロパティ値を指定することによるそのインスタンスの定義(または仕様)。
たとえば、CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスは、CIMクライアントから取得できる。その結果、CIMクライアントが受信するものは実際はインスタンス宣言である。CIMクライアントがそのインスタンス宣言を受信した時点では、そのインスタンスのプロパティ値が既に変化していることもある。同様に、CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスがCIM操作で変更される場合、そのインスタンスの変更後の新しいプロパティ値を指定するインスタンス宣言が1つの入力パラメータになっていることもある。CIMインフラストラクチャの仕様
instance path/インスタンス・パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。CIMインフラストラクチャの仕様
WBEMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
instance requirement/インスタンスの要件:
アダプテーション・インスタンスで管理対象オブジェクトをどのように(場合によってはどのような条件下で)表すのかを定義する要件。管理プロファイル使用法ガイド
instance (software)/インスタンス(ソフトウェア):
ソフトウェア製品またはアプリケーションのインストール済みコピーであり、その存在を手動または自動化された方法で識別できるもの。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
instantaneous metrics/瞬間メトリック:
特定の時点でのメトリック。
瞬間メトリックの例として、仮想サーバーに現在割り当てられているメモリー容量がある。基本メトリック・プロファイル
integrated controller/統合コントローラー:
NC-SIのチャネルのうち、共通NC-SI物理インターフェースを共有するチャネルをサポートするネットワーク・コントローラー・デバイス(たとえば、複数の物理ネットワーク・ポートと単一のNC-SIバス接続を持つネットワーク・コントローラー)。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Intermediate Entry Point Structure (IEPS)/中間エントリー・ポイント構造(IEPS)
Internal Host Interface/内部ホスト・インターフェース:
ネットワーク・コントローラーのインターフェースのうち、プラットフォーム上で稼働しているオペレーティングシステムへの接続を提供するもの。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Internet media type/インターネット・メディア・タイプ:
インターネット・プロトコルでの表現形式を識別する文字列。元来は電子メールの添付ファイル向けに定義されたものであり、"MIMEタイプ"と呼ばれていた。CIM-RSプロトコルはHTTPを基にしているため、RFC2616の第3.7項のメディア・タイプの定義を使用している。CIM-RSホワイト・ペーパー
Interoperability/相互運用性:
ISO/TR 16056-1:2004
複数のシステム(コンピューター、通信デバイス、ネットワーク、ソフトウェアなどの情報テクノロジー構成要素)が、予測可能な結果を得るために、指示された手法に従って互いに相互作用し、情報を交換するための機能。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
Interop Namespace/Interop名前空間:
プロファイルの準拠実装の可用性を公開するために、CIM_RegisteredProfileがインスタンス化されている名前空間。
モデル化されたエンティティをクライアントが検出するための共通の既知の場所(実装の準拠レベルの公開先となるプロファイルなど)を提供することを目的とした、CIM名前空間のロール。この用語は、そのロールを前提とする名前空間に対しても使用される。implementation namespace/実装名前空間も参照。プロファイル登録プロファイル
interpretation (INT)/解釈(INT):
準拠レベル要件の意味の精密化または洗練化に関するDMTFによる決定。解釈は、問題報告の結果として得られるものの1つである。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
interval metrics/期間メトリック:
ある期間に該当するメトリック。期間メトリックの例として、過去1時間のサーバーの平均CPU使用率がある。基本メトリック・プロファイル
isolation/隔離:
1つの操作の実行が、別の同時操作の実行にどのように影響するかを示す一連の挙動。汎用操作の仕様
Issue Report (IR)/問題報告(IR):
準拠プログラムに関する説明の依頼や、準拠プログラムの目的や正確さに関する質問のための正式な書面による報告。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
IT Service/ITサービス:
1つ以上のビジネス領域を支援するためにITシステムによって提供される一連の関連する機能。ソフトウェア、ハードウェア、および通信機能で構成でき、顧客からは整合性と自己完結性を備えたエンティティと認識される。
ITサービスは、総勘定元帳システムなど1つのアプリケーションにアクセスするものから、多数のアプリケーションで構成する複雑な機能や複数のハードウェアとソフトウェアのプラットフォームにわたるオフィス・オートメーションにまで及ぶ。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
J
job/ジョブ:
実行に一定の時間を要するタスク。ジョブ制御プロファイル
K
key, key property/キー、キー・プロパティ:
何らかの一意性の範囲でインスタンスを一意に識別する値を持つプロパティ。
インスタンスのキーは、インスタンスのモデル・パス(クラス名と、キー・プロパティの名前と値のペアのセット)の同義語である。埋め込まれていないインスタンスのキーは、それが登録されている名前空間で一意であることが必要である。クラスのキー・プロパティは、Key修飾子によって示される。また、用語"キー・プロパティ"の省略表現でもある。CIMインフラストラクチャの仕様
keyword/キーワード:
コマンドの出力と入力で使用された場合、指定されている意味を持つとCLPによって認識される予約済みテキスト文字列トークン。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
KVM console flow/KVMコンソール・フロー:
KVM(Keyboard, Video and Mouse)コンソール・フローは、双方向のKVMコンソール・ストリームであり、最初は本来の宛先に流れる。KVMコンソール・フローは、CIM_ProtocolEndpointのインスタンスとしてモデル化された新しいKVMコンソール・フローの宛先にリダイレクトできる。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection/KVMリダイレクト:
CIM_RedirectionServiceのインスタンス、CIM_KVMRedirectionSAPのインスタンス、およびその2つの間のCIM_ServiceAccessBySAPのインスタンスで構成される。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection session/KVMリダイレクト・セッション:
KVMリダイレクトの一部であるCIM_KVMRedirectionSAPのインスタンス。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection service/KVMリダイレクト・サービス:
KVMリダイレクトの一部であるCIM_RedirectionServiceのインスタンス。KVMリダイレクト・プロファイル
L
launch in context/コンテキスト起動:
コンテキスト情報でサービスを起動するアクション。コンテキスト起動プロファイル
launch point/起動ポイント:
起動できるサービスに関する情報を提供する、管理対象システムで保持している情報。コンテキスト起動プロファイル
license (software):ライセンス(ソフトウェア):
ソフトウェア著作権所有者によって指定されている使用条件に従ってソフトウェアを使用する法的権利。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
licensee (software):ライセンス所有者(ソフトウェア):
著作権所有者によって指定された使用条件に従って関連付けられたソフトウェアを使用する権利を提供するソフトウェア・ライセンス使用許諾契約書に契約の下で拘束される法的エンティティ。通常は個人または組織。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
lifecycle indication/ライフサイクル・インディケーション:
CIMインスタンスまたはCIMクラスのライフサイクルに関連するイベントを示すインディケーション。インディケーション・プロファイル
listener/リスナー:
インディケーション・プロファイルの該当部分を実装するWBEMリスナー。インディケーション・プロファイル
listener destination/リスナーの宛先:
実装の中でリスナーへの参照を保持するエンティティ。インディケーション・プロファイル
listening port/リスニング ポート:
Telnetサービスが着信接続要求にバインドされ、それをリスニングするTCP/IPポート。Telnetサービス・プロファイル
Local Addressing Service/ローカル・アドレス指定サービス:
管理ドメインで管理要素および関連のアドレスの検出、列挙、および判別を担うエンティティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Log/ログ:
イベント・ログの定義を参照。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
logical disk/論理ディスク:
ストレージ・デバイスを介して仮想システムに公開された割り当て済みホスト・リソースのインスタンス。ストレージ・リソース割り当て要求に基づいたストレージ・リソースの割り当てにより得られる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
logical PCI device/論理PCIデバイス:
PCIバス番号、PCIデバイス番号、およびPCI機能番号によって表されるPCIデバイス。PCIデバイス・プロファイル
logs collection/ログ・コレクション:
CIM_RecordLogクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
long-term monitoring/長期モニタリング:
一定の期間にわたりメトリック値を取得するプロセス。基本メトリック・プロファイル
M
MAC/MAC:
OSIプロトコル・モデルのリンク・レイヤー。イーサネットNIC診断プロファイル
Manageability Access Point (MAP)/管理容易性アクセス・ポイント(MAP):
サーバー・ハードウェアに対するDMTFシステム管理アーキテクチャーの仕様に従った管理を提供するシステムのサービス。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
managed element (ME)/管理要素(ME):
システムのスコープ内で管理要素を表すCIM_ManagedElementのインスタンス。
アドレス指定の最も細かい粒度であり、コマンドまたはメッセージのターゲット、またはそのコレクションを指定できる。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
Managed Element Access Method/管理要素アクセス方式:
管理要素が作業単位を実行するための方式。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
managed entity/管理対象エンティティ:
管理パラメータによって管理されている物理エンティティまたは論理エンティティ。物理エンティティの例として、ファン、プロセッサー、電源、回路カード、シャーシがある。論理エンティティの例として、仮想プロセッサー、冷却ドメイン、システム・セキュリティー状態がある。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
managed environment/管理対象環境:
管理ドメインを具象化した存在。管理対象環境は、複数の管理対象オブジェクトで構成されている。管理プロファイル使用法ガイド
managed object/管理対象オブジェクト:
管理の観点からは独立して存在する個々の物理エンティティ、サービス、または他の種類のリソース。管理対象オブジェクトは管理対象環境に存在する。管理プロファイル使用法ガイド
管理対象環境にあるリソースの1つであり、その様相はクラスによってモデル化される。そのクラスのインスタンスは、そのクラスによって表されたリソースの様相を表す。たとえば、ネットワーク・インターフェース・カードは、その論理機能をクラスACME_NetworkPortでモデル化できる管理対象オブジェクトである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Managed Object Format (MOF)/管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF):
DSP0004で定義されているCIMメタモデルに準拠した管理対象リソース(ストレージ、ネットワーキング、コンピューティング、ソフトウェア)のインターフェースを指定するために使用するスキーマ記述言語。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTFによって定義されたIDL