DMTF Glossary Page
DMTF用語集
文書番号:DSP2033
日付:2016年4月15日
バージョン:1.0.0
文書クラス:情報提供
1.適用範囲
本文書は、情報提供を目的とした用語集および略語集である。本文書の情報を基準とは見なさないものとする。
以下の各文字をクリックすると、その文字を先頭とする用語が表示される。用語をクリックすると、その定義を記述したPDF文書のページが開く。
1つの用語に複数の定義がある場合は、最も優先度が高い定義を記述している仕様の番号が太字になっている。
本文書にある各リンクは、Google ChromeまたはMozilla Firefoxの各ブラウザーで最適に機能する。
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X
2.用語
A
Absolute Target Address/絶対ターゲット・アドレス:
アドレスの階層関係のルートを基準としたターゲット・アドレスの指定。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
abstract/抽象:
クラスアダプテーションで可能な実装タイプ。管理プロファイル使用法ガイド
abstract class adaptation/抽象クラスアダプテーション:
実装タイプが"抽象"のクラスアダプテーション。抽象クラスアダプテーションの要件は、それらの抽象クラスアダプテーションを基本アダプテーションとして使用する他のクラスアダプテーションのコンテキストでのみ適用される。管理プロファイル使用法ガイド
abstract profile/抽象プロファイル:
派生プロファイルの基本プロファイルとして共通の要素と動作を指定する特別な種類のプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
Academic Alliance Member/アカデミック・アライアンス・メンバー:
1つのWGまたは分科会の議決権のないメンバーとしてDMTFの理事会によって任命された認定高等教育機関に属する個人。作業部会向けのDMTFプロセス
account identity/アカウントID:
認証済みアカウントを表すセキュリティー・プリンシパル。簡易ID管理プロファイル
Actual Event/実際のイベント:
発生した事象または発生したとみなされる事象[参考文献:EPTS用語集]。この定義は、コンピューティング・ドメインの内外で発生するイベントを広く定義するものであり、その実際のイベントの記述とは何の関係もない。用語の一般的な用法では、文脈から意味が明らかであれば、"実際のイベント"を単に"イベント"と表記することもある。クラウド監査データ・フェデレーション−データ形式およびインターフェース定義の仕様
adaptation/アダプテーション:
クラスアダプテーションの短縮表現。管理プロファイル使用法ガイド
adaptation instance/アダプテーション・インスタンス:
アダプテーションされたクラスのインスタンスのうち、クラスアダプテーションのすべての要件に適合するインスタンス。管理プロファイル使用法ガイド
adapted class/アダプテーションされたクラス:
クラスアダプテーションの対象となるクラス。管理プロファイル使用法ガイド
address/アドレス:
CIMサーバーからアクセス可能なCIMオブジェクトの場所を参照する汎用的な概念であり、特定の形式やプロトコルを暗示するものではない。
具体的な種類のアドレスは、オブジェクト・パスである。
埋め込みオブジェクトはアドレス指定できない。埋め込みオブジェクトには、それらが埋め込まれているインスタンスを通して間接的にアクセスできる。インディケーション・クラスのインスタンスは、配信されている間のみ存在するため、アドレス指定できない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
addressing/アドレス指定:
Webサービス仕様を使用して、管理対象リソースのアドレスを指定すること。この仕様では、コンテキストおよび相互運用性の要件に応じて2種類のバージョンのWebサービス・アドレス指定を使用できる。一般用語の “addressing” が、WS-Management 1.1 Clause 5で定義されているAddressingまたはW3C Web Services Addressing 1.0を指す””のに使われる場合がある。WS-Management CIMバインディング仕様
Addressing Associations/アドレス指定関連:
関連インスタンスの1つであり、その関連インスタンスで参照するインスタンスのUfiPを構築するためにMAPで使用する。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Admin Domain/管理ドメイン:
MAPで管理対象とする管理要素、論理デバイスおよびサービスのセット。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
aggregation/集約:
1つのイベントにある2つ以上の他のイベントの組み合わせ(またはそれらのイベントへの参照)。集約は、多くの場合、元のイベントを保持してアクセス可能な状態を維持する独立したイベントをまとめたものである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
集約側の各インスタンスと他方の側のインスタンスとの全体的な関係を表すように強力な形式とした関連を指す。他方の側のインスタンスは、集約側のインスタンスとは無関係に存在できる。たとえば、物理サーバーとその物理構成要素との包含関係は、そのサーバーが取り除かれても物理構成要素は存在可能であるため、集約とみなすことができる。より強力な形式の集約は、構成である。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
aggregation metric/集約メトリック:
一連の基本メトリック値に数式またはフィルターを適用することで導き出されるメトリックのタイプ。基本メトリック・プロファイル
alert indication/アラート・インディケーション:
管理対象の環境に関連するイベントを示すインディケーション。詳細は、インディケーション・プロファイルの6.1.2.2を参照
allocated resource/割り当て済みリソース:
リソース割り当て要求の結果。リソース割り当て要求に基づいてコンシューマーに割り当てられたリソースまたはエミュレートされたリソースの割り当て済み、分離済み、予約済み、または共有部分。リソース割り当てプロファイル
Alternate Voter/代理投票者:
特定の団体で投票権を持ち、その団体の名簿に代表投票者として記載されていない個人。作業部会向けのDMTFプロセス
ancestor/上位:
スキーマ要素の上位とは、クラスの場合は、その直接のスーパークラス(存在する場合)である。プロパティまたはメソッドの場合は、そのオーバーライドされたプロパティまたはメソッド(存在する場合)である。メソッドのパラメータの場合は、類似の名前を持つ、そのオーバーライドされたメソッドのパラメータ(存在する場合)である。
スキーマ要素の上位は、そのスキーマ要素がフレーバーToSubclassの修飾子を持つように、修飾子の値を伝搬する役割を担う。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
ancestry/上位系列:
スキーマ要素の上位系列とは、その上位であるスキーマ要素を再帰的にたどることで得られる一連のスキーマ要素である。
そのスキーマ要素自体は、その上位系列を構成しているとは見なされない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
appliance/アプライアンス:
仮想アプライアンスを参照
applicant/申請者:
準拠性試験結果(Conformance Test Results)の検証を申請する企業。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
application/アプリケーション:
ITサービスが必要としている機能を提供するソフトウェア。
各アプリケーションで複数のITサービスを構成できる。1つのアプリケーション・インスタンスは、1つ以上のコンピューティング・システムで実行できる。クラウド管理のユースケースと相互作用
application agreement/アプリケーション使用許諾契約書、agreement/使用許諾契約書:
アプリケーション使用許諾契約書は、この準拠プログラムの使用条件に対する法的責任を規定する。使用許諾契約書には、申請者とDMTFの両方が署名する必要がある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
application state/アプリケーションの状態:
アプリケーションがタスクの完了までのどの段階にあるのかを示す状態。RESTfulシステムでは、クライアントが単独でアプリケーションまたはセッションの状態に責任を持つ。サーバーは、リソースの状態にのみ責任を持つ。これは、サービスで管理するリソースの状態である。リソースの状態の例としては、バンキング・サービスの口座残高がある。これはサーバーによって管理される。アプリケーションの状態の例としては、預金を払い込み、その清算を待機している特定のクライアントがある。その預金要求を送信した事実を追跡するのは、そのクライアントのみである。CIM-RSホワイト・ペーパー
arity/アリティー:
関連クラスによって公開される参照の数。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Associated Privilege Management Capability/関連する権限の管理機能:
第6.3.4項に規定するCIM_Privilegeの該当インスタンスの機能を記述するCIM_RoleBasedManagementCapabilitiesのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
Associated Role Management Capability/関連するロールの管理機能:
CIM_RoleBasedManagementCapabilitiesのインスタンスであって、CIM_ElementCapabilities関連を通してCIM_RoleBasedAuthorizationServiceのインスタンスと関連しているもの。そのCIM_RoleBasedAuthorizationServiceのインスタンスは、CIM_ServiceAffectsElement関連を通してCIM_Roleの該当インスタンスと関連している。ロール・ベースの認可プロファイル
Association/関連:
2つの管理要素間の関係。関連自体は、管理ドメインにある管理可能エンティティである。フィルター問合せ言語
association/関連、CIM association/CIM関連:
2つ以上の他のクラス間の関係を表す特別な種類のクラス。
この関係は、それらの他のクラスの型を持つ関連で定義されている2つ以上の参照によって確立される。
たとえば、関連ACME_SystemDeviceは、クラスACME_SystemとクラスACME_Deviceへの参照を定義することで、それらのクラスに関連付けることができる。
CIM関連は、UML関連クラスである。すなわち、UML関連とUMLクラスの両方の面を持ち、UMLクラスは通常のプロパティおよびメソッドを公開でき、クラス継承階層の一部とすることができる。CIM関連に属する参照はそれ自身に属し、関連付けられたクラスの一部としてではなく、その関連の一部として公開もされる。この要素のクラスとしての面を強調する場合は、"関連"という用語ではなく"関連クラス"という用語が使用されることがある。
集約および構成は、特別な種類の関連である。
CIMサーバーでは、関連は特別な種類のオブジェクトである。オブジェクトであることを強調するために、"関連オブジェクト"という用語が使用される場合もある。これは、関連タイプのオブジェクトという意味である。そのような関連オブジェクトのアドレスを、"クラス・パス"と呼ぶ。これは、関連が特別なクラスであることによる。同様に、関連インスタンスは、特別な種類のインスタンスであり、アドレス指定可能なオブジェクトでもある。関連は、埋め込みインスタンスとして表現することもできるが、その場合は、それらを単独でアドレス指定することはできない。
スキーマでは、関連は、特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、関連は"Association"という名前のメタ要素によって表される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Association Class/関連クラス:
関連のCIMクラスを特定する。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
association end/関連エンド:
関連で定義されている参照の同義語。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Asymmetric Key Pair/非対称鍵ペア:
CIM_UnsignedCredentialによって表される公開鍵と秘密鍵のペア。認証管理プロファイル
asynchronous event notification/非同期イベント通知:
管理コントローラーにとって重要なイベントの発生の明示的な通知として、ネットワーク・コントローラーから管理コントローラーに送信される制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Audit/監査:
規定されたポリシーの目標に一連のシステムが準拠しているかどうかを判別するために、そのシステムを対象として実施する調査。
体系的であり、独立した、文書化された、監査証跡を取得し、それを客観的に評価して、監査条件がどの程度満たされているのかを判別するためのプロセス。[参考文献:ISO 14001:2004, Environmental Management Systems -- Requirements with Guidance for Use]
この仕様の適用範囲では、CADFイベント・レコードの表現、コレクション、保管、および評価に"監査"の定義が限定されている。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Audit Event/監査イベント:
監査イベントは、監査のために使用できるアクティビティーを報告するあらゆるイベント・レコードである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Audit Trail/監査証跡:
セキュリティー関連のトランザクションで発生する特定の操作、手順、またはイベントに関係するアクティビティーまたはそれらにつながるアクティビティーのシーケンスを、その開始から最後まで再構築して調査する時系列レコード。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
authentication/認証:
セキュリティー・プリンシパルを解決する目的でエンティティが指定する認証情報を検証するプロセス。
エンティティとエンティティが指定した識別情報との間のバインディングについて十分な信頼を得るために使用されるプロセスである。注意:識別情報管理(IdM)のコンテキストにおける認証という用語の使用は、エンティティの認証という意味と解釈される。参考文献:Recommendation ITU-T X.1252, Baseline identity management terms and definitions, International 3492 Telecommunication Union – Technical Communication Standardization Sector (ITU-T)]クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
所定のプリンシパル(個人やサービスなど)の代わりに活動する許可を求めて該当の対象が提示した要求を検証するプロセス。一般的な認証メカニズムでは、ユーザー名とパスワードの組み合わせまたは公開鍵と秘密鍵のペアが使用される。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェース
authorization/認可:
認証済みのプリンシパル(個人、サービスなど)が特定のリソースに対して特定の操作(読み取り、更新など)を実行する権限を持っていることを検証するプロセス。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェース
(アクセス制御とも呼ばれる)該当のアクセス制御情報を評価することによって、特定のリソースに対する指定されたタイプのアクセスを該当の対象に許可するかどうかを判断するプロセス。[参考文献:OASIS SAML-Gloss-2.0]特定の行動を妨害しないという指定[参考文献:ISO/IEC 15414:2008, Information technology – Open distributed processing – Reference model – Enterprise language 6]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
autonomous profile/自律プロファイル:
自律的および自己完結的な管理ドメインを定義(アドレス指定)するプロファイル。自律プロファイルは単独で使用できる。必要に応じて、構成要素のプロファイルや他の自律プロファイルなど、他のプロファイルを自律プロファイルで参照できる。管理プロファイル使用法ガイド
DSP1001は、自律プロファイルでは、セントラルクラスアダプテーションおよびスコーピング・クラスアダプテーションは同じであると定義している。したがって、他のプロファイルで自律プロファイルをスコープ設定することはできない。このプロファイルを除き、自律プロファイルは実装するために参照される必要はなく、したがって単独で実装できる。自律プロファイルは、構成要素のプロファイルおよび自律プロファイル(それ自体を含む)を参照でき、構成要素のプロファイルをスコープ設定できる。プロファイル登録プロファイル
available software/使用可能ソフトウェア:
ローカルまたはリモートの場所で、管理対象システムへのインストールに使用可能であり、管理インフラストラクチャを介したインストールを実行する機能に関するアサーションがなくてもインストールに適している可能性があると、管理インフラストラクチャによって判断されたソフトウェア。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
B
backward compatibility/後方互換性:
以前のマイナー・バージョンのプロファイルを対象として記述されたクライアントが、後のマイナー・バージョンのプロファイルを実装したコンテキストでも、そのクライアントの修正を必要とせずに、元のバージョンで指定されている機能を使用できるようにするために、そのプロファイルが備えている特性。管理プロファイル使用法ガイド
Ballot/投票:
何らかの方法による投票。作業部会向けのDMTFプロセス
base adaptation/基本アダプテーション:
参照元プロファイルのクラスアダプテーションで適用する要件および制約を備えた、参照先プロファイルのクラスアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
別のクラスアダプテーションの基本として使用されるクラスアダプテーション。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
base class/基本クラス:
CIMスキーマで定義されているクラスのうち、他のプロパティまたは他のCIM指定要素を設定できる他のクラスの派生元となるクラス。
これらの追加の指定要素は、基本クラスの拡張である。WS-Management CIMバインディング仕様
baseline transmission unit/ベースライン伝送単位:
MCTPパケットで伝送されるパケット・ペイロードの伝送単位の公倍数で必要なサイズ。ベースライン伝送単位サイズのパケットは、MCTPネットワークの中でルーティング可能であることが保証される。MCTP基本仕様
base metric/基本メトリック:
他のメトリック値に依存せずに直接指定されるメトリック。基本メトリック・プロファイル
base profile/基本プロファイル:
別のプロファイルの基本として使用される基準プロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
BIOS attribute/BIOS属性:
コンピューター・システムの基本的なハードウェアのセットアップおよび構成に対して、情報、制御面、またはその両方を提供するBIOS要素。
BIOS属性には、通常、コンピューターのシステムおよびオプションのROMセットアップ画面からアクセスできる。BIOS管理プロファイル
blade/ブレード:
ストレージ、ネットワークやコンピューティング機能などデータ・センターの1つ以上の運用機能を備え、電源や冷却などのインフラストラクチャについては搭載されているモジュラー・システムに依存する物理パッケージ。モジュラー・システム・プロファイル
blade expansion/ブレード拡張:
コンピューター・システムの追加機能をブレードに提供する物理パッケージであるが、それ自体では、システムの機能をサポートする十分な機能を備えていないもの。モジュラー・システム・プロファイル
Board of Directors(Board)/理事会:
議決権を持つメンバーとなっている会員会社で、議決権を持つメンバーによって理事に選出されたメンバー。理事企業は、理事会の理事長を任命する。作業部会向けのDMTFプロセス
Body/部会:
この用語は、各種の文中で対象としている委員会、分科会、フォーラム、分会、WGなどの代わりに使用される。
委員会、分科会、フォーラム、分会、またはWGを言い換えた用語。作業部会向けのDMTFプロセス
boot configurable system/ブート構成可能システム:
管理対象となっているブート構成を備えたCIM_ComputerSystemのインスタンス。ブート制御プロファイル
boot configurable representation/ブート構成可能表現:
ブート構成のCIM表現。クラスCIM_BootConfigSettingのインスタンスのほか、そのインスタンスで直接または間接的に集約するCIM_BootSourceSetting、CIM_BootSettingData、およびCIM_SettingDataの各クラスのすべてのインスタンスを必要に応じて追加して構成される。ブート制御プロファイル
Boot Control Vector(BCV)/ブート制御ベクトル(BCV):
詳細は、BIOSブート仕様を参照。ブート制御プロファイル
bridge/ブリッジ:
一般的に、1つのコンピューター・バスを別のコンピューター・バスと接続あるいは相互接続する回路またはロジックであり、一方に接続されているエージェントから他方に接続されているエージェントへのアクセスを可能にする。本文書では、特に明記がない限り、ブリッジという用語でMCTPブリッジを指している。MCTP基本仕様
bulk subscription/バルク登録:
複数のインディケーション・フィルターを含むフィルター・コレクションへのインディケーションの登録。インディケーション・プロファイル
bus/バス:
共通物理レイヤーのアドレス空間を共有する1つ以上のプラットフォーム構成要素間で共有する物理アドレスドメイン。MCTP基本仕様
bus owner/バス所有者:
バスでのアドレス割り当て(論理または物理アドレス)の管理を担当する関係者(たとえば、MCTPでは、特定のバスのEID割り当ての管理を担当する関係者がバス所有者である)。バス所有者は、物理アドレスの割り当てなど、メディア固有の処理も追加で担当する場合がある。MCTP基本仕様
byte/バイト:
8ビットの数量。1オクテットとも呼ばれる。注意:PMCI仕様では、オクテットではなくバイトという用語を使用する。MCTP基本仕様
C
cache memory/キャッシュ・メモリー:
プロセッサーのキャッシュ・メモリーを表すCIM_Memoryのインスタンスを示す。CPUプロファイル
can/できる、可能性がある、場合がある、ことがあるなど:
物質的、物理的、または因果的にかかわらず可能性および能力を表す説明に使用する。プロファイル登録
cannot/できない:
物質的、物理的、または因果的にかかわらず可能性および能力を表す説明に使用する。プロファイル登録
capabilities collection/機能コレクション:
CIM_Capabilitiesクラスのインスタンスに用いられるCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
capabilities set/機能セット:
CIM_CapabilitiesインスタンスへのCIM_SettingsDefineCapabilitiesと関連を持つクラスCIM_SettingDataのインスタンスと関連付けられたCIM_Capabilitiesインスタンスの集合。割り当て機能プロファイル
capacities collection/キャパシティ・コレクション:
CIM_ConfigurationCapacityクラスのインスタンスに用いられるCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
cardinality/カーディナリティー:
要素の数。1つのセットにあるインスタンスの数。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
central class/セントラルクラス:
プロファイルで定義されたクラスのうち、そのプロファイルの準拠レベルを識別するための中心として識別されるクラス。プロファイル登録
central class adaptation/セントラルクラス・アダプテーション:
プロファイルに対する実装の準拠レベルを公開するためのアルゴリズム上の中心として機能するインスタンスを持つクラス・アダプテーション。より一般的な定義については、DSP1001を参照。用語"scoping class adaptation/スコーピング・クラス・アダプテーション"も参照。管理プロファイル使用法ガイド
プロファイルで具体的に指定されたクラス・アダプテーション。セントラルクラス・アダプテーションは、プロファイルの中心点である。プロファイル登録プロファイル
scoping class adaptation/スコーピング・クラスアダプテーションも参照。
central class methodology/セントラルクラス法:
プロファイルの準拠レベルを公開するためのアルゴリズムであり、アルゴリズムの中心として、登録済みプロファイルのセントラルインスタンスを使用する。完全な定義については、6.2.2を参照。プロファイル登録プロファイル
scoping class methodology/スコーピング・クラス方法論も参照。
central element/セントラル要素:
セントラルクラス・アダプテーションによってモデル化される管理対象オブジェクト・タイプ。プロファイル登録プロファイル
scoping element/スコーピング要素も参照。
Central Instance/セントラルインスタンス:
プロファイルの実装の中心となるセントラルクラスのインスタンス。
セントラルクラスアダプテーションのインスタンス。用語"scoping instance/スコーピング・インスタンス"も参照。プロファイル登録プロファイル
scoping instance/スコーピング・インスタンスも参照。
Certification Registry(CR)/認定レジストリー(CR):
DMTF準拠プログラムおよびDMTFによる認定済み準拠試験結果の提出の公式記録。以下のDMTF Web サイトで公開されている:http://www.dmtf.org共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Certification Revocation List(CRL)/証明書失効リスト(CRL)
certified implementation/認定済み実装:
準拠試験結果の検証合格をプログラム管理者が書面で申請者に通知している実装。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Change Request(CR)/変更要求(CR):
MOFスキーマ(CIMスキーマ)またはDMTF文書に対する変更を要求するために使用する書式。作業部会向けのDMTFプロセス
channel/チャネル:
1つのネットワーク・インターフェース(ポート)を通したNC-SIパススルー操作をサポートする制御ロジックおよびデータ・パス。
複数のネットワーク・インターフェース・ポートを持つネットワーク・コントローラーは、同じ数のNC-SIチャネルをサポートできる。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
chassis/シャーシ:
クラスCIM_Chassisで定義する配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
child pool/子プール:
他のリソース・プールで裏付けられたリソースのプール。親リソース・プールからリソースを使用するコンシューマー。ホスト・リソースを持たず、リソース割り当てを介して親プールからリソースを取得する。リソース割り当てプロファイル
CIM client/CIMクライアント:
CIMサーバーによって処理されるCIM操作の発信の責任を持つ役割。
この定義は、クライアント・ライブラリーコンポーネントあるいは管理アプリケーション全体といった特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM element/CIM要素:
スキーマの定義に使用するCIMメタモデルの構成要素のうち、クラス、インスタンス、プロパティ、メソッド、パラメータ、または修飾子のいずれか。HTTPを介したCIM操作
CIMメタモデルの構成要素のうち、名前空間、クラス、プロパティ、メソッド、または修飾子のいずれか。
CIM_ElementSettingData(ESD)
CIM_EthernetPortAllocationSettingData(EPASD)
CIM_EthernetPortAllocationSettingDataとは、イーサネット・ポート・リソースの割り当てに関連する設定を表現するものである。。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
CIM export message/CIMエクスポート・メッセージ:
ターゲットの外部にあるCIM名前空間または要素に関する情報をやりとりするために使用するCIMメッセージ。HTTPを介したCIM操作
CIM listener/CIMリスナー:
CIMサーバーによって発信されるCIMインディケーションの処理に責任を持つ役割。
この定義は、スタンドアロン・デーモンの構成要素あるいは管理アプリケーション全体といった特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM message/CIMメッセージ:
CIM製品間で情報を交換するために使用する、適切に定義された要求または応答のデータ・パケット。HTTPを介したCIM操作
CIM metamodel/CIMメタモデル:
CIMインフラストラクチャの仕様で記述されているメタモデルであり、準拠するスキーマを作成するためのセマンティクスが定義されている。CIMインフラストラクチャの仕様
CIM object/CIMオブジェクト:
CIMサーバーを介してアクセス可能なクラス、インスタンス、修飾子タイプ、または名前空間。汎用操作の仕様
オブジェクトはアドレス指定可能にすることができる。つまり、オブジェクト・パスを持つことができる。埋め込みオブジェクトはアドレス指定できないオブジェクトであり、埋め込み先のプロパティ、パラメータ、またはメソッドの戻り値を通して間接的にアクセスできる。インディケーションのインスタンスも、アドレス指定できないオブジェクトである。なぜなら、CIMサーバーを介してアクセスできず、それらが配信されるプロトコル・メッセージ内にのみ存在するからである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM-XML宣言で定義されているか、WBEMサーバーでアクセス可能な名前空間、クラス、インスタンス、または修飾子。HTTPを介したCIM操作
CIM operation/CIM操作:
CIMクライアントによって発信され、CIMサーバーによって処理される、CIMプロトコルによる影響。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM protocol/CIMプロトコル:
CIMクライアント、CIMサーバー、およびCIMリスナーの間で使用されるプロトコル。この定義は、特定の通信プロトコル・スタックを示すものではなく、そのプロトコルがリモート通信を実行することを示すものでもない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM-RS operation/CIM-RS操作:
CIM-RSプロトコルでの相互作用のうち、WBEMクライアントがWBEMサーバーでアクションを呼び出す操作、またはWBEMサーバーがWBEMリスナーでアクションを呼び出す操作。完全な定義については、5.1を参照。CIM-RS操作
CIM-RS payload element/CIM-RSペイロード要素:
CIM-RSプロトコルによって使用されるHTTPメッセージのエンティティ・ボディのコンテンツのタイプ。ペイロード要素は、CIM-RS操作では抽象的に定義され、本文書など、CIM-RSペイロード表現仕様で具体的に定義される。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS payload representation/CIM-RSペイロード表現:
CIM-RS操作で定義されている抽象ペイロード要素が、CIM-RSプロトコルによって使用されるHTTPメッセージのエンティティ・ボディでどのようにエンコードされるのかを定義するエンコード形式。これには、リソース表現も含まれる。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS payload representation specification/CIM-RSペイロード表現の仕様:
JSONでのCIM-RSペイロード表現のように、CIM-RSペイロード表現を定義している仕様。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS protocol/CIM-RSプロトコル:
CIM-RSプロトコル仕様で定義されているRESTfulプロトコル。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、これに対してJSONでのペイロード表現を記述している。JSONでのCIM-RSペイロード表現
CIM-RS resource/CIM-RSリソース:
WBEMサーバーまたはWBEMリスナーのエンティティであり、CIM-RSリソース識別子を使用して参照でき、したがって、CIM-RSプロトコルでHTTPメソッドのターゲットとなりうる。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、"リソース"とも呼ばれる。
CIM-RS resource identifier/CIM-RSリソース識別子:
CIM-RSプロトコル仕様の定義に従ったWBEMサーバーまたはWBEMリスナーのCIM-RSリソースへの参照であるURI。JSONでのCIM-RSペイロード表現では、"リソース識別子"とも呼ばれる。
CIM Schema/CIMスキーマ:
DMTFが公開しているスキーマであり、共通情報モデルを定義する。コア・モデルと共通モデルに分けられている。拡張スキーマはDMTFの管轄外で定義されており、CIMスキーマの一部とはみなされない。CIMI-CIM仕様
CIMメタモデルに準拠するモデルの形式的言語表現(CIMスキーマを含むがそれに限定されない)。作業部会向けのDMTFプロセス
CIM server/CIMサーバー:
CIMクライアントから発信されたCIM操作の処理およびCIMリスナーによって処理されるCIMインディケーションの発信に責任を持つ役割。
この定義は、CIMOMやプロバイダーの構成要素への分離など特定の実装アーキテクチャーを示すものではない。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
CIM_SettingsDefineCapabilities(SDC)
CIM_SettingsDefineState(SDS)
CIM-XML consumer/CIM-XMLコンシューマー:
CIM-XMLメッセージを受信するWBEMサーバー、クライアント、またはリスナー、あるいはCIM-XML宣言を使用するプログラム。XMLでのCIMの表現
CIM-XML declaration/CIM-XML宣言:
XMLでのCIMの表現仕様で定義されているDECLARATION要素を使用した、CIMオブジェクト(クラス、インスタンス、および修飾子)の宣言。当該仕様のバージョン2.4以前には、"CIM declaration(CIM宣言)"という用語が使用されていたことに注意を要する。XMLでのCIMの表現
CIM-XML message/CIM-XMLメッセージ:
XMLでのCIMの表現仕様で定義されているMESSAGE要素を使用した、CIM-XMLプロトコルの要求メッセージまたは応答メッセージ。当該仕様のバージョン2.4以前には、"CIM message(CIMメッセージ)"という用語が使用されていたことに注意を要する。XMLでのCIMの表現
CIM-XML producer/CIM-XMLプロデューサー:
CIM-XMLメッセージを送信するWBEMサーバー、クライアント、またはリスナー、あるいはCIM-XML宣言を生成するプログラム。XMLでのCIMの表現
CIM-XML protocol/CIM-XMLプロトコル:
DSP0200, CIM Operations over HTTP 1.4で定義されたHTTPを介したCIM操作およびXMLでのCIMの表現で定義されたXMLでのCIMの表現を使用するWBEMプロトコル。XMLでのCIMの表現
CIM-XML schema/CIM-XMLスキーマ:
XMLでのCIMの表現で定義された、XMLでCIMを表すためのXMLスキーマ。XMLでのCIMの表現
class/クラス:
修飾なしで使用された場合には、関連クラスまたはインディケーション・クラスを含むCIMクラスを指す。関連クラスでもインディケーション・クラスでもないCIMクラスに対しては、"ordinary class/通常のクラス"という用語を使用する。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class adaptation/クラスアダプテーション:
クラスの要件および制約を定義する名前付きプロファイル要素。クラスアダプテーションは、特定の目的のためにスキーマのクラス定義を適応させることであり、他のクラスアダプテーションに基づいたものとすることもできる。管理プロファイル使用法ガイド
class declaration/クラス宣言:
クラスの定義(または仕様)。たとえば、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスは、CIMクライアントで取得できる。その結果、CIMクライアントが受信するものは、実際はクラス宣言である。頻繁に発生することではないが、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスの宣言をCIMクライアントが受信した時点で、CIMサーバー側では既にその定義が変更されていることもある。同様に、CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスがCIM操作で変更されるとき、入力パラメータのうちの一つがそのCIM操作の処理中にそのクラスを変更するために使用するクラス宣言となっていることもある。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class origin/クラス・オリジン:
機能のクラス・オリジンは、その機能を定義しているクラスである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
class path/クラス・パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能なクラスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
WBEMサーバーを通してアクセス可能なクラスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
client/クライアント:
MAPに対してクライアントの役割で稼働するシステム。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
管理プロファイルの該当部分を活用するWBEMクライアント。管理プロファイル使用法ガイド
仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル標準のプロファイルで指定される機能を活用するアプリケーション。仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル
WS-Management仕様で定義されているWebサービスを使用して、管理サービスにアクセスするアプリケーション。WS-Management仕様
client software/クライアント・ソフトウェア:
ユーザーが直接接続するクライアント-サーバー・アプリケーションの一部。たとえば、電子メール・クライアント。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリックス
cloud/クラウド: NISTクラウドコンピューティングの定義[参考文献: NIST Special Publication 800-145, Peter Mell and Timothy Grance, The NIST Definition of Cloud Computing]の2章で定義されている"クラウド・コンピューティング"と同義。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
Cloud Auditing Data Federation(CADF)/クラウド監査データ・フェデレーション(CADF):
データ形式およびインターフェース定義を介してベンダー間で情報を共有できるようにすることで、クラウド・セキュリティー・ポリシーのニーズに対応するオープン・スタンダード。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Cloud Computing/クラウド・コンピューティング:
管理作業やサービス提供者による介入を最小限に抑えて、迅速にプロビジョニングおよびリリースできる構成可能なコンピューティング・リソース(たとえば、ネットワーク、サーバー、ストレージ、アプリケーション、およびサービス)の共有プールにどこからでも便利にオンデマンドでネットワーク・アクセスできるようにするためのモデル。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Cloud Management Working Group(CMWG)/クラウド管理WG:
クラウド・サービスの管理およびクラウド・サービス・ライフサイクルの処理と属性を、クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェースでのその動作を通してモデル化する仕様を策定している。クラウド管理WG
Cloud Service Consumer or Cloud Consumer Administrator/クラウド・サービス利用者またはクラウド利用者側管理者:
利用者側ビジネス管理者、利用者サービス管理者、およびサービス・ユーザーを含む関係者のカテゴリー。利用者側ビジネス管理者は、利用するサービスに対する業務費用および財務費用の承認、使用するサービス・インスタンスの説明責任の引き受け、企業間関係の確立、アカウント、予算、および条件の設定などを担う。利用者サービス管理者は、サービス・インスタンスとサービス・インスタンス変更の要求、企業間関係でのサービスの購入、サービス・ユーザーの作成(ポリシーを含む)、コンピューティングやストレージなどのリソースの割り当て、レポート(使用量)の生成などを担う。サービス・ユーザーは、クラウド・サービス提供者から提供されるサービス・インスタンスを使用する。
"利用者"という用語は、該当のアクションまたはアクティビティーに上記の関係者の1人以上が関与する可能性がある場合に使用される。このカテゴリーの関係者を区別することが重要な場合、より詳細な用語が使用される。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
Cloud Service Provider/クラウド・サービス提供者:
サービス運用管理者、サービス事業管理者、サービス移行管理者などを含む関係者のカテゴリー。サービス運用管理者は、クラウド・サービスを提供するために必要な技術的インフラストラクチャの管理、SLAを基準としたパフォーマンスおよび使用量のモニタリングおよび測定、モニタリングおよび測定で得られた報告の提供などを担う。サービス事業管理者は、クラウド・サービス開発者が提供するすべてのタイプのサービスの提供、サービス提供者自体が提供できるサービスおよびクラウド・サービス提供者の代わりに提供するサービスの説明責任の引き受け、企業間関係のポートフォリオの確立、利用者に対するアカウントおよび条件の設定などを担う。サービス移行管理者は、"オン・ボーディング"、統合、プロセス採用などのクラウド・サービスを顧客が使用できるようにする措置の実施、カタログに掲載可能で利用者が使用できるテンプレートおよび構成に基づいたサービス製品の作成などを担う。
"提供者"という用語は、該当のアクションまたはアクティビティーに上記の関係者の1人以上が関与する可能性がある場合に使用される。このカテゴリーの関係者を区別することが重要な場合、より詳細な用語が使用される。
比較および整合のため、クラウド・サービス提供者(Cloud Service Provider)は、NISTクラウドコンピューティングリファレンスアーキテクチャ[参考文献: NIST Special Publication 500-292, Fang Liu, Jin Tong, Jian Mao, Robert Bohn, John Messina, Lee 395 Badger and Dawn Leaf, NIST Cloud Computing Reference Architecture]で定義されているクラウドプロバイダ関係者と同義であることに注意を要する。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
CLP Service/CLPサービス:
CLPを実装するMAP内の論理エンティティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
CLP Target/CLPターゲット:
CLPで使用するために承認されたプロファイルによって全体が定義されているプロパティ、挙動、UFcT (User Friendly class Tag)などを持つ管理要素または関連。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
collaboration structure diagram (CSD)/コラボレーション構造図(CSD)
Collection/コレクション:
他のResourceのコレクションを収め、クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル仕様で定義されている表現およびシリアライゼーションを備えた特定の種類のResource。"CIMI collection/CIMIコレクション"の同義語。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
command/コマンド:
管理コントローラーからネットワーク・コントローラーに送信され、ネットワーク・コントローラーに対してアクションの実行、データの返送、またはその両方の実行を要求する制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Command Line/コマンドライン:
コマンド動詞、省略可能なコマンド・ターゲット、オプションおよびオプションの引数、プロパティおよび値など、管理アクションの完全な表現を記述したテキスト・メッセージ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Processor/コマンド・プロセッサー:
MAPにある論理エンティティであり、着信するコマンドの解析、解釈、および実行ならびに応答の返送を担う。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Line Protocol (CLP)/コマンドライン・プロトコル(CLP):
システムの管理を目的として、サーバー・ハードウェア用のシステム管理アーキテクチャーによって定義された人間指向のコマンドライン・プロトコル。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Response/コマンド応答:
コマンドを発行するとCLPサービスからクライアントに返される応答。コマンド応答は、コマンド・ステータスおよびコマンドの結果で構成される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Results/コマンドの結果:
コマンド応答の一部として返される、正常に実行されたコマンドの結果そのもの。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Status/コマンド・ステータス:
CLPサービスからクライアントに返される、コマンド実行の全体的なステータスを記述した情報。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Command Status Data/コマンド・ステータス・データ:
コマンド応答の一部としてCLPサービスからクライアントに返される、コマンドのステータスを記述した詳細な情報。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Common Diagnostic Model (CDM)/共通診断モデル(CDM)
Common Information Model (CIM)/共通情報モデル(CIM):
- スキーマを定義するために使用されるメタモデルの名前(例:CIMスキーマまたは拡張スキーマ)。
- DMTFによって公開されているスキーマの名前(つまり、CIMスキーマ)。
common model/共通モデル:
特定のドメインに固有のCIMスキーマのサブセット。コア・モデルから派生しており、実際は、システム・モデル、アプリケーション・モデル、ネットワーク・モデル、デバイス・モデルなどの(ただし、これらに限定されない)モデルのコレクションである。CIMインフラストラクチャの仕様
Common Transport (CT)/共通トランスポート(CT)
Compliance Event/コンプライアンス・イベント:
コンプライアンス・イベントは、ポリシーまたは要件(多くの場合はコンプライアンス標準に記述された要件)に準拠していることを示す必要があるアクティビティーを報告するイベント・レコードである。注意:セキュリティー・コンプライアンス・イベントは、システム・リソースへのアクセスが発生した際に認可およびセキュリティー・ポリシーの適用に関連するアクティビティーを記録することに特化したコンプライアンス・イベントである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
component profile/コンポーネントプロファイル:
管理ドメインのサブセットを記述する(扱う)プロファイル。コンポーネントプロファイルのプロファイル仕様では、自律プロファイル(場合によっては別のコンポーネントプロファイル)の中でスコープ設定されているCIM要素を扱う。管理プロファイル使用法ガイド
管理プロファイル使用法ガイド(DSP1001)では、構成要素プロファイルにおいては、セントラルクラスアダプテーションおよびスコーピング・クラス・アダプテーションは同じではないと定義している。コンポーネントプロファイルを実装するには、1つ以上のスコーピング・プロファイルでスコープ設定している必要があり、そのスコーピング・プロファイルの1つと共に実装する場合にのみ実装可能である。コンポーネントプロファイルは、自律プロファイルおよびコンポーネントプロファイル(それ自体を含む)を参照でき、他のコンポーネントプロファイルをスコープ設定できる。プロファイル登録プロファイル
composition/コンポジション:
集約側の各インスタンスと集約される側のインスタンスの間の全体−部分関係を表現する強い関連。集約される側のインスタンスは、集約側のインスタンスと独立して存在することはできない。
たとえば、実行中のオペレーティングシステムとその論理デバイス間の包含関係は、コンポジションとみなすことができる。これは、オペレーティングシステムが存在しないと論理デバイスは存在できないためである。コンポジションは、強力な形式の集約でもある。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
computing device/コンピューティング・デバイス:
ソフトウェアがインストールまたは実行されているハードウェア。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
computing system/コンピューティング・システム:
アプリケーションのインストールおよび実行をサポートするオペレーティングシステムまたはファームウェアを含む1つ以上の仮想または物理コンピューティング・デバイス。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
concrete class adaptation/具象クラスアダプテーション:
抽象クラスアダプテーションではないすべてのクラスアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
concrete memory resource pool/具象メモリー・リソース・プール:
(元々のまたは具象の)親リソース・プールの容量を細分したリソース・プール。メモリー・リソース仮想化プロファイル
concrete profile/具象プロファイル:
抽象プロファイルではないすべてのプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
concrete storage resource pool/具象ストレージ・リソース・プール:
(元々のまたは具象の)親リソース・プールの容量を細分したストレージ・リソース・プール。メモリー・リソース仮想化プロファイル
condition/条件:
条件付きプロファイル要素または条件付き排他プロファイル要素を実装すべきかどうかを決定する、プロファイル内の仕様メカニズム。管理プロファイル使用法ガイド
conditional/条件付き:
対象のプロファイルが、指定されたプロファイル要素の実装を特定の条件下でのみ必要とすることを示す要件レベル。その条件を満たさない場合は、その指定されたプロファイル要素を実装するかどうかの判断は、その実装にゆだねる。管理プロファイル使用法ガイド
指定された条件に該当する場合、その文書に準拠するために厳密に従うべき要件を示す。IPインターフェース・プロファイル
conditional exclusive/条件付き排他:
対象のプロファイルが、指定されたプロファイル要素の実装を特定の条件下でのみ必要とすることを示す要件レベル。その条件を満たさない場合は、その指定されたプロファイル要素の実装を禁止する。管理プロファイル使用法ガイド
conditional exclusive profile/条件付き排他プロファイル:
条件付き排他要件レベルで参照するプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド、バージョン1.2.0
使用されているプロファイルのうち、条件付き排他要件レベルが設定されたプロファイル参照で参照するもの。管理プロファイル使用法ガイド、バージョン1.1.1
conditional profile/条件付きプロファイル:
使用されているプロファイルのうち、条件付き要件レベルが設定されたプロファイル参照で参照するもの。管理プロファイル使用法ガイド
configuration/構成:
特定のタイプの仮想リソースが持つ独立した形態のパラメータとして機能する値から成るメタデータの集合。
たとえば、マシン構成として、2.66 GHzのプロセッサー、4 GBのメモリー、および320 GBのローカル・ディスク・ストレージと同等のマシンというふうに定義できる。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェースの仕様
conformance or conformant/準拠レベルまたは準拠:
製品、プロセス、またはサービスが、指定された要件を満足していること。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program, Program (CP)/準拠プログラム、プログラム(CP):
DMTF準拠プログラムであるCDM準拠プログラム。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Administrator, Program Administrator (PA)/準拠レベル・プログラム管理者、プログラム管理者(PA):
すべての申請、提案、質問、および監理全般に関して、CDM準拠プログラム参加者の窓口となるDMTF側担当者。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Deficiency (CPD)/準拠プログラムの不備(CPD):
準拠プログラムで認証プロセスの障害となっている既知の問題。準拠プログラムの不備は、問題報告の結果として得られることがある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Program Guide/準拠プログラム・ガイド:
このプログラムで申請者が認証を取得する方法のプロセスを記述した文書。このガイドは、共通診断モデル1.0適合準拠レベル・ポリシー文書と共に使用される。準拠プログラム・ガイドは、申請者が認証を取得するために提案の検証を受ける際の詳細な手順を示す。他の関連文書への参照も記述されている。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformance requirements/準拠レベル要件:
提案が準拠しているとみなされるために実装する必要がある必須およびオプションの挙動の定義。準拠レベル要件は、CDM実装要件(DSP0255)に記載されている。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformance statement/準拠レベル・ステートメント:
提案がどのように準拠レベル要件を満たしているのかを申請者が正確に記述した一連の主張文書。どのオプションの機能がサポートされているのかの記述も含む必要がある。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Test Results, Submission/準拠レベル・テスト結果、提案:
準拠レベルを示す準拠レベル・テスト・スイートによって生成されたファイル。準拠レベル要件のテストの実施方法および実施環境を正確に記述した詳細を添付することも必要である。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Conformance Test Suite (CTS)/準拠レベル・テスト・スイート(CTS):
この準拠プログラムの下で提案のテストおよび生成に使用するために、申請者にライセンス付きで提供されるソフトウェア・ツール。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
conformant/準拠:
仕様の要件および制約に準拠していること。共通情報モデル(CIM)メタモデル
consoles collection/コンソール・コレクション:
CIM_TextRedirectionSAPクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
consumer/利用者、コンシューマー:
利用者とは、製品を購入、インストール、配置、または使用する法的実体である。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
データからのデータ列挙を要求しているWebサービス。WS-Management仕様
contained entity/含まれているエンティティ:
コンテナ・エンティティに含まれているエンティティ。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Container Credential Store/コンテナ認証情報格納場所:
CIM_MemberOfCollection関連を介して特定の認証情報インスタンスに関連付けられたCIM_CredentialStoreのインスタンス。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
container entity/コンテナ・エンティティ:
1つ以上の他のエンティティを包含するか、それらで構成されていると識別されるエンティティ。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
container ID/コンテナID:
コンテナ・エンティティを一意に識別する数値。プラットフォーム記述子レコード(PDR)で使用される。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Container Keystore/コンテナ・キーストア:
所定のPKI認証情報インスタンスを包含するCIM_Keystoreの単一インスタンス。CIM_Keystoreのインスタンスは、CIM_MemberOfCollection関連を介してPKI認証情報のインスタンスに関連付けられている。管理プロファイルの認証
containing entity/包含するエンティティ:
所定のエンティティのコンテナ・エンティティを指す代替用語。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Control Objective/制御目標:
コンプライアンス関連の要件または慣例。これらの制御目標は、多くの場合、コンプライアンス監査によって証明されるポリシーおよび適用によって記述される。
この仕様の文脈でいう制御目標は、イベント・レコード、ログ、および報告の形式で監査コンプライアンス・データを提供することが求められるクラウド提供者に向けたものであることが普通である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Control traffic; Control packets/制御トラフィック、制御パケット:
NC-SIの管理を目的として管理コントローラーとネットワーク・コントローラーの間で送信されるコマンド、応答、および非同期イベント通知のパケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
cooling domain/冷却ドメイン:
1つ以上の冷却装置で構成される特定の冷却源を共有する一連のシステムおよび構成要素。モジュラー・システム・プロファイル
core model/コア・モデル:
どのドメインにも固有ではないCIMスキーマのサブセット。
コア・モデルは、共通モデルや拡張スキーマなどの派生モデルの基本を確立する。CIMインフラストラクチャの仕様
Core Properties/コア・プロパティ:
該当のクラスの定義を所有するプロファイルで挙動の要件が規定されていないプロパティ。なお、このプロパティはMOFで定義されている。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Correlated Event/相関イベント:
何らかの関係(多くの場合は因果関係)によって、他の一連のイベントに関連付けられているイベント。たとえば、スローされたリソースがキャッチされるという意味で、"スロー"イベントは、対応する"キャッチ"イベントに関連付けることができる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
coverage/カバレッジ:
インディケーション・ゲートを通過できる一連のインディケーション。インディケーション・プロファイル
creation class/作成クラス:
インスタンスの作成クラスは、インスタンスの大部分が派生したクラスである。
インスタンスの作成クラスは、インスタンスの生成場所とみなすこともできる(なお、CIMでは、作成クラスに対してインスタンス作成操作を発行する方法によらなくてもインスタンスを生成できる)。CIMインフラストラクチャの仕様
Credential Instance/認証情報インスタンス:
CIM_Credentialのサブクラスのインスタンス。認証情報管理プロファイル
Cumulative Privilege/累積特権:
付与される権利を表すCIM_Privilegeの概念的インスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
Cumulative Role Privilege/累積ロール特権:
CIM_Roleの特定のインスタンスと関連付けられているすべての付与された特権および拒否された特権の概念的表現であるCIM_Privilegeのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
current boot configuration/現在のブート構成:
管理対象システムが最後に正常にブートしたときに使用されたCIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
current data/現在のデータ:
特定のメトリックに利用可能な最新のデータ。オンライン・モニタリングおよびスナップショット・モニタリングは、現在のデータ・アクセスのタイプである。基本メトリック・プロファイル
Current Default Target (CDT)/現在のデフォルト・ターゲット(CDT)
相対ターゲット・アドレスとして表されるすべてのコマンド・ターゲットのデフォルト基本アドレスを確立するCLPセッション環境設定であり、入力されたコマンドでターゲット条件が指定されていない場合に、そのコマンドのターゲットとして使用される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
current resource allocation setting data/現在のリソース割り当て設定データ:
割り当てられたリソースを記述するリソース割り当て設定データ。ホスト・システムがリソース割り当ての動的な変更をサポートしている場合、定義済みリソース割り当て設定データとは異なる。リソース割り当てプロファイル
current setting data/現在の設定データ:
仮想リソースまたはシステムの現在の割り当て状態と関連付けられた仮想設定データ。割り当て機能プロファイル
D
data center/データ・センター:
コンピューティング・リソースを提供する物理的な場所であり、物理システムおよび仮想システム、ストレージ、ネットワーキングなどで構成できる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Data Federation/データ・フェデレーション:
2つ以上のドメインが、サービスまたはコンテンツの合成、利用または配信、および相互の調整のために監査データなどの情報を共有および交換できる方法。[参考文献:Kobielus, James, "New Federation Frontiers In IP Network Services",]、[参考文献:Miguel Montarelo Navajo et al. “Draft Report of the Task Force on Interdisciplinary Research Activities applicable to the Future internet”]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
data source/データ・ソース:
WS-Management仕様で定義されている列挙操作を介して列挙コンテキストを使用した全探索をサポートするWebサービス。WS-Management仕様
dedicated virtual resource/専用仮想リソース:
1つ以上のホスト・リソースの排他的使用を許可された仮想リソース。この排他使用により、そのホスト・リソースは他のコンシューマーと共有されなくなる。リソース割り当てプロファイル
default boot configuration/デフォルト・ブート構成:
コンピューター・システムの製造元またはクライアントが、そのデフォルト・ブート構成であることを示すタグを付けたCIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
defined coverage/定義済みカバレッジ
規定的ステートメントを介して静的フィルター・コレクションのプロファイルによって指定されるカバレッジ。インディケーション・プロファイル
defined resource allocation setting data/定義済みリソース割り当て設定データ:
リソース割り当て要求を記述するリソース割り当て設定データ。リソース割り当てプロファイル
delimited substring/区切られている部分文字列:
物理要素のVendorCompatibilityStringsプロパティまたはCIM_ConfigurationCapacityのインスタンスの部分文字列要素。
この部分文字列は、元の文字列(VendorCompatibilityStringsプロパティの配列にある要素を表す文字列)の先頭から始まり、その文字列の最後またはコロン(:)の前にある文字で終わる。物理資産プロファイル
delivery mode/配信モード:
ソースからシンクに通知メッセージが配信されるメカニズム。WS-Management仕様
Denied Privilege/拒否された特権:
PrivilegeGrantedプロパティが、FALSEに設定されているCIM_Privilegeのインスタンス。関連付けられたロールの拒否された特権を表す。ロール・ベースの認可プロファイル
deployment/デプロイメント:
予約済みまたは準備済みの環境にサービス・インスタンスをインストールするプロセス。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
deployment function/デプロイメント機能:
実行することによって準備済みの仮想システムが得られる機能。オープン仮想化フォーマット仕様
deployment platform/デプロイメント・プラットフォーム:
OVFパッケージをインストールする製品。オープン仮想化フォーマット仕様
deployment system/デプロイメント・システム:
ソフトウェア・パッケージまたはアプライアンスをインストールするシステム。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
deprecated/非推奨:
プロファイル要素またはプロファイルで定義された挙動が古いものであり、新しい構造に置き換えられていることを示すキーワード。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
derivation/導出:
参照元のプロファイルが、指定された参照先のプロファイルに基づいており、その参照先プロファイルに代えて使用できることを示す要件レベル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
derived profile/派生プロファイル:
参照先のプロファイルを基にしたプロファイル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
direct I/O/直接入出力:
仮想システムが、非仮想ホストに直接接続していること。仮想イーサネット・スイッチ・プロファイル
discovery mechanism/ディスカバリー・メカニズム:
ブール値の結果を生成するCIMベースのメカニズムであり、これによって、オプションのプロファイル要素、条件付きプロファイル要素、または条件付き排他プロファイル要素のどれが実装または使用可能であるかをクライアントで検出できる。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
DMTF Document/DMTF文書:
DMTFによって公開されたすべての資料。ただし、プレス・リリース、Webページ資料、マーケティング販促用品は除く。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Draft Standard/DMTFドラフト標準:
DMTF理事会によってまだ公開を承認されていない規定的DMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Informational document/DMTF情報文書:
非規定的DMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Informational Specification/DMTF情報仕様:
DMTFインキュベータによって作成された情報文書。そのインキュベータが通常のDMTFWGに移行した後でDMTF標準になる場合がある。これらの文書は、DMTF情報文書ではなく、DMTF仕様と類似したプロセスを経るが、DMTF標準ではない。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Member Review/DMTFメンバーによるレビュー期間:
仕様の場合は、DMTF標準として公開する前の期間。この期間は、知的財産関連のレビューを実施する期間、および広くDMTFメンバーからの最終的な意見を受け取る期間として確保される。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Standard/DMTF標準:
問題のある特定のドメインに対処し、DMTFによって公開された規定的性質を持つDMTF文書。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTF Standard Publication Identifier (DSP identifier)/DMTF標準公開識別子(DSP識別子):
すべてのDMTF文書に割り当てられている識別子。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Request (DR)/文書要求(DR):
DSP識別子の取得、その所有権の獲得、またはDSP識別子の返納に使用するテンプレート。作業部会向けのDMTFプロセス
Document State/文書の状態:
Webサイト上のメタデータなど、文書の外部で保持される文書の状態。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Status/文書のステータス:
文書の内部で保持される、その文書のステータス。このステータスは、最初のページに記述されていることが普通で、その値は「作業部会向けのDMTFプロセス」第5.3項で定義されているステータス値に限定されている。作業部会向けのDMTFプロセス
Document Type/文書のタイプ:
文書の内部で保持される、その文書のタイプ。このタイプは、最初のページに記述されていることが普通で、その値は「作業部会向けのDMTFプロセス」第6.2.1項で定義されているステータス値に限定されている。作業部会向けのDMTFプロセス
domain/ドメイン:
管理または専門分野の領域。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
duplicate object/重複オブジェクト:
結果集合にあるオブジェクトのうち、重複したオブジェクト・パスを持つオブジェクト。汎用操作の仕様
duplicate object path/重複オブジェクト・パス:
結果集合にあるオブジェクト・パスのうち、WBEMサーバーを介してアクセス可能な同じCIMオブジェクトを参照するオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
dynamic ethernet connection allocation/動的イーサネット接続割り当て:
デフォルトのイーサネット・スイッチ・ポートがイーサネット接続割り当ての一部としてインスタンス化されているイーサネット接続。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
dynamic filter/動的フィルター:
クライアントが制御するライフサイクルを持つCIM_IndicationFilterのインスタンス。インディケーション・プロファイル
dynamic indication filter/動的インディケーション・フィルター:
ライフサイクルがクライアントによって制御されるインディケーション・フィルター。インディケーション・プロファイル
dynamic power savings mode/動的省電力モード:
内部フィードバックに依存して電力消費を制限する省電力モード。電力使用量管理プロファイル
E
CIM_EthernetPortAllocationSettingData(EASD)
Editing Body/編集団体:
特定の文書に対する編集責任を割り当てられた委員会、分科会、またはWG。作業部会向けのDMTFプロセス
effective qualifier value/有効な修飾子値:
すべてのスキーマ要素で、その要素にスコープ設定された修飾子ごとに、有効な修飾子値を決定できる。各要素の有効な修飾子値は、その要素の修飾子の挙動を決定する値である。
たとえば、修飾子CounterはフレーバーToSubclassおよびデフォルト値のFalseで定義される。クラスACME_DeviceのプロパティNumErrorsでCounterにTrueの値を指定した場合、そのプロパティの修飾子Counterの有効な値はTrueである。クラスACME_DeviceのACME_Modemサブクラスが、Counter修飾子を再び指定することなくNumErrorsをオーバーライドする場合、そのプロパティの修飾子Counterの有効な値もTrueである。これは、そのフレーバーToSubclassによって、修飾子Counterの有効な値は、その修飾子が指定されている要素の次の上位要素で決まると定義されているためである。CIMインフラストラクチャの仕様
スキーマ要素に対して指定されている修飾子の有効な値は、その修飾子の伝搬規則を考慮して、そのスキーマ要素に対する修飾子の挙動を決定する値である。完全な定義については、共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャを参照。汎用操作の仕様
element/要素:
スキーマ要素の同義語。CIMインフラストラクチャの仕様
Electronic Ballot/電子投票:
作業部会向けのDMTFプロセスに定義されている手順に従って、電子的に実施される投票。
eligible participants/適格参加者:
アプリケーション使用許諾契約書に記載されている条件の下でこのプログラムへの参加を希望する企業。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
embedded class/埋め込みクラス:
プロパティ、パラメータ、またはメソッド戻り値の値に埋め込まれているクラス宣言。CIMインフラストラクチャの仕様
embedded instance/埋め込みインスタンス:
プロパティ、パラメータ、またはメソッド戻り値の値に埋め込まれているインスタンス宣言。CIMインフラストラクチャの仕様
embedded object/埋め込みオブジェクト:
埋め込みクラスまたは埋め込みインスタンス。CIMインフラストラクチャの仕様
emulated media device/エミュレートされたメディア装置:
管理対象システム上にローカルにエミュレートされたメディア装置。物理メディア装置を使用しているリモート・システムにリダイレクトできる。メディア・リダイレクト・プロファイル
emulated USB device/エミュレートされたUSB装置:
管理対象システム上でローカルにエミュレートされたUSB装置。物理USB装置を使用しているリモート・システムにリダイレクトできる。USBリダイレクト・プロファイル
enabled logical element/有効な論理要素:
有効な状態の概念が関連付けられている論理管理対象要素。有効な論理要素プロファイル
endpoint/エンドポイント:
MTCPエンドポイントを参照。
endpoint ID/エンドポイントID:
MTCPエンドポイントIDを参照。
entitlement (software)/エンタイトルメント(ソフトウェア):
ソフトウェア購入者とソフトウェア著作権所有者の間の使用許諾契約書の定義に従った、ソフトウェア・ライセンス使用権の法的所有権。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
entity/エンティティ:
PLDMモニタリングおよび制御データの構造を使用して識別される特定の物理エンティティまたは論理エンティティ。このような識別の目的は、プラットフォーム管理サブシステムでのそのエンティティのモニタリング、制御、または識別、あるいはPLDMモニタリングおよび制御を使用して監視または制御する他のエンティティに対するそのエンティティの関係の識別である。
物理エンティティの例として、プロセッサー、ファン、電源、メモリー・チップがある。論理エンティティの例として、論理電源(複数の物理電源で構成できる)、論理冷却装置(複数のファンまたは冷却装置で構成されうる)がある。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
entity ID/エンティティID:
エンティティの特定のタイプを識別するために使用される番号。そのエンティティが物理エンティティであるか論理エンティティであるかを、このIDでは指定しない。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entity Instance Number/エンティティ・インスタンス番号:
同じタイプのインスタンスを区別するために使用される番号。
たとえば、2つのプロセッサー・エンティティが存在する場合、それらの一方をインスタンス番号1、他方をインスタンス番号2と指定できる。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entity Type/エンティティ・タイプ:
エンティティの特定のタイプおよびそのエンティティが物理エンティティであるか論理エンティティであるかを識別する数値。
エンティティIDは、エンティティ・タイプのサブフィールドである。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Entry Point Structure (EPS)/エントリー・ポイント構造(EPS)
enumeration context/列挙コンテキスト:
WS-Management仕様で定義されているPull操作を使用して、XML要素情報項目の論理シーケンス全体にわたる特定の走査を表すセッション・コンテキスト。WS-Management仕様
error reporting requirement/エラー報告要件:
エラー状態を報告するためにメソッド要件または操作要件の一部として定められている要件。管理プロファイル使用法ガイド
ethernet adapter/イーサネット・アダプタ:
仮想システムまたはホスト・システム上のイーサネット・デバイスをモデル化するEthernetPort、それに関連付けられているLANエンドポイント、およびオプションのVLANエンドポイント。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter allocation request/イーサネット・アダプタ割り当て要求:
CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される、仮想マシンへのイーサネット・アダプタ・リソース割り当ての要求。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter resource allocation/イーサネット・アダプタ・リソース割り当て:
仮想システムへのイーサネット・ポートの割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet adapter resource pool/イーサネット・アダプタ・リソース・プール:
仮想コンピューター・システム・リソース割り当てのためのリソースとして使用可能なイーサネット・アダプタを表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection/イーサネット接続:
イーサネット・アダプタを実装したLANエンドポイントとイーサネット・スイッチ・ポートを実装したLANエンドポイントとの接続。この接続により、仮想イーサネット・アダプタまたはホスト・システム・イーサネット・アダプタからイーサネット・スイッチ・ポートへの接続を実現できる。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection allocation/イーサネット接続割り当て:
イーサネット・アダプタ上のLANエンドポイントと、イーサネット・スイッチ・ポート上のLANエンドポイントの間の接続に対する割り当て要求。
イーサネット接続割り当て要求によって、仮想イーサネット・アダプタや仮想スイッチ・ポートなど、この要求によって接続されるエンティティの暗黙的な割り当てが実行される。イーサネット接続割り当て要求は、CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection allocation request/イーサネット接続割り当て要求:
イーサネット・アダプタのLANエンドポイントと、イーサネット・スイッチ・ポートのLANエンドポイント間のイーサネット接続の割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet connection resource pool/イーサネット接続リソース・プール:
仮想コンピューター・システムの仮想イーサネット・スイッチ上で使用可能なイーサネット接続を表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port/イーサネット・スイッチ・ポート:
EthernetPort、それに関連付けられたLANエンドポイント、およびイーサネット・スイッチ上のイーサネット・ポートをモデル化するオプションのVLANエンドポイント。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port allocation request/イーサネット・スイッチ・ポート割り当て要求:
イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当ての要求。CIM_EthernetPortAllocationSettingDataのインスタンスとして表される。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port resource allocation/イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当て:
仮想イーサネット・スイッチへのイーサネット・ポートの割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
ethernet switch port resource pool/イーサネット・スイッチ・ポート・リソース・プール:
仮想イーサネット・スイッチ・ポート・リソース割り当てのリソースとして使用可能なイーサネット・スイッチ・ポートを表すリソース・プール。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
event/イベント:
管理アプリケーションで扱う対象となる現象の発生。
イベントはCIMで直接公開されないが、モデルの変更またはCIM_Indicationサブクラスのインスタンス化によって表すことができる。
1."実際のイベント"
2."イベント・レコード"
一般的な用法では、"実際のイベント"と"イベント・レコード"のどちらを指す場合も、そのいずれであるのかが文脈で明らかであると予想される場合、単に"イベント"を使用する。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
対象とする現象の観察可能な発生。管理プロファイル使用法ガイド
Event Action/イベント・アクション:
イベント・ターゲット・リソースに対してイベント・イニシエーター(リソース)によって実行されるアクション(動詞)。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event-based monitoring/イベントベースのモニタリング:
非同期通知をトリガーするためにメトリックのしきい値を使用するプロセス。基本メトリック・プロファイル
event consumer | consumer/イベント・コンシューマー | コンシューマー:
イベントのコンシューマーは、CADFイベントを処理、報告、またはそれ以外の方法で使用することを必要とするエンティティである。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Import and Export/イベントのインポートおよびエクスポート:
類似した前後関係を持つ監査可能イベント記録を収めたログを、クラウド提供者との間でインポートおよびエクスポートすることをサポートする。
フェデレーションを可能とし、この仕様に従った値に、ドメイン固有の値(識別子や分類値など)を変換する操作およびその逆方向の変換操作をサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Initiator/イベント・イニシエーター:
イベント・アクションを開始、発生、または誘発したリソース。通常、開始元のリソースは、イベントが発生したシステムによって識別または記述できるユーザーまたはサービスのいずれかである[参考文献:The Open Group, Distributed Audit Services (XDAS) Project, Distributed Audit Service (XDAS) – Preliminary Specification]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Log/イベント・ログ:
イベント・レコードを永続的に収集したもの。文脈によっては、この用語は単にログと表記される場合がある。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Observer/イベント・オブザーバー:
実際のイベントを観察し、それを記述するイベント・レコードを生成したリソース。オブザーバーは、それ自体がイベント・イニシエーターまたはイベント・ターゲットである場合もない場合もある。
EPTS用語集では、このリソースは、イベント・レコードのイベント・ソースと呼ばれることに注意を要する。CADF仕様では、イベント・オブザーバーとイベント・イニシエーターとの相違が曖昧にならないように、"ソース"という用語の使用は回避している。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event provider/イベント・プロバイダー:
CADFイベント・レコードを生成または配信できるエンティティ。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Query/イベント問合せ:
たとえば、何らかの選択条件に一致する永続的なイベント・レコードの特定のセットを求めるために、コンシューマーからプロバイダーに発行された要求。この要求に対しては、問合せの時点で存在している該当のイベント・レコードのみを、独立したトランザクションとして結合したセットが返されることが普通である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)-データ形式およびインターフェース定義の仕様 - 一般用語
特定の条件(日時の範囲、イベントの分類、ドメイン固有の識別子とタグ、特定のリソース・タイプの存在など)に一致するイベント・レコードを問い合わせるための標準的な方法をサポートする。この仕様で定義されているか特定のドメインと関連付けられている特定のリソース・タイプまたは分類値が存在するイベントに明確に一致するか、そのようなイベントであると明確に特定できる監査イベント・データ・セットを(ログや報告の形式などで)選択するフィルターをサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)-データ形式およびインターフェース定義の仕様 - インターフェース定義
Event Record/イベント・レコード:
一般的にはコンピューター処理のために、イベントを表すか、エンコードするか、または記録するレコードまたはオブジェクト。
一般的な使用法では、文脈から意味が明らかであれば、"イベント・レコード"を指す場合でも単に"イベント"とすることがある。
"CADFイベント・レコード"という用語は、具体的には、CADF仕様に従うイベント・レコードを参照するために使用される。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
event sink/イベント・シンク:
通知を受け取るWebサービス。WS-Management仕様
event source/イベント・ソース:
この用語は、イベントをモデル化する場合、EPTS用語集など他の分野では別の意味で使用されることが多く、曖昧さの原因となることがある。したがって、CADF仕様では、この用語の使用は避け、"イベント・イニシエーター"および"イベント・オブザーバー"という、より正確な用語を使用することが望ましい。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Stream/イベント・ストリーム:
非永続的な直線的に順序付けられたイベントのシーケンス[参考文献:EPTS用語集]。
通常、イベント・ストリームは以下のようになっている。
- 時間順に並べることができる。
- 特定の時間間隔または他の条件(コンテンツ、スペース、ソース)で結合するか、開放型にして結合しないことができる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Submission/イベントの送信:
フェデレーテッド・ソース(またはサービス)からクラウド提供者への1つ以上のイベントのメッセージレベルの送信をサポートする。
イベント・データをさらに分類または増強するために使用できるリソースに、ドメイン固有のコンテキストを提供するため、イベントを送信したソースに関する情報をサポートする。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Subscription/イベント購読:
定期的なログおよび報告を生成するために使用できる永続的問合せをサポートする必要がある、クラウド提供者の管理プラットフォームをサポートする。
イベント、報告、またはログの生成頻度(関連付けられたフィルターを伴う)、および使用可能なストレージまたは伝送先を記述するデータをサポートする。リアルタイムのイベント・フィードの購読も含まれる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Event Target/イベント・ターゲット:
イベント・アクションの意図したターゲットとなっていた1つ以上のリソース[参考文献:The Open Group, Distributed Audit Services (XDAS) Project, Distributed Audit Service (XDAS) – Preliminary Specification]]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
explicit qualifier/明示的修飾子:
スキーマ要素でその使用法とは別に宣言されている修飾子のタイプ。CIMインフラストラクチャの仕様
implicit qualifier/暗黙的修飾子も参照。
exposed elements of a class/クラスの公開された要素:
クラスによって公開されているスキーマ要素の集合(つまり、プロパティおよびメソッド)は、クラスで定義されている要素の集合とクラスでオーバーライドされていない継承された要素の集合の和集合である。汎用操作の仕様
exposed property or method/公開されたプロパティまたはメソッド:
アダプテーションを使用してクライアントが使用できるプロパティまたはメソッド。アダプテーションによって公開されるプロパティまたはメソッドの集合は、アダプテーションされたクラスおよびそのスーパークラスで定義されているすべてのプロパティまたはメソッドの和集合である。プロパティまたはメソッドによってスーパークラスで定義されているプロパティまたはメソッドをオーバーライドすると、それらを結合した効果が1つのプロパティまたはメソッドとして公開される。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
extension schema/拡張スキーマ:
DMTFによって所有されていないスキーマであり、そのクラスはCIMスキーマのクラスから派生している。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
External Network Interface/外部ネットワーク・インターフェース:
外部ネットワーク・インフラストラクチャへの接続を提供するネットワーク・コントローラーのインターフェースであり、ポートとも呼ばれる。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
F
feature (software)/機能(ソフトウェア):
ソフトウェア製品の特定の機能またはロールを実行するソフトウェア要素のコレクション。粒度は、その機能を選択するそのアプリケーションの利用者またはユーザーにとって意味を持つレベルとなるように意図されている。この概念によって、ソフトウェア製品またはアプリケーション・システムは、製品またはアプリケーションがどのように構築されたのか(つまり、ソフトウェア要素)を反映する単位ではなく、ユーザーにとって意味を持つ単位に分解できる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
feature/機能:
1つ以上のプロファイル要素を実装する判断を1つの判断にグループ化したプロファイル要素。このグループ化は、実装機能に依存する他のプロファイル要素の実装を定義することで確立する。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
クラスで定義されているプロパティまたはメソッド。
機能は、クラスの利用者が使用可能である場合に公開される。クラスによって公開される機能のセットは、クラスおよびその上位系列で定義されているすべての機能の和集合である。ある機能で別の機能をオーバーライドすると、それらを結合した効果が1つの機能として公開される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
fee schedule/料金体系:
アプリケーション使用許諾契約書に記載されている料金体系。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
filter collection/フィルター・コレクション:
インディケーション・フィルターや他のフィルター・コレクションなど他のインディケーション・ゲートを含めることができるインディケーション・ゲート。インディケーション・プロファイル
filter query/フィルター問合せ:
CIMインスタンスに適用できる式。フィルター問合せ言語
Filtering/フィルタリング:
問合せの結果として返されるイベント・レコードのサブセットを選択するプロセスであり、通常、問合せで指定された選択条件に基づいて実行される。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
first-party authentication/ファースト・パーティ認証:
証明者利用者(RP)のローカルで実行されるサービスを使用して実行する認証。簡易ID管理プロファイル
flavor/フレーバー:
修飾子の伝搬、オーバーライド、および変換可能性のための規則を修飾子タイプに定義するメタデータ。たとえば、Key修飾子はフレーバーToSubclassおよびDisableOverrideを持つ。これは、その修飾子の値はサブクラスに伝搬され、サブクラスではオーバーライドできないことを意味する。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
frame/フレーム:
ノード間リンクを介したデジタル伝送のためにエンコードされた固定長または可変長のデータ・パケット。フレームは、IEEE 802.3に規定されたフレームを指す場合に使用される。その他のすべての場合には、パケットという用語が使用される。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
G
generic operation/汎用操作:
WBEMプロトコル間で共通な特定の操作およびセマンティクス。汎用操作の仕様
generic operations mapping:/汎用操作マッピング:
汎用操作の何らかの他のプロトコルの操作(たとえば、WBEM操作)または何らかのAPIの呼び出しへのマッピング。汎用操作の仕様
geographic/地理:
地理的位置(たとえば、国、州、郡、緯度/経度)を参照する配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
geolocation | geo-location/地理位置情報:
イベントに関連するリソースまたはエンティティの地理的位置を識別する情報を指す。
リソースまたは関係者の物理的な場所の識別は、どの場所に情報を保管する必要があるのかを定めるさまざまな国、地域、または論理的境界の法律に対するコンプライアンスを確認または監査するために、法的コンプライアンスの観点から重要である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
georouting | geo-routing/地理的ルーティング:
イベントの発生元からそのイベントに関与しているさまざまなリソースやイベント処理地点までのイベントの地理的追跡を指す。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Global Element Declaration/グローバル要素宣言:
スキーマのルート要素の直接の子として要素を配置する、XMLスキーマでの要素宣言。WS-CIMマッピング仕様
global filter collection/グローバル・フィルター・コレクション:
すべてのライフサイクル・インディケーションなど、インディケーションの大きなセットに対応するフィルター・コレクション。インディケーション・プロファイル
global indication filter/グローバル・インディケーション・フィルター:
すべてのアラート・インディケーションなど、インディケーションの大きなセットに対応するフィルター・コレクション。インディケーション・プロファイル
Granted Privilege/付与された特権:
PrivilegeGrantedプロパティがTRUE(関連付けられたロールの特権が付与されていることを表す)に設定されているCIM_Privilegeのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
guest software/ゲスト・ソフトウェア:
仮想システムの内部で実行されるソフトウェア。オープン仮想化フォーマット仕様
仮想マシン上で実行するために仮想ディスクに格納され、仮想マシンの電源がオンになったときに実行されるソフトウェア。ゲストは、通常、オペレーティングシステムならびにいくつかのユーザーレベルのアプリケーションおよびサービスである。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
H
host interface/ホスト・インターフェース:
ホスト・プロセッサーでローカルに実行されているソフトウェアが管理対象システムにある管理サブシステムのハードウェアにアクセスするために使用するハードウェア・インターフェースおよび関連付けられたプロトコル。MCTP基本仕様
host memory/ホスト・メモリー:
排他アクセスまたは共有アクセスによってメモリー・リソース・プールに割り当てることができるように、ホスト・システムに搭載されている連続した範囲のメモリー。メモリー・リソース仮想化プロファイル
host processor resource/ホスト・プロセッサー・リソース:
ホスト・プロセッサー・リソースは、ホスト・システムに搭載されているプロセッサー・デバイスまたはコンピューティング・リソースのうち、プロセッサー・リソース・プールまたは仮想システムに処理リソースを提供するために排他アクセスまたは共有アクセスで割り当てることができるものである。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
host resource/ホスト・リソース:
ホスト・システムに搭載されているデバイスまたはコンピューティング・リソースのうち、ホスト・システムを介してリソース・プールまたはコンシューマーにリソースを提供するために排他アクセスまたは共有アクセスで割り当てることができるもの。CPUプロファイル
host storage resource/ホスト・ストレージ・リソース:
ホスト・システムのスコープに存在するか、ホスト・システムからアクセスできるストレージ・リソース。ホスト・システムは、そのすべてまたは一部を仮想システムに割り当てることができる1つ以上のストレージ・リソースを搭載しているか、そのようなストレージ・システムにアクセスできる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
host system/ホスト・システム:
リソース割り当ての対象になるホスト・リソースを備えているシステム。メモリー・リソース仮想化プロファイル
割り当て、仮想化、またはその両方を実行できるイーサネット・リソースを備えているスコーピング・システム。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
割り当てまたは仮想化を実行できるリソースを備えているシステム。CIMシステム仮想化モデル・ホワイト・ペーパー
HTTP basic authentication/HTTP基本認証:
HTTPヘッダー・フィールドに認証情報が記述されていることを基本として、HTTPおよびHTTPSで使用する簡易認証スキーム。これは、RFC2617で定義されている。CIM-RSプロトコル仕様
HTTP content negotiation/HTTPコンテンツ・ネゴシエーション:
伝送されるコンテンツの形式を決定するためのHTTPクライアントとHTTPサーバーとの間で実施するネゴシエーション。クライアントが要求を発行すると、Accept ヘッダーにメディア・タイプを指定することで、受け入れ可能な応答形式が列挙される。したがって、サーバーは、同じリソース識別子で識別される同じリソースをさまざまな表現で提供できる。一般的な例としては、GIF画像およびPNG画像がある。PNGを表示できないブラウザーには、Acceptヘッダーに基づいてGIFを提供できる。RESTfulシステムでは、XML またはJSONの選択となることが多い。詳細は、RFC2616を参照。CIM-RSでのこの使用方法は、CIM-RSプロトコルに記述されている。CIM-RSホワイト・ペーパー
複数の表現を使用可能である場合に、HTTP応答メッセージでコンテンツの表現を選択するためのメソッド。これは、RFC2616の第12項で定義されている。CIM-RSプロトコル
HTTP digest authentication/HTTPダイジェスト認証:
交換されない共有秘密鍵を検証することを基本とする、HTTPおよびHTTPSで使用される認証スキーム。これは、RFC2617で定義されている。CIM-RSプロトコル
HTTP entity body/HTTPエンティティ本体:
RFC2626の第7.2項の定義に従ってHTTPメッセージに記述されるペイロード。CIM-RSプロトコル
HTTP entity-header field/HTTPエンティティ・ヘッダー・フィールド:
HTTP要求メッセージおよびHTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、エンティティ本体のデータに適用される情報を指定する。"HTTPエンティティ・ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP extension-header field/HTTP拡張ヘッダー・フィールド:
RFC2616で定義されているヘッダー・フィールドの標準セットに対するカスタム拡張に使用されるエンティティ・ヘッダー・フィールド。"HTTP拡張ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP general-header field/HTTP汎用ヘッダー・フィールド:
HTTP要求メッセージおよびHTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP汎用ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP header field/HTTPヘッダー・フィールド:
RFC2616の第4.2項の定義に従ったHTTPメッセージのヘッダーで使用される名前付きの値。"HTTPヘッダー"とも呼ぶ。ヘッダー・フィールドの具体的なタイプとしては、汎用ヘッダー・フィールド、要求ヘッダー・フィールド、応答ヘッダー・フィールド、エンティティ・ヘッダー・フィールド、および拡張ヘッダー・フィールドがある。CIM-RSプロトコル
HTTP message/HTTPメッセージ:
RFC2616の第4項の定義に従った、HTTPクライアントとHTTPサーバーとの間の(いずれの方向も含む)相互作用。CIM-RSプロトコル
HTTP method/HTTPメソッド:
RFC2616の第5.1.1項の定義に従った、HTTP要求に示されている相互作用のタイプ。CIM-RSプロトコル
HTTP request message/HTTP要求メッセージ:
RFC2616の第5項の定義に従った、HTTPクライアントからHTTPサーバーに送信されるHTTPメッセージ。"HTTP要求"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP request-header field/HTTP要求ヘッダー・フィールド:
HTTP要求で使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP要求ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP response message/HTTP応答メッセージ:
RFC2616の第6項の定義に従った、HTTPサーバーからHTTPクライアントに送信されるHTTPメッセージ。"HTTP応答"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
HTTP response-header field/HTTP応答ヘッダー・フィールド:
HTTP応答メッセージで使用できるヘッダー・フィールドであり、HTTPメッセージに適用される情報を指定する。"HTTP応答ヘッダー"とも呼ぶ。CIM-RSプロトコル
I
I2C/I2C:
最初にPhilips Semiconductorによって開発された、マルチマスタ2線式双方向シリアル・バスの名前。MCTPパケットおよびNC-SI over MCTPの概要
idempotent HTTP method/べき等HTTPメソッド:
エラーや期限切れの問題を除いて、N回の連続する同じ要求による副作用が、それらの1回の要求による副作用と同一であるという挙動を示すHTTPメソッド。RFC2616では、HTTPメソッドのGET、HEAD、PUT、およびDELETEはべき等であることが要求されている。副作用のないHTTPメソッド(つまり安全なメソッド)は、本質的にべき等である。詳細は、RFC2616を参照。CIM-RSホワイト・ペーパー
identity/ID:
ソフトウェア使用権の付与や割り当てを目的としてユーザーまたは人物を一意に特定するために使用される名前。例としては、ユーザー名"SmithJ"がある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
image/イメージ:
リカバリまたは同一システムを複製してプロビジョニングすることを目的とした、コンピューティング・デバイスのストレージ(ディスク)の内容の正確なコピー。
デプロイされたオペレーティング環境、すべてのアプリケーション、データ、構成設定の完全なインスタンスが含まれる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Immediate Power State Change/即時電源状態変更:
直ちに開始される電源状態の遷移を示す。電力状態管理プロファイル
implementation/実装:
モデルまたはメタモデルの実現。CIMインフラストラクチャの仕様
1つ以上のプロファイルの該当部分を実装するWBEMサーバー。
たとえば、CIM提供者を使用するサーバー側インフラストラクチャでは、WBEMサーバーおよび、一連のプロファイルの該当部分を実装する一連の提供者、つまり、実装アダプテーション・セットを実装という。管理プロファイル使用法ガイド
implementation adaptation/実装アダプテーション:
実装を必要とするアダプテーションであって、その基本アダプテーションの要件と他のソースの要件をマージした要件を持つもの。ここでいう他のソースとして、アダプテーションされたクラスのスキーマ定義、操作仕様、レジストリー要素などがある。管理プロファイル使用法ガイド
implementation adaptation set/実装アダプテーション・セット:
実装の一部として実装する必要がある実装アダプテーションのセット。管理プロファイル使用法ガイド
Implementation Namespace/実装名前空間:
公開されたプロファイル準拠レベルを構成するクラスおよびインスタンスが実装される名前空間。プロファイル登録
具体的な名前空間要件が定義されていないCIMオブジェクトに場所を提供することを目的としたCIM名前空間のロール。この用語は、そのロールを前提とする名前空間に対しても使用される。プロファイル登録プロファイル
実装の主要部分のためのCIM名前空間。管理イニシアティブ登録プロファイル
implementation-required/実装が必要:
実装の中でプロファイルまたはプロファイル要素の実装が必要とされることを示す語句。オプションのプロファイルまたはプロファイル要素を実装することを選択した場合もこの状況に該当する。管理プロファイル使用法ガイド
implementation type/実装タイプ:
アダプテーションの実装方法の詳細を示す、アダプテーションに割り当てられたタイプ。管理プロファイル使用法ガイド
Implicit Command Target/暗黙的コマンド・ターゲット:
実行中のコマンドの本来の作用対象。
このようなコマンドは、現在のデフォルト・ターゲットや、コマンドの中で指定されているターゲットには機能しない。cdコマンドは、暗黙的なコマンド・ターゲットに機能するコマンドの一例である。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
implicit qualifier/暗黙的修飾子:
スキーマ要素の宣言の一部として宣言される修飾子タイプ。CIMインフラストラクチャの仕様
explicit qualifier/明示的修飾子も参照。
incompatibility/非互換性:
後方互換性が無効になるような変更。管理プロファイル使用法ガイド
In Development/開発中:
編集団体が文書の作成を進めている期間。作業部会向けのDMTFプロセス
indication/インディケーション:
発生したイベントに関する通知を表す特別な種類のクラス。完全な定義については、CIMインフラストラクチャの仕様を参照。また、インディケーションは、イベント全体ではなく、イベントの1つの様相のみを表す場合がある。1つの特定のイベントに対して複数のインディケーションが送信されることがある。インディケーション・プロファイル
indication adaptation/インディケーション・アダプテーション:
インディケーション・クラスのアダプテーション。管理プロファイル使用法ガイド
indication delivery/インディケーションの配信:
実装からリスナーへのインディケーションの配信のプロセス。インディケーション・プロファイル
indication filter/インディケーション・フィルター:
インディケーションをサブスクライバーに配信するかどうかを制御するために使用するフィルターをインディケーションに指定する論理的構造。
問合せステートメントで定義されたカバレッジを持つインディケーション・ゲート。インディケーション・プロファイル
indication gate/インディケーション・ゲート:
インディケーションをフィルタリングする管理要素。その管理要素のカバレッジ範囲にあるインディケーションのみを通過させる。インディケーション・ゲートは、サブスクライブのターゲットとして機能し、サブスクライブしているリスナーにどのインディケーションを配信するかを制御できる。インディケーション・プロファイル
indication generation/インディケーション生成:
インディケーションの設計で報告対象となっているイベントが発生したときに実行される、インディケーションの作成プロセス。インディケーション・プロファイル
indication-generation requirement/インディケーション生成要件:
それぞれが特定のインディケーションの生成を必要とする1つ以上のイベントを明示した要件。管理プロファイル使用法ガイド
indication origin/インディケーション・オリジン:
そのインディケーションの発信元の名前空間。インディケーション・プロファイル
indication service/インディケーション・サービス:
登録の処理およびWBEMリスナーへのインディケーションの配信など、インディケーション関連の処理を実行するためのWBEMサーバーの機能。インディケーション・プロファイル
indication-specific indication filter/インディケーション固有のインディケーション・フィルター:
プロファイルで指定されている特定のインディケーションを対象とする静的インディケーション・フィルター。インディケーション・プロファイル
indication system/インディケーション・システム:
1つ以上のインディケーション・サービスを備えたWBEMサーバーをホストするシステム。インディケーション・プロファイル
inheritance/継承:
より汎用的なクラスとより具体的なクラスの間の関係。
具体的なクラスのインスタンスは、汎用クラスのインスタンスでもある。具体的なクラスは、汎用クラスの機能を継承する。継承関係では、具体的なクラスは"サブクラス"と呼ばれ、汎用クラスは"スーパークラス"と呼ばれる。
たとえば、クラスACME_Modemが、クラスACME_Deviceのサブクラスである場合、ACME_Modemのインスタンスはすべて、ACME_Deviceのインスタンスでもある。CIMインフラストラクチャの仕様
initiative, management initiative/イニシアティブ、管理イニシアティブ:
名前が付けられバージョン管理されている準拠レベル要件が定義された管理機能の集合体。管理イニシアティブを実装するための準拠レベル要件は、管理プロファイルなどの各種仕様に基づいており、イニシアティブ仕様に記載されている。イニシアティブの中には、DMTF、他の標準化機構、またはベンダーによって定義されているものがある。DMTFで定義している管理イニシアティブの例としてDASHがある。管理イニシアティブ登録プロファイル
initiative specification/イニシアティブ仕様:
イニシアティブを実装するための準拠レベル要件を定義する仕様。"イニシアティブ・ラッパー仕様"とも呼ぶ。イニシアティブ仕様の例として、DASH管理イニシアティブの準拠レベル要件を定義するDSP0232がある。管理イニシアティブ登録プロファイル
initiator port/イニシエーター・ポート:
データ交換操作のデータ供給元として機能するポート。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
input value requirement/入力値の要件:
プロパティ要件の一部、またはメソッド要件でパラメータ要件の一部として規定された要件であって、実装が特定の入力値を受け入れるための要件。管理プロファイル使用法ガイド
installation dependency/インストールの依存関係:
目的のソフトウェアをインストールする前にインストールする必要があるソフトウェア・イメージ。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
installed software/インストール済みソフトウェア:
システムのスコープにある管理要素にインストールされているあらゆるソフトウェア。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
instance/インスタンス:
モデルのクラスが実行時に実現されたもの。CIMインフラストラクチャの仕様
instance declaration/インスタンス宣言:
インスタンスの作成クラスおよび一連のプロパティ値を指定することによるそのインスタンスの定義(または仕様)。
たとえば、CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスは、CIMクライアントから取得できる。その結果、CIMクライアントが受信するものは実際はインスタンス宣言である。CIMクライアントがそのインスタンス宣言を受信した時点では、そのインスタンスのプロパティ値が既に変化していることもある。同様に、CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスがCIM操作で変更される場合、そのインスタンスの変更後の新しいプロパティ値を指定するインスタンス宣言が1つの入力パラメータになっていることもある。CIMインフラストラクチャの仕様
instance path/インスタンス・パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。CIMインフラストラクチャの仕様
WBEMサーバーを通してアクセス可能なインスタンスをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
instance requirement/インスタンスの要件:
アダプテーション・インスタンスで管理対象オブジェクトをどのように(場合によってはどのような条件下で)表すのかを定義する要件。管理プロファイル使用法ガイド
instance (software)/インスタンス(ソフトウェア):
ソフトウェア製品またはアプリケーションのインストール済みコピーであり、その存在を手動または自動化された方法で識別できるもの。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
instantaneous metrics/瞬間メトリック:
特定の時点でのメトリック。
瞬間メトリックの例として、仮想サーバーに現在割り当てられているメモリー容量がある。基本メトリック・プロファイル
integrated controller/統合コントローラー:
NC-SIのチャネルのうち、共通NC-SI物理インターフェースを共有するチャネルをサポートするネットワーク・コントローラー・デバイス(たとえば、複数の物理ネットワーク・ポートと単一のNC-SIバス接続を持つネットワーク・コントローラー)。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Intermediate Entry Point Structure (IEPS)/中間エントリー・ポイント構造(IEPS)
Internal Host Interface/内部ホスト・インターフェース:
ネットワーク・コントローラーのインターフェースのうち、プラットフォーム上で稼働しているオペレーティングシステムへの接続を提供するもの。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Internet media type/インターネット・メディア・タイプ:
インターネット・プロトコルでの表現形式を識別する文字列。元来は電子メールの添付ファイル向けに定義されたものであり、"MIMEタイプ"と呼ばれていた。CIM-RSプロトコルはHTTPを基にしているため、RFC2616の第3.7項のメディア・タイプの定義を使用している。CIM-RSホワイト・ペーパー
Interoperability/相互運用性:
ISO/TR 16056-1:2004
複数のシステム(コンピューター、通信デバイス、ネットワーク、ソフトウェアなどの情報テクノロジー構成要素)が、予測可能な結果を得るために、指示された手法に従って互いに相互作用し、情報を交換するための機能。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
Interop Namespace/Interop名前空間:
プロファイルの準拠実装の可用性を公開するために、CIM_RegisteredProfileがインスタンス化されている名前空間。
モデル化されたエンティティをクライアントが検出するための共通の既知の場所(実装の準拠レベルの公開先となるプロファイルなど)を提供することを目的とした、CIM名前空間のロール。この用語は、そのロールを前提とする名前空間に対しても使用される。implementation namespace/実装名前空間も参照。プロファイル登録プロファイル
interpretation (INT)/解釈(INT):
準拠レベル要件の意味の精密化または洗練化に関するDMTFによる決定。解釈は、問題報告の結果として得られるものの1つである。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
interval metrics/期間メトリック:
ある期間に該当するメトリック。期間メトリックの例として、過去1時間のサーバーの平均CPU使用率がある。基本メトリック・プロファイル
isolation/隔離:
1つの操作の実行が、別の同時操作の実行にどのように影響するかを示す一連の挙動。汎用操作の仕様
Issue Report (IR)/問題報告(IR):
準拠プログラムに関する説明の依頼や、準拠プログラムの目的や正確さに関する質問のための正式な書面による報告。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
IT Service/ITサービス:
1つ以上のビジネス領域を支援するためにITシステムによって提供される一連の関連する機能。ソフトウェア、ハードウェア、および通信機能で構成でき、顧客からは整合性と自己完結性を備えたエンティティと認識される。
ITサービスは、総勘定元帳システムなど1つのアプリケーションにアクセスするものから、多数のアプリケーションで構成する複雑な機能や複数のハードウェアとソフトウェアのプラットフォームにわたるオフィス・オートメーションにまで及ぶ。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
J
job/ジョブ:
実行に一定の時間を要するタスク。ジョブ制御プロファイル
K
key, key property/キー、キー・プロパティ:
何らかの一意性の範囲でインスタンスを一意に識別する値を持つプロパティ。
インスタンスのキーは、インスタンスのモデル・パス(クラス名と、キー・プロパティの名前と値のペアのセット)の同義語である。埋め込まれていないインスタンスのキーは、それが登録されている名前空間で一意であることが必要である。クラスのキー・プロパティは、Key修飾子によって示される。また、用語"キー・プロパティ"の省略表現でもある。CIMインフラストラクチャの仕様
keyword/キーワード:
コマンドの出力と入力で使用された場合、指定されている意味を持つとCLPによって認識される予約済みテキスト文字列トークン。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
KVM console flow/KVMコンソール・フロー:
KVM(Keyboard, Video and Mouse)コンソール・フローは、双方向のKVMコンソール・ストリームであり、最初は本来の宛先に流れる。KVMコンソール・フローは、CIM_ProtocolEndpointのインスタンスとしてモデル化された新しいKVMコンソール・フローの宛先にリダイレクトできる。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection/KVMリダイレクト:
CIM_RedirectionServiceのインスタンス、CIM_KVMRedirectionSAPのインスタンス、およびその2つの間のCIM_ServiceAccessBySAPのインスタンスで構成される。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection session/KVMリダイレクト・セッション:
KVMリダイレクトの一部であるCIM_KVMRedirectionSAPのインスタンス。KVMリダイレクト・プロファイル
KVM redirection service/KVMリダイレクト・サービス:
KVMリダイレクトの一部であるCIM_RedirectionServiceのインスタンス。KVMリダイレクト・プロファイル
L
launch in context/コンテキスト起動:
コンテキスト情報でサービスを起動するアクション。コンテキスト起動プロファイル
launch point/起動ポイント:
起動できるサービスに関する情報を提供する、管理対象システムで保持している情報。コンテキスト起動プロファイル
license (software):ライセンス(ソフトウェア):
ソフトウェア著作権所有者によって指定されている使用条件に従ってソフトウェアを使用する法的権利。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
licensee (software):ライセンス所有者(ソフトウェア):
著作権所有者によって指定された使用条件に従って関連付けられたソフトウェアを使用する権利を提供するソフトウェア・ライセンス使用許諾契約書に契約の下で拘束される法的エンティティ。通常は個人または組織。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
lifecycle indication/ライフサイクル・インディケーション:
CIMインスタンスまたはCIMクラスのライフサイクルに関連するイベントを示すインディケーション。インディケーション・プロファイル
listener/リスナー:
インディケーション・プロファイルの該当部分を実装するWBEMリスナー。インディケーション・プロファイル
listener destination/リスナーの宛先:
実装の中でリスナーへの参照を保持するエンティティ。インディケーション・プロファイル
listening port/リスニング ポート:
Telnetサービスが着信接続要求にバインドされ、それをリスニングするTCP/IPポート。Telnetサービス・プロファイル
Local Addressing Service/ローカル・アドレス指定サービス:
管理ドメインで管理要素および関連のアドレスの検出、列挙、および判別を担うエンティティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Log/ログ:
イベント・ログの定義を参照。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
logical disk/論理ディスク:
ストレージ・デバイスを介して仮想システムに公開された割り当て済みホスト・リソースのインスタンス。ストレージ・リソース割り当て要求に基づいたストレージ・リソースの割り当てにより得られる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
logical PCI device/論理PCIデバイス:
PCIバス番号、PCIデバイス番号、およびPCI機能番号によって表されるPCIデバイス。PCIデバイス・プロファイル
logs collection/ログ・コレクション:
CIM_RecordLogクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
long-term monitoring/長期モニタリング:
一定の期間にわたりメトリック値を取得するプロセス。基本メトリック・プロファイル
M
MAC/MAC:
OSIプロトコル・モデルのリンク・レイヤー。イーサネットNIC診断プロファイル
Manageability Access Point (MAP)/管理容易性アクセス・ポイント(MAP):
サーバー・ハードウェアに対するDMTFシステム管理アーキテクチャーの仕様に従った管理を提供するシステムのサービス。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
managed element (ME)/管理要素(ME):
システムのスコープ内で管理要素を表すCIM_ManagedElementのインスタンス。
アドレス指定の最も細かい粒度であり、コマンドまたはメッセージのターゲット、またはそのコレクションを指定できる。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
Managed Element Access Method/管理要素アクセス方式:
管理要素が作業単位を実行するための方式。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
managed entity/管理対象エンティティ:
管理パラメータによって管理されている物理エンティティまたは論理エンティティ。物理エンティティの例として、ファン、プロセッサー、電源、回路カード、シャーシがある。論理エンティティの例として、仮想プロセッサー、冷却ドメイン、システム・セキュリティー状態がある。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
managed environment/管理対象環境:
管理ドメインを具象化した存在。管理対象環境は、複数の管理対象オブジェクトで構成されている。管理プロファイル使用法ガイド
managed object/管理対象オブジェクト:
管理の観点からは独立して存在する個々の物理エンティティ、サービス、または他の種類のリソース。管理対象オブジェクトは管理対象環境に存在する。管理プロファイル使用法ガイド
管理対象環境にあるリソースの1つであり、その様相はクラスによってモデル化される。そのクラスのインスタンスは、そのクラスによって表されたリソースの様相を表す。たとえば、ネットワーク・インターフェース・カードは、その論理機能をクラスACME_NetworkPortでモデル化できる管理対象オブジェクトである。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Managed Object Format (MOF)/管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF):
DSP0004で定義されているCIMメタモデルに準拠した管理対象リソース(ストレージ、ネットワーキング、コンピューティング、ソフトウェア)のインターフェースを指定するために使用するスキーマ記述言語。作業部会向けのDMTFプロセス
DMTFによって定義されたIDLベースの言語。CIMクラスおよびそのインスタンスの構造、挙動、およびセマンティクスを表す。WS-CIMマッピング仕様
モデル要素のCIMメタモデル準拠表現を作成するために使用する言語。DMTFが定義している。管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)は、ISO/IEC 14750:1999に基づいたインターフェース定義言語(IDL)である。CIMインフラストラクチャ仕様の付録Aには、MOF言語の詳しい説明が記載されている。CIMI-CIM仕様
managed object type/管理対象オブジェクト・タイプ:
管理対象オブジェクトの概念的な汎用化またはタイプ。管理プロファイル使用法ガイド
managed resource/管理対象リソース:
管理対象環境にあるリソース。注意:CIM v2では"管理対象オブジェクト"と呼ばれていた。共通情報モデル(CIM)メタモデル
管理者にとって重要な可能性があるエンティティ。ノート・コンピューターやプリンターなどの物理オブジェクト、サービスなどの抽象エンティティの場合がある。WS-Management仕様
managed system/管理対象システム:
コンピューター・システムを構成する管理要素のコレクションであり、MAPはそれらに対する管理責任を負う。サーバー・ハードウェア用システム管理アーキテクチャーのホワイトペーパー
Management Component Transport Protocol (MCTP)/管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP):
管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様を参照。
management device/管理デバイス:
1つ以上の管理パラメータにアクセスするためのプロトコルの終点を提供する物理デバイス。管理デバイスは、管理要求に応答するが、管理コントローラーとの組み合わせで動作している場合を除き、管理操作を開始も集約もしない(つまり、1つ以上の管理コントローラーの補助として機能するサテライト・デバイスである)。簡単な管理デバイスの例として、温度センサー・チップがある。管理対象エンティティの状態および電圧を監視する入出力ピンまたは組み込みのアナログ・デジタル変換器を持つ管理コントローラーも管理デバイスである。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
management domain/管理ドメイン:
共通する管理要件、共通する用語、および関連する管理機能を伴う作業分野またはアクティビティー領域。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
management initiative, initiative/管理イニシアティブ、イニシアティブ:
名前が付けられバージョン管理されている準拠レベル要件が定義された管理機能の集合体。管理イニシアティブを実装するための準拠レベル要件は、管理プロファイルなどの各種仕様に基づいており、イニシアティブ仕様に記載されている。イニシアティブの中には、DMTF、他の標準化機構、またはベンダーによって定義されているものがある。DMTFで定義している管理イニシアティブの例としてDASHがある。管理イニシアティブ登録プロファイル
management parameter/管理パラメータ:
管理対象エンティティと関連付けられた特性、機能、ステータス、または制御ポイントを表す特定のデータ。管理パラメータの例として、温度、速度、電圧、オンとオフの状態、リンク状態、訂正不能なエラーの数、デバイスの電源状態がある。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
management profile/管理プロファイル:
WBEMサーバーとWBEMクライアントまたはWBEMリスナーとの間の管理インターフェースの必須要件レベル定義で参照されるプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
management profile specification/管理プロファイル仕様:
1つ以上の管理プロファイルをテキストで記述した仕様であり、場合によっては管理の表現ではない内容も記述されていることがある仕様文書。管理プロファイル使用法ガイド
Management Service Core/管理サービス・コア:
MAPのコア・サービス・セットが含まれている論理エンティティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Managing Service/管理サービス:
特定のPKI認証情報インスタンスを管理している、CIM_CertificateManagementServiceのインスタンス。CIM_CertificateManagementServiceのインスタンスは、CIM_ServiceAffectsElement関連を介して所定のPKI認証情報インスタンスのContainer Keystoreに関連付けられている。認証管理プロファイル
mandatory/必須:
対象プロファイルでは、指定されたプロファイル要素の実装が無条件に必要になることを示す要件レベル。管理プロファイル使用法ガイド
該当の文書に準拠するために厳密に従う必要があり、それから逸脱することは許可されない要件を示す。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
mandatory profile/必須プロファイル:
必須要件レベルで参照されるプロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
Mantis/Mantis:
特定の文書に対する変更の追跡でDMTFのメンバーが使用できるようにDMTFが用意しているコメント追跡ツール。作業部会向けのDMTFプロセス
match/一致:
プロパティまたはパラメータの値が、パターンで指定されている値に一致していることを示すキーワード。管理プロファイル使用法ガイド
may/許可:
文書の制限範囲内で許可される一連のアクションを示す。プロファイル登録
MCTP bridge/MCTPブリッジ:
自身宛てではないMCTPメッセージをあるポイントから別のポイントへの相互接続上で受信し、それを解釈せずにルーティングできるMCTPエンドポイント。ブリッジの入口と出口のメディアは同種メディアでも異種混在メディアでもかまわない。"ブリッジ"とも呼ばれる。MCTP基本仕様
MCTP bus owner/MCTPバス所有者:
MCTPに対するEIDの割り当て、または自身がマスターとなっているバスでの変換を担う。MCTPバス所有者は、物理アドレス割り当ても担当する場合がある。たとえば、SMBusバス・セグメントの場合、MCTPバス所有者はARPマスターでもある。つまり、このバス所有者は、動的SMBusアドレスを必要としているデバイスにそのアドレスを割り当てる。MCTP基本仕様
MCTP control command/MCTP制御コマンド:
MCTP通信の開始および管理に使用されるMCTP制御メッセージ・タイプの下で定義されているコマンド(EIDを割り当てるコマンド、デバイスのMCTP機能を検出するコマンドなど)。MCTP基本仕様
MCTP endpoint/MCTPエンドポイント:
MCTP通信の終点。MCTPエンドポイントは、MCTPパケットまたはMCTPメッセージの終点または始点である。つまり、MCTPトランスポート・プロトコルを使用して通信する機能と、MCTP制御コマンドを処理する機能が、単一の物理デバイスで兼ね備えているものである。この例として、MCTP対応の管理コントローラーと管理デバイスがある。エンドポイントとも呼ばれる。MCTP基本仕様
MCTP endpoint ID/MCTPエンドポイントID:
MCTPメッセージを特定のMCTPエンドポイントにルーティングするために使用される論理アドレス。MCTP通信およびMCTPメッセージをルーティングできるように、システムの中で特定のMCTPエンドポイントを一意に識別する数値ハンドル(論理アドレス)。エンドポイントIDは、システムの中でMCTP通信ネットワークを構成するMCTPエンドポイントどうしで一意である。MCTP EIDは、特定のMCTPネットワークでのみ一意である。つまり、互いに別々のMCTPネットワークどうしでこのエンドポイントのIDが重複していてもかまわない。エンドポイントIDとも、省略してEIDとも呼ばれる。MCTP基本仕様
MCTP Host Interface/MCTPホスト・インターフェース:
ホスト・ソフトウェアから管理対象システム内のMCTPネットワークへのローカル・アクセスを可能にするホスト・インターフェース。MCTP基本仕様
MCTP management controller/MCTP管理コントローラー:
MCTPエンドポイントである管理コントローラー。MCTP基本仕様
MCTP management device/MCTP管理デバイス:
MCTPエンドポイントである管理デバイス。MCTP基本仕様
MCTP message/MCTPメッセージ:
1つ以上のMCTPパケットを使用してMCTPネットワークによって中継される、メッセージ・タイプに基づいた通信の単位。MCTP基本仕様
MCTP network/MCTPネットワーク:
MCTPを使用して通信し、共通のMCTPエンドポイントID空間を共有するMCTPエンドポイントの集合。MCTP基本仕様
MCTP network ID/MCTPネットワークID:
プラットフォームの中でそれぞれ独立したMCTPネットワークを区別する一意の識別子。MCTP基本仕様
MCTP packet/MCTPパケット:
特定の物理メディアでのMCTP通信に使用されるデータ伝送の単位。MCTP基本仕様
MCTP packet payload/MCTPパケット・ペイロード:
1つのMCTPパケットで転送されるMCTPメッセージのメッセージ本体の部分を指す。MCTP基本仕様
measured resource/測定対象リソース:
測定の対象となっている管理対象オブジェクト。基本メトリック値のインスタンスが関連付けられているリソースである。基本メトリック・プロファイル
media redirection/メディア・リダイレクト:
CIM_ServiceAccessBySAP関連によって結合されているCIM_RedirectionServiceのインスタンスとCIM_MediaRedirectionSAPのインスタンスを含む配置。メディア・リダイレクト・プロファイル
media redirection SAP/メディア・リダイレクトSAP:
メディア・リダイレクトの一部であるCIM_MediaRedirectionSAPのインスタンスによるモデル化に従った、メディア・リダイレクト・セッションのサービス・アクセス・ポイント。メディア・リダイレクト・プロファイル
media redirection service/メディア・リダイレクト・サービス:
メディア・リダイレクトの一部であるCIM_RedirectionServiceRedirectionServiceのインスタンス。メディア・リダイレクト・プロファイル
media redirection session/メディア・リダイレクト・セッション:
CIM_MediaRedirectionSAPのインスタンスによるモデル化に従った、特定のメディア・リダイレクトSAPのコンテキストおよび要素。メディア・リダイレクト・プロファイル
Media Storage Device (MSD)/メディア・ストレージ・デバイス(MSD)
Member Company/会員会社:
電子メール・リストへの登録、各種討議への参加、各種会合への出席、DMTFへの貢献がその従業員または代表者に認められている企業または団体。会員会社になるための手続きについてはhttp://www.dmtf.org/join/companyを参照のこと。作業部会向けのDMTFプロセス
memory composition/メモリー構成:
複数のメモリー範囲を1つの包括的なメモリー範囲に集約すること。メモリー・リソース仮想化プロファイル
memory resource allocation/メモリー・リソース割り当て:
メモリー・リソース・プールから仮想システムへのメモリーの割り当て。メモリー・リソース仮想化プロファイル
memory resource allocation request/メモリー・リソース割り当て要求:
メモリー・リソース割り当ての要求。メモリー・リソース仮想化プロファイル
memory resource pool/メモリー・リソース・プール:
メモリー・リソース割り当てに使用できるメモリーを表すリソース・プール。メモリー・リソース仮想化プロファイル
memory resource pool configuration service/メモリー・リソース・プール構成サービス:
メモリー・リソース・プールに対するホスト・メモリーの追加または削除、およびメモリー・リソース・プールの具象的なサブプールの作成または削除をサポートする構成サービス。メモリー・リソース仮想化プロファイル
message/メッセージ:
message assembly/メッセージ・アセンブリー:
所定のMCTPメッセージに属する複数のMCTPパケットをまとめて受信およびリンクし、メッセージ・ヘッダーおよびメッセージ・データ(ペイロード)全体を抽出可能にするプロセス。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
message body/メッセージ本体:
MCTPメッセージのメッセージ・タイプ・フィールドおよびそのメッセージに関連付けられたメッセージ・タイプ固有のデータを収めた部分。MCTPメッセージ本体に必要なサイズが大きく、1つのMCTPパケットに収まりきらない場合、そのMCTPメッセージは複数のMCTPパケットに分割される。したがって、MCTPメッセージのメッセージ本体部分が、複数のMCTPパケットにわたっている場合がある。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
message confidentiality/ メッセージの機密性:
意図した受信者以外の人間にメッセージの内容が知られないようにメッセージに与えられている品質。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
message disassembly/メッセージ分解:
メッセージのヘッダーおよびデータ(ペイロード)が1つのMCTPパケットに収まらないMCTPメッセージを取得し、そのメッセージの内容をMCTPネットワークで配信するために必要な複数のパケットのシーケンスを生成するプロセス。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
message integrity/メッセージの完全性:
メッセージの作成以降にその内容が改ざんされているかどうかをそのメッセージの受信者が判断できるように、メッセージに与えられている品質。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
message originator/メッセージ発信元:
特定の終点に宛てたメッセージの元々の送信元。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
message registry/メッセージ・レジストリー:
メッセージ・レジストリーXMLスキーマの定義に従った形式による、メッセージの公開されたレジストリー。管理プロファイル使用法ガイド
message terminus/メッセージ終点:
MCTP Source Endpoint ID、Tag Ownerビット値、Message Tag値の各フィールドで構成するトリプレットの名前。これらのフィールドのまとまりにより、メッセージの組み立てを目的として、MCTPネットワークの中でMCTPメッセージのパケットを識別する。メッセージ終点自体は、特定のメッセージの組み立てを処理している受信エンドポイントで一連のリソースを識別していると考えることができる。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
meta-element/メタ要素:
メタモデル内のエンティティ。
たとえば、CIMメタモデルは、オブジェクトの中で構造化データ・アイテムの概念を定義する"Property"という名前のメタ要素を定義する。特定の各プロパティ(たとえば、プロパティP1)は、"Property"という名前のメタ要素のインスタンスであると考えることができる。CIMインフラストラクチャの仕様
meta-model/メタモデル:
スキーマで定義される対象の型表すメタ要素とそれらのメタ関係のセット。
たとえば、CIMメタモデルには、Classがゼロ個以上のPropertyを所有するなどのメタ関係を持つ"Property"および"Class"という名前のメタ要素がある。CIMインフラストラクチャの仕様
meta-relationship/メタ関係:
メタモデルの中で2つのエンティティ間に存在する関係。
たとえば、CIMメタモデルは、"Property"という名前のメタ要素が"Class"という名前のメタ要素に集約されるメタ関係を定義する。CIMインフラストラクチャの仕様
meta-schema/メタスキーマ:
メタモデルの同義語。CIMインフラストラクチャの仕様
method, CIM method/メソッド、CIMメソッド:
クラスの挙動を指定する機能。
メソッドを呼び出すと、関連する挙動を引き起こすことができる。
スキーマでは、メソッドは特別な種類のスキーマ要素である。メソッド名、戻り値、パラメータなどのメソッドに関する情報はクラス宣言で定義されている。
CIMメタモデルでは、メソッドは"Method"という名前のメタ要素で表される。CIMインフラストラクチャの仕様
method invocation link/メソッド呼び出しリンク:
メソッド呼び出しリソース(静的またはインスタンス)のリソース識別子。CIM-RSプロトコル
method requirement/メソッド要件:
メトリック・レジストリーで定義されたメトリックに対する要件および制約を定義するクラス・アダプテーションの一部として規定されている要件。管理プロファイル使用法ガイド
metric registry/メトリック・レジストリー:
標準メトリック・スキーマの定義に従って書式が設定されたメトリック定義の公開済みレジストリー。必要に応じて、統計値も定義できる。管理プロファイル使用法ガイド
metric requirement/メトリック要件:
メトリック・レジストリーで定義されたメトリックに対する要件および制約を定義するクラスアダプテーションの一部として規定されている要件。管理プロファイル使用法ガイド
Model/モデル:
概念的要素およびそれらの間の関係の集合であり、これらの集合によって何らかのセマンティクス、挙動、および状態を定義する。作業部会向けのDMTFプロセス
エンティティおよびそれらの間の関係の集合であり、その集合のセマンティクス、挙動、および状態を定義する。CIMインフラストラクチャの仕様
model path/モデル・パス:
名前空間内でオブジェクトを識別するオブジェクト・パスの一部。CIMインフラストラクチャの仕様
Modified Role/変更されたロール:
ModifyRole( )メソッドのRoleパラメータで参照されるCIM_Roleのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
modular enclosure/モジュラー筐体:
モジュラー・システムの物理パッケージ。モジュラー・システム・プロファイル
MOF compilation unit/MOFコンパイル単位:
MOFコンパイラーへの入力として明示的にリストされているファイルや、それらの入力ファイルからincludeプラグマ・コンパイラー・ディレクティブを使用して直接または間接的にインクルードされるファイルなどの一連のMOFファイルを示す。モジュラー・システム・プロファイル
MOF compiler/MOFコンパイラー:
MOFコンパイラーは、コンパイル単位を入力とするほか、コンパイル済みのタイプおよび修飾子の表現を入力とすることができる。
MOFコンパイラーは、コンパイル単位で定義されているタイプを、スキーマ・リポジトリー・エントリーやプロバイダー・スケルトンなど別の表現に変換する。
MOFコンパイラーでは、その入力の一貫性を検証する必要がある。コンパイラー入力には、他のタイプによって使用されるすべてのタイプの定義、および定義済みおよび使用済みタイプのすべてのスーパータイプの定義が記述されていなければならない。管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)
MOF file/MOFファイル:
管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)に記載されているMOF構文に従った内容の文書を指す。管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)
MOF grammar/MOF文法:
管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)にに記載されているMOF言語構文の説明を指す。MOF文法は、ABNF(Augmented Backus–Naur form:拡張バッカスーナウア記法))を使用して指定されている。管理対象オブジェクト・フォーマット(MOF)
MOF Schema/MOFスキーマ:
MOF定義に基づいたスキーマ。つまり、その定義から派生したスキーマ。これには、CIMスキーマ、PRS(Problem Resolution Standard)スキーマ、およびDMTFまたはアライアンス・パートナーによって作成されたMOFに基づく追加のスキーマ(MOFから派生した追加のスキーマ)がある。作業部会向けのDMTFプロセス
Monitoring Member/モニタリング・メンバー:
DMTF Webサイトのメンバー専用セクションのコンテンツおよび意見交換にアクセスできるが、いずれの委員会、分科会、WGにも参加することが許可されていない会員会社のレベル。作業部会向けのDMTFプロセス
Multi-drop/マルチドロップ:
複数の物理通信デバイスが電気的に共通の1つのバスを共有し、そのうちの1つのデバイスが、そのバスのマスターとして機能し、複数の"スレーブ"("ターゲット")デバイスと通信する状況を指す。
NC-SIとの関連では、管理コントローラーは、マスターのロールを担い、ネットワーク・コントローラーはターゲット・デバイスである。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
multiplicity/多重度:
1つのインスタンスに関連付けることができるインスタンスの数の許容範囲。
関連の多重度は、関連のもう一方の端それぞれで参照するインスタンスごとに関連付けることができるインスタンスの数の許容範囲である。多重度は、1つの参照に対してMin修飾子およびMax修飾子を使用して定義される。CIMインフラストラクチャの仕様
N
name/名前:
要素またはメタ要素それぞれが、何らかのスコープで自身を識別するために持つ識別子。CIMインフラストラクチャの仕様
named profile element/名前付きプロファイル要素:
プロファイル名スコープを使用した名前を割り当てられているプロファイル要素。管理プロファイル使用法ガイド
namespace, CIM namespace/名前空間、CIM名前空間:
クラス、インスタンス、および修飾子タイプの名前空間域を表す、CIMサーバーからアクセス可能な特別な種類のオブジェクト。CIMインフラストラクチャの仕様
namespace path/名前空間パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能な名前空間をアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。
また、その名前空間をアドレス指定するインスタンス・パス、クラス・パス、および修飾子タイプ・パスの一部でもある。
WBEMサーバーを通してアクセス可能なCIM名前空間をアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。CIMインフラストラクチャの仕様
navigation property/ナビゲーション・プロパティ:
インスタンスのREST表現でのプロパティのうち、そのインスタンスのクラスでは宣言されていないが、関連するインスタンスにナビゲートできるようにそのREST表現に記述されているもの。CIM-RSプロトコル
NC-SI RX/NC-SI RX:
ネットワーク・コントローラーから管理コントローラーへのNC-SI上でのトラフィックの方向。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
NC-SI TX/NC-SI TX:
管理コントローラーからネットワーク・コントローラーへのNC-SI上でのトラフィックの方向。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Network Controller (NC)/ネットワーク・コントローラー(NC):
システムの中で外部イーサネット・ネットワークへの接続の提供を担う構成要素。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Network Controller Sideband Interface (NC-SI)/ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI):
管理コントローラーへのネットワーク接続を提供するネットワーク・コントローラーのインターフェース。コンテキストに応じて、サイドバンド・インターフェースまたはNC-SIとして表現されることもある。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
next boot configuration/次回のブート構成:
ブート構成システムを次回ブートするときに使用される、CIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
next single use boot configuration/次回でのみ使用するブート構成:
ブート構成システムを次回ブートするときにのみ使用し、以降のブートでは使用しない、CIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
nibble/ニブル:
4ビットの集合(1バイトの半分)を示すコンピューター用語。MCTP基本仕様
Non-addressing Association/非アドレス指定関連:
関連インスタンスのうち、その関連インスタンスで参照しているどのインスタンスのUFiPを構築する場合でもMAPで使用されないもの。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Normalization Form C/正規化形式のC:
可能な場合は結合マークの使用を回避でき、コード・ポイントごとにUCS文字の文字列を比較できるUCS文字の正規化形式。これは、Unicode StandardのAnnex #15で定義されている。CIM-RSプロトコル
not next boot configuration/次回に使用しないブート構成:
次回のブートでは使用されない、CIM_BootConfigSettingのインスタンス。ブート制御プロファイル
not recommended/推奨されない:
このラベルが付いた挙動は、その特定の挙動が許容可能または有用となる特定の状況であれば、実装が妥当である理由が存在する可能性があることを示している。実装する前には、そのすべての影響を理解し、慎重に検討する必要がある。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
Null/NULL:
型が指定された要素が値を持っていない状態であること。共通情報モデル(CIM)メタモデル
numeric character reference/数字参照:
W3C XML仕様の第4.1節に文字参照として定義されている、UCSコード・ポイントの16進数表現または10進数表現を使用するエスケープUCS文字。例として、復帰文字の" "や、文字"A"の"A"がある。XMLでのCIMの表現
O
object path/オブジェクト・パス:
CIMサーバーを通してアクセスできるオブジェクトのアドレス。汎用操作の仕様
obsolete/廃止された:
あるアイテムが、以前の仕様では定義されていたが、この仕様からは削除されたことを示す。管理構成要素トランスポート・プロトコル(MCTP)基本仕様
OEM Properties/OEMプロパティ:
OEMベンダーによって、あるクラスのインスタンスに追加されたプロパティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
OEM Target/OEMターゲット:
プロパティ、挙動、UFcTなどがこの仕様の範囲外であることから、それらがベンダーによって異なる管理要素または関連。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
OEM Verbs/OEM 動詞:
この仕様の範囲外であることから、OEMベンダーによって定義されている動詞。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
online monitoring/オンライン・モニタリング:
メトリック値(通常は期間メトリック)が、計測レイヤーまたは報告レイヤーからの要求とは非同期で収集されるプロセス。基本メトリック・プロファイル
Open Virtualization Format (OVF)/オープン仮想化フォーマット(OVF)
Operation/操作:
MAPの識別可能なアクティビティー。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Operation Request Message/操作要求メッセージ:
CIM XML DTDに照らして概略において妥当なXML文書のうち、そのルート・ノードの下にサブエレメントがあるか、このサブエレメントの下にサブエレメントがあるもの。HTTPを介したCIM操作
operation requirement/操作要件:
クラス・アダプテーションの一部として規定されている要件のうち、操作仕様で定義されている操作に対する要件および制約を定義しているもの。管理プロファイル使用法ガイド
operations specification/操作仕様:
操作、それらのセマンティクス、およびそれらに関連付けられているモデルと挙動を指定する仕様。管理プロファイル使用法ガイド
option/オプション:
コマンド動詞verbの特定の挙動を選択する、コマンドラインの条件。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
option argument/オプション引数:
オプションに特定の値を選択するために、そのオプションに関連するコマンド動詞に渡される入力データ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
optional/オプションの:
文書の制限範囲内で許可される一連のアクションを示す。
指定されたプロファイル要素の実装についての決定が、対象プロファイルの中で実装に任されていることを指定する要件レベル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
optional profile/オプションのプロファイル:
オプションの要件レベルを持つプロファイル参照によって参照される使用中のプロファイル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
ordinary class/通常のクラス:
関連クラスでもインディケーション・クラスでもないクラス。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
関連クラスでもインディケーション・クラスでもないクラス。CIMI-CIM仕様
organization/組織:
管理プロファイルを作成するコンソーシアム、標準化グループ、企業、またはビジネス・エンティティを指す。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
DMTFプロファイル仕様を作成するコンソーシアム、標準化グループ、または企業。ジョブ制御プロファイル
original destination/元の宛先:
リダイレクトされる前のテキスト・コンソール・フローの宛先。シリアル・ポートなど、CIM_LogicalDeviceのインスタンスとしてモデル化される。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
リダイレクトされる前のKVMコンソール・フローの宛先。
元の宛先は、本文書では、CIM_Keyboard、CIM_DisplayController、およびCIM_PointingDeviceのインスタンスとしてモデル化されているが、別のタイプの論理デバイスの場合もある。KVMリダイレクト・プロファイル
Out-of-Band/アウトオブバンド:
オペレーティングシステムによる制御から独立して、ハードウェア・リソースおよび構成要素で作動する管理機能。MCTPパケットおよびNC-SI over MCTPの概要
override/オーバーライド:
継承階層上にある同じタイプのメタ要素の要素のうち、類似した名前を持つものどうしの関係。サブクラスのオーバーライドする側の要素で、スーパークラスのオーバライドされる側の要素が再定義される。
オーバーライド関係の目的は、サブクラスの要素の定義を絞り込むことである。
たとえば、クラスACME_Deviceは、"powersave"、"on"、または"off"の値を設定できる文字列タイプのプロパティであるStatusを定義できる。ACME_DeviceのサブクラスであるクラスACME_Modemは、Statusプロパティの値を"on"と"off"のみに制限し、"powersave"を設定できないようにオーバーライドできる。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
OVF descriptor/OVF記述子:
DSP8023に準拠し、OVFパッケージのデプロイに必要な情報を提供するXMLファイル。オープン仮想化フォーマット仕様
OVF package/OVFパッケージ:
OVF記述子ファイルのほか、関連する仮想ディスクや運用メタフィルなどのファイルを収めた1つの圧縮ファイルまたは一連のファイル。オープン仮想化フォーマット仕様
OVF Portability/OVF可搬性:
仮想システムをオーサー機能からエクスポートし、別のオーサー機能にインポートする機能。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
Owned Credential Store/自己証明書格納場所:
サービスによってサポートされる証明書格納場所であり、そのサービスでクライアントに対し自己を識別させるために使用する証明書を格納する。
そのような証明書格納場所、Usageプロパティを2(自己)に設定したCIM_CredentialStoreによって表される。証明書管理プロファイル
owning system/所有システム:
共有リソースを所有しているシステムを表す、CIM_ComputerSystemのインスタンス。共有デバイス管理プロファイル
P
package/パッケージ:
ネットワーク・コントローラーにある1つ以上のNC-SIチャネルであり、共通の電気的バッファーおよびNC-SIバスに対する共通の電気バッファー制御を共有するもの。
通常、1つの物理ネットワーク・コントローラー・パッケージ(チップまたはモジュール)に対して1つの論理NC-SIパッケージが存在する。ただし、この仕様では、1つの物理チップまたはモジュールで、複数のNC-SI論理パッケージを保持することを許可している。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
packet/パケット:
コンピューター・ネットワークによって伝送される書式化された情報のブロック。フレームは、IEEE 802.3に規定されたフレームを指す場合に使用される。パケットは、その他のすべてについて使用される。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
packet payload/パケット・ペイロード:
MCTP packet payload/MCTPパケット・ペイロードを参照。
parameter, CIM parameter/パラメータ、CIMパラメータ:
メソッドとの間で受け渡す名前付き引数および型付き引数。
メソッドの戻り値はパラメータとはみなされず、メソッドの一部とみなされる。
スキーマでは、パラメータは特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、パラメータは"Parameter"という名前のメタ要素によって表される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
participant/参加者:
準拠プログラムへの参加を承認された申請者。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Participating Member/参加メンバー:
DMTF仕様および標準に対するすべてのアクセス権限を持つ会員会社。参加メンバーは、委員会を除く複数の部会に加入および参加できる。参加メンバーは、その加入先および参加先のWG、フォーラム、および分科会で投票できる。作業部会向けのDMTFプロセス
pass-through traffic/message/packets/パススルー・トラフィック/メッセージ/パケット:
外部ネットワークと管理コントローラーの間をネットワーク・コントローラーを通して渡される非制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
pattern/パターン:
プロパティまたはパラメータに許容される値の仕様。用語match/一致も参照。管理プロファイル使用法ガイド
pattern profile/パターン・プロファイル:
参照元プロファイルの仕様で役立ついくつかのアダプテーションから構成されるデザインパターン。管理プロファイル使用法ガイド
payload/ペイロード:
メッセージにおける情報を担うフィールドを指す。アドレス・フィールド、フレーム指示ビット、チェックサムなど、メッセージを1つのポイントから別のポイントに転送するために使用されるフィールドおよび要素からは分離されている。いくつかのインスタンスでは、あるフィールドがペイロード・フィールドとトランスポート・フィールドの両方として機能することもある。MCTP基本仕様
PCI bridge/PCIブリッジ:
2つのPCIバスを接続する機能を提供するPCIデバイスを示す。PCIデバイス・プロファイル
PCI bus/PCIバス:
複数のPCIデバイスを接続する機能を提供するバス・サブシステムを示す。PCIデバイス・プロファイル
PCI device/PCIデバイス:
論理的なPeripheral Component InterconnectデバイスまたはPeripheral Component Interconnect Expressデバイスを示す。PCIデバイス・プロファイル
PCI port/PCIポート:
PCIデバイス間の接続を記述するために使用されるPCIデバイス・ポートを示す。PCIデバイス・プロファイル
PCIe Requester ID (Bus/Device Function) RID/PCIeリクエスターID(バス/デバイス機能)RID
PCIe switch/PCIeスイッチ:
複数のPCI Expressデバイスを接続する機能を提供するPCI Expressスイッチ・デバイスを示す。PCIデバイス・プロファイル
pending configuration/保留中の構成:
次回、IPインターフェースが構成を受け入れるときに、そのインターフェースに適用される構成を示す。ホストLANネットワーク・ポート・プロファイル
次回、IPネットワーク接続が構成を受け入れるときに、そのIPネットワーク接続に適用される構成を示す。IP構成プロファイル
pending power state change/保留中の電源状態変更:
将来、どこかの時点で開始される電源状態の遷移を示す。電力状態管理プロファイル
PHY/PHY:
OSIプロトコル・モデルの物理レイヤー。イーサネットNIC診断プロファイル
physical element/物理要素:
物理要素を表すCIM_PhysicalElementのサブクラス(CIM_PhysicalConnector、CIM_Slot、CIM_PhysicalComponent、CIM_Chip、CIM_PhysicalMemory、CIM_PhysicalPackage、CIM_PhysicalFrame、CIM_Chassis、CIM_Rack、CIM_Cardなど)のインスタンス。物理資産プロファイル
physical location/ 物理的な位置:
特定の地理的参照と関連付けられた物理的な場所。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
physical package/物理パッケージ:
パッケージを表すCIM_PhysicalPackageまたはCIM_PhysicalPackageのサブクラス(CIM_PhysicalFrame、CIM_Chassis、CIM_Rack、CIM_Cardなど)、あるいはCIM_PhysicalComponentまたはCIM_PhysicalComponentのサブクラス(CIM_Chip、CIM_PhysicalMemoryなど)のインスタンス。物理資産プロファイル
physical transport binding/>物理トランスポート・バインディング
MCTP基本プロトコルおよびMCTP制御コマンドが、SMBus/I2C、PCI Express™ベンダー定義メッセージングなどの、特定の物理トランスポート・タイプおよびメディア上でどのように実装されるかを定義する仕様を指す。MCTP基本仕様
PKI Credential Instance/PKI認証情報インスタンス:
PKI認証情報を表すCIM_UnsignedCredential、CIM_X509Certificate、またはCIM_X509CRLのインスタンス。認証管理プロファイル
platform/プラットフォーム:
アプリケーションをインストールして運用できるハードウェア運用環境とソフトウェア運用環境の組み合わせ。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリックス
Platform Descriptor Record (PDR)/プラットフォーム記述子レコード(PDR):
センサー、エフェクター、監視対象エンティティまたはコントローラー・エンティティ、および機能とサービスに関するセマンティック情報を提供するためにPLDM(Platform Level Data Model)実装の中で使用される一連のデータ。
PDRは、主に、PLDMの監視と制御およびプラットフォーム・イベントのサポートに使用される。この情報は、センサーと制御機能との関係(関連)、監視対象または制御対象の物理エンティティまたは論理エンティティ、およびそれらの要素と関連付けられたセマンティック情報も記述する。プラットフォームのモニタリングおよび制御仕様のPLDM
Platform Management Component Intercommunications (PMCI)/プラットフォーム管理機能間通信(PMCI):
DMTF(Distributed Management Task Force)のPre-OS Workgroupの下にあるWGの名前。管理対象コンピューター・システムの中でプラットフォーム管理サブシステムを形成する管理コントローラーおよび管理デバイスとの通信、またはそれらの間での通信をサポートする標準化された通信プロトコル、下位データ・モデル、およびトランスポート定義を定義するために設置されている。MCTP基本仕様
point-to-point/Point-to-Point:
物理通信メディアを通して2つの物理通信デバイスが相互接続している状態を指す。これらのデバイスは、マスター/スレーブ関係である場合も、対等な関係の場合もある。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
バスに対して1つの管理コントローラーおよび1つのネットワーク・コントローラーのパッケージのみがマスター/スレーブ関係(管理コントローラーがマスター)で使用されている状況を指す。MCTP基本仕様
polymorphism/ポリモルフィズム:
インスタンスがクラスおよびそのすべてのサブクラスのインスタンスになることができる性質。
たとえば、CIM操作によって、クラスACME_Deviceのすべてのインスタンスを列挙できる。返されるインスタンスに、ACME_Deviceのサブクラスのインスタンスを含めることができる場合、そのCIM操作は、ポリモルフィズムの挙動を実装するといわれる。CIMインフラストラクチャの仕様
port/ポート:
システムまたはストレージ・デバイスの通信エンドポイント。ポートによって、1つ以上のプロトコルに従ったデータの交換が可能になる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
power capping/電力制御機能:
システムの運用を明確な目標(システムの電力上限レベル)に合わて動的および静的に構成することで、アクティブに電力を管理するためのシステム機能。電力使用量管理プロファイル
power domain/電力ドメイン:
1つ以上の電源で構成される所定の電力源から電力の供給を受ける一連のシステムおよび構成要素。モジュラー・システム・プロファイル
power managed element/電力管理要素:
電力使用量が管理されているコンピューター・システム。電力使用量管理プロファイル
preboot/プリブート:
システム・ハードウェア上で稼働する実運用向けではないOS/診断環境。イーサネットNIC診断プロファイル
primary contact/代表担当者:
申請者である企業の従業員であり、プログラム関連の意思決定をその企業によって承認された個人。プログラム管理者は、この担当者からのみ、プログラム関連の情報および決定事項を受け取る。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
Primary Voter/代表投票者:
部会での投票権を持ち、その部会の名簿に代表投票者として記載されている個人。どのメンバーについても、そのメンバーの代表投票者は1人のみである。1つのメンバーは、それが投票権を持つ部会ごとに、それぞれ別の個人を代表投票者として選出できる。作業部会向けのDMTFプロセス
primordial storage resource pool/プリモディアル・ストレージ・リソース・プール:
ストレージ・リソース割り当てに使用できるあるいは使用されているストレージ・リソースを集約したストレージ・リソース・プール。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
principal/プリンシパル:
認証メカニズムによって、明確に識別され、確認されたエンティティ。簡易ID管理プロファイル
Process Document/プロセス文書:
DMTFによって作成される文書であり、DMTFに適用されるポリシーおよび手順が定義されている。作業部会向けのDMTFプロセス
processor/プロセッサー:
CPU内部の論理回路の集合であり、コンピューティング・デバイスの目的の機能を実行する基本命令に対応して処理を行うもの。
最新のプロセッサーは、複数のコアを持ち、複数の命令を実行できるマルチスレッド機能を持つ場合がある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
processor blade/プロセッサー・ブレード:
オペレーティングシステムを支援し、演算し処理機能を提供するように設計された特別な種類のブレード。モジュラー・システム・プロファイル
processor resource/プロセッサー・リソース:
利用者から見たプロセッサー・デバイスまたはコンピューティング・リソース。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
processor resource allocation/プロセッサー・リソース割り当て:
プロセッサー・リソース・プールから仮想システムへのプロセッサー・リソースの割り当て。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
processor resource allocation request/プロセッサー・リソース割り当て要求:
プロセッサー・リソース割り当ての要求。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
processor resource pool/プロセッサー・リソース・プール:
プロセッサー・リソース割り当てに使用できるプロセッサー・リソースを表すリソース・プール。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
processor resource pool configuration service/プロセッサー・リソース・プール構成サービス:
プロセッサー・リソース・プールに対するホスト・ストレージ・プロセッサー・リソースの追加または削除、およびプロセッサー・リソース・プールの具体的なサブプールの作成または削除をサポートする構成サービス。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
product/製品:
認定済み実装。共通診断モデル1.0準拠レベル・ポリシー
product activation/製品のアクティベーション:
アクティベーションによって、特定のデバイスまたはシステムと、ソフトウェア製品の使用の意思を認識するイベントが関連付けられる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
product edition/製品エディション:
ライセンス付きソフトウェア製品の特定のバージョンに関連する特定のエディション(例えばSKU(Stock Keeping Unit)のバリエーション)。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
product version/製品バージョン:
ライセンス付きソフトウェア製品の特定のリリース。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
profile/プロファイル:
管理プロファイル使用法ガイド(DSP1001)の定義に従った管理プロファイル。
管理プロファイルの同義語。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
profile conformance/プロファイル準拠レベル:
1つ以上のプロファイルに対する実装の準拠レベル。たとえば、管理プロファイル使用法ガイド(DSP1001)の第5.2.2節に定義されている完全な実装準拠レベルの規則を実装が満足している状態。プロファイル登録プロファイル
profile defined model/プロファイル定義モデル:
複数のクラス・アダプテーションから構成されているプロファイルによって定義された管理ドメイン(または管理ドメインのサブセット)のモデル。管理プロファイル使用法ガイド
profile derivation/プロファイルの起点:
参照先のプロファイルを基本プロファイルとして使用すること。
プロファイルの派生によって、参照先のプロファイルが、参照元のプロファイルの基本プロファイルとして設定される。管理プロファイル使用法ガイド
profile element/プロファイル要素:
管理プロファイル使用法ガイド(DSP1001)によって、プロファイルで指定するために設定されている定式的な要素。管理プロファイル使用法ガイド
profile implementation/プロファイルの実装:
特定のプロファイル実装コンテキストで特定のプロファイルの要件を実現する実装のサブセット。管理プロファイル使用法ガイド
profile implementation context/プロファイルの実装コンテキスト:
プロファイルまたはアダプテーションが実装されるコンテキスト。管理プロファイル使用法ガイド
profile reference/プロファイル参照:
別のプロファイルを参照する名前付きプロファイル要素。管理プロファイル使用法ガイド
profile-specific filter collection/プロファイル固有のフィルター・コレクション:
プロファイルで定義されている特定のタイプのすべてのインディケーションに対応する静的フィルター・コレクション。インディケーション・プロファイル
profile specification/プロファイル仕様:
管理プロファイル仕様の同義語。管理プロファイル使用法ガイド
profile usage/プロファイルの使用:
参照先のプロファイルの(派生以外での)使用。
参照元のプロファイルで設定した参照先のプロファイルを使用すること。管理プロファイル使用法ガイド
program sponsor, Conformance Program Sponsor/プログラム・スポンサー、準拠プログラム・スポンサー:
準拠レベル・プログラムの作成および保守を担当する組織。共通診断モデル準拠レベル・プログラムのプログラム・スポンサーは、DMTFのCDMフォーラムである。共通診断モデル(CDM)準拠レベル・プログラム・ポリシー
prohibited/禁止:
指定されたプロファイル要素の実装を該当のプロファイルで禁止することを示す要件レベル。管理プロファイル使用法ガイド
propagation/伝搬:
1つのプロパティの値を別のプロパティの値から導出できること。
CIMは、導出制約を利用するPropertyConstraint修飾子または弱い関連を通じた伝搬をサポートしている。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
property/プロパティ:
コマンド・ターゲットの属性。管理プロファイル使用法ガイド
property, CIM property/プロパティ、CIMプロパティ:
クラスの名前付きおよび型付き構造機能。
プロパティの名前、データ型、デフォルト値などの情報は、クラスで定義される。プロパティには、クラスのインスタンスで使用できる値が設定される。そのようなプロパティの値を使用して、インスタンスの特性を指定できる。
たとえば、クラスACME_Deviceは、"Status"という名前の文字列型のプロパティを定義できる。クラスACME_Deviceのインスタンスでは、Statusプロパティには、値"on"を設定できる。
特別な種類のプロパティは、通常のプロパティと参照である。
スキーマでは、プロパティは特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、プロパティは"Property"という名前のメタ要素によって表される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
property requirement/プロパティ要件:
クラスアダプテーションの一部として規定されている要件であり、アダプテーションされたクラスによって公開されているプロパティに対する要件および制約を定義する。管理プロファイル使用法ガイド
provisioning (software)/プロビジョニング(ソフトウェア):
サービス・オファリングのリソースの選択、予約、またはインスタンスの作成のプロセス。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
push mode/プッシュ・モード:
個別の非送信請求SOAPメッセージとして、ソースからシンクにイベント・メッセージを送信する配信メカニズム。WS-Management仕様
Q
qualified element/修飾子付き要素:
要素の宣言に修飾子が指定されているスキーマ要素。
たとえば、Counter修飾子の説明でいう"修飾子付き要素"という用語は、Counter修飾子が指定されているすべてのプロパティ(または他の種類のスキーマ要素)を指す。CIMインフラストラクチャの仕様
qualifier, CIM qualifier/修飾子、CIM修飾子:
スキーマ要素の特性を表すために使用される名前付き値。
修飾子値によって、修飾子付きスキーマ要素の挙動やセマンティクスを変更できる。修飾子は、スキーマ要素に付随しているメタデータとみなすことができる。特定の修飾子をどの種類のスキーマ要素に指定できるのかが修飾子のスコープで決まる。
たとえば、プロパティACME_Modem.Speedに、値をTrueとしたKey修飾子を指定していると、このプロパティには該当クラスのキー・プロパティとしての特性が与えられる。CIMインフラストラクチャの仕様
qualifier type/修飾子タイプ:
一連の修飾子に共通のタイプ。
CIMサーバーでは、修飾子タイプは特別な種類のオブジェクトである。修飾子タイプ・オブジェクトのアドレスは"修飾子タイプ・パス"と呼ばれる。
スキーマでは、修飾子タイプは特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、修飾子タイプは"QualifierType"という名前のメタ要素によって表される。CIMインフラストラクチャの仕様
qualifier type declaration/修飾子タイプ宣言:
修飾子タイプの定義(または仕様)。
たとえば、CIMサーバーを通してアクセス可能な修飾子タイプ・オブジェクトは、CIMクライアントによる取得が可能である。その結果、CIMクライアントでは実際には修飾子タイプ宣言を受け取る。頻繁に発生することではないが、CIMクライアントが修飾子タイプ宣言を受信した時点で、その修飾子タイプ自体の定義が変更されていることがある。同様に、CIMサーバーを通してアクセス可能な修飾子タイプがCIM操作で変更されているとき、そのCIM操作の処理中にその修飾子タイプを変更するために使用する修飾子タイプ宣言が入力パラメータとなっていることもある。CIMインフラストラクチャの仕様
qualifier type path/修飾子タイプ・パス:
CIMサーバーを通してアクセス可能な修飾子タイプをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。CIMインフラストラクチャの仕様
WBEMサーバーを通してアクセス可能なCIM修飾子タイプをアドレス指定する特別な種類のオブジェクト・パス。汎用操作の仕様
qualifier value/修飾子値:
一般的な意味での修飾子の値。この用語が、指定された値、有効な値、あるいはデフォルト値であるということを示すことはない。CIMインフラストラクチャの仕様
query/問合せ:
インディケーションが生成されるイベントを制約するフィルター。インディケーション・プロファイル
query statement/問合せステートメント:
イベントまたはインディケーション・フィルターの範囲(の一部)のいずれかを記述するために使用される問合せ言語で記述されたステートメント。インディケーション・プロファイル
R
rack/ラック:
クラスCIM_Rackで定義される配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
real logical device/実論理デバイス:
基盤となっている共有デバイスを表すCIM_LogicalDeviceのインスタンス。共有デバイス管理プロファイル
recommended/推奨:
一定の状況下で、特定のアイテムを無視する妥当な理由が存在している可能性があることを示す。別の方法を選択する場合には、そのすべての影響を理解し、慎重に検討する必要がある。MCTP基本仕様
record data format/レコード・データ形式:
データ構造がRecordFormatプロパティによって記述されているRecordDataプロパティにLogEntryデータが含まれているログ・エントリーを指す。レコード・ログ・プロファイル
Reduced Media Independent Interface (RMII)/Reduced Media Independent Interface(RMII):
信号数を削減してMACからPHYに接続するインターフェース。RMII Consortium(3Com Corporation、AMD Inc.、Bay Networks, Inc.、Broadcom Corp.、National Semiconductor Corp.、および Texas Instruments Inc.)によって制定されたIEEE Media Independent Interface(MII)に基づいている。MCTP基本仕様
reference, CIM reference/参照、CIM参照:
関連先のこと。
参照は、インスタンスを参照する特別な種類のプロパティである。
参照の値はインスタンス・パスである。参照のタイプは参照先インスタンスのクラスである。参照先インスタンスは、参照のタイプとして指定するクラスのサブクラスのインスタンスでもかまわない。
スキーマでは、参照は特別な種類のスキーマ要素である。
CIMメタモデルでは、参照は"Reference"という名前のメタ要素によって表される。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
referenced profile/参照先のプロファイル:
別のプロファイルの"Related profiles" subclauseに記述されているプロファイル。
別のプロファイルによって参照されるプロファイル。
別のプロファイルから参照されるプロファイルであり、プロファイルの起点またはプロファイルの使用を設定する。管理プロファイル使用法ガイド
参照元プロファイルのプロファイル参照テーブルに記述されていて、その参照元プロファイルで参照されているプロファイル。プロファイル登録プロファイル
reference property/参照プロパティ:
参照タイプのプロパティおよび参照修飾プロパティを総合的に表す用語。CIM-RSプロトコル
reference-qualified property/参照修飾プロパティ:
Reference修飾子で修飾されている文字列タイプのCIMプロパティ。CIM-RSプロトコル
reference-typed parameter/参照タイプのパラメータ:
CIMデータ型で宣言され、特定のクラスへの参照となっているCIMメソッド・パラメータ。CIM-RSプロトコル
reference-typed property/参照タイプのプロパティ:
CIMデータ型で宣言され、特定のクラスへの参照となっているCIMプロパティ。
DSP0004では、そのようなプロパティに対して、用語"参照"が定義されている。本文書では、より具体的な用語である"参照タイプのプロパティ"を代わりに使用する。CIM-RSプロトコル
referencing profile/参照元のプロファイル:
共有デバイス管理プロファイルを参照するプロファイル。DSP1001(Management Profile Specification Usage Guide)では、インディケーションを定義する各プロファイルは、このプロファイルを参照する必要があることに注意を要する。
"Related profiles" subclauseに別のプロファイルへの参照が記述されているプロファイル。
クラスの定義を所有するプロファイルであって、その"Related Profiles"テーブルにこのプロファイルへの参照を記述できるプロファイル。 ネットワーク管理‐仮想ルーティング及びフォワーディングプロファイル
プロファイル参照テーブルにプロファイルを記述することで、そのプロファイルを参照するプロファイル。
別のプロファイルを参照するプロファイルであり、プロファイルの起点またはプロファイルの使用を設定する。共有デバイス管理プロファイル
registered profile/登録済みプロファイル:
実装によって準拠レベルの公開先となっているプロファイル。プロファイル登録プロファイルのバージョン1.1より前は、登録済みプロファイルは"subject profiles(対象プロファイル)"と呼ばれていた(この用語は現在、非推奨になっている)。プロファイル登録プロファイル
registry reference/レジストリー参照:
メッセージ・レジストリーまたはメトリック・レジストリーを参照する名前付きプロファイル要素。管理プロファイル使用法ガイド
related profile/関連プロファイル:
参照先プロファイルの同義語(非推奨)。
relationship (software)/関係(ソフトウェア):
1つ以上の製品、ソリューション、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、またはITサービスの間の接続または相互作用。
スイートおよびバンドルは、パッケージング、プロビジョニング、またはライセンスのコンプライアンス対応で製品またはソリューションを適切に管理するうえで、関与する関係の知識が重要となる明確な例である。
より複雑な例として、ITサービスとその必須アプリケーションがある。この例では、関与する多彩な要素すべての間の関係を文書化して保持することが、変更およびパフォーマンスを適切に管理するうえで不可欠である。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Relative Target Address/相対ターゲット・アドレス:
絶対ターゲット・アドレスとは対照的に、現在のデフォルト・ターゲットを基準としたターゲット・アドレスの指定。サーバー管理コマンドライン・プロトコル(SM CLP)仕様
reliable indication/リライアブル・インディケーション:
重複、欠落、または順序が不適切なインディケーションをリスナーが検出できるようにするシーケンス識別子を収めたインディケーション。インディケーション・プロファイル
Remote Media/リモート・メディア:
ホストにローカルに接続されているかのようにリモート・メディア・デバイスを表示する管理機能。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Remote Procedure Call (RPC)/リモート・プロシージャー・コール(RPC):
RPCとは、あるプロセスで関数を呼び出すと、その関数が別のプロセス(多くの場合はネットワークでリンクしたリモートの場所)で実行される関数の実装である。RPCベースのシステムは、RESTfulシステムと対比されることが多い。RESTfulシステムでは、クライアントとサーバーの間の相互作用はREST制約に従っており、設計の重点はリソースにある。RPCベースのシステムでは、設計の重点は呼び出される関数にあり、明確に定義されたリソースという概念さえ必ずしも存在しない。CIM-RSホワイト・ペーパー
remote system/リモート・システム:
エミュレートしたUSBまたはメディア・デバイスへのネットワーク接続を管理対象システムで確立できる物理的なUSBまたはメディア・デバイスを搭載したシステム。USBリダイレクト・プロファイル
repeated indication/反復インディケーション:
前のインディケーションと同じイベントを報告するインディケーション。インディケーション・プロファイル
repeated indication delivery/反復インディケーションの配信:
反復インディケーションの配信。
反復インディケーションの配信は、報告されたイベントにしきい値超過などの永続的な状況が記述されている場合に発生することが普通である。インディケーション・プロファイル
Representational State Transfer (REST)/Representational State Transfer(REST):
分散システム向けのソフトウェア・アーキテクチャー形式であって、アドレス指定可能なリソース、統一された制限付きのインターフェース、表現の方向、ステートレスな通信、およびデータ形式主導の状態遷移に基づくもの。通常、RESTアーキテクチャーではHTTPプロトコルが使用される。他のプロトコルが使用可能であっても同様である。RESTアーキテクチャー・スタイルのオリジナルの説明については、Architectural Styles and the Design of Network-based Software Architecturesを参照。CIM-RSホワイト・ペーパー
required/必須:
そのアイテムが、その仕様にとって必須の要件であることを示す。MCTP基本仕様
Required Properties/必須プロパティ:
そのクラスの定義を所有するプロファイルで、そのクラスのインスタンスに値が指定されていることが必要なプロパティ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
requirement level/要件レベル:
プロファイル要素または参照プロファイルを実装するための要件を示す指定子。管理プロファイル使用法ガイド
Reserved String/予約済み文字列:
オプション引数、引数値、またはプロパティ値として使用すると、指定された特定の意味を持つことがCLPによって認識され、そのように予約されているテキスト文字列トークン。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Reserved Target/予約済みターゲット:
サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)仕様によって定義された特別な意味を持つ、ターゲット用語に有効な値。
ユーザーが予約済みターゲットの意味を変更することはできず、追加の予約済みターゲットを作成することもできない。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
resource/リソース:
エンドポイント参照でアドレス指定可能であり、WS-Management仕様仕様で定義されている操作を使用してアクセスできるWebサービス。このリソースはXML文書で表現できる。そのXML文書は、管理対象リソースの表現とすることもできる。WS-Management仕様
クラウド・サービス提供者が管理するエンティティの表現。このエンティティは、この仕様に記述されているインターフェースを使用してクラウド・サービス利用者がアクセスまたは操作できることが普通である。"CIMIリソース"の同義語。クラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTful HTTPベースのプロトコル
resource allocation/リソース割り当て:
コンシューマーが使用できるように、リソースの割り当て、分離、予約、共有の付与、または列挙を実行するプロセス。リソース割り当てプロファイル
resource allocation request/リソース割り当て要求:
割り当てるリソースの要求。リソース割り当てプロファイル
resource class/リソース・クラス:
管理対象リソースの抽象表現(タイプ)。
リソース・クラスは、管理関連の操作およびプロパティの表現を定義する。リソース・クラスの例として、一連のノート・コンピューターの操作およびプロパティの記述がある。WS-Management仕様
resource factory/リソース・ファクトリー:
この仕様で定義されているCreate操作を使用して新しいリソースを作成できるWebサービス。WS-Management仕様
resource identifier/リソース識別子:
CIM-RSでは、リソースへの参照(またはリソースのアドレス)であるURI。一般的に、リソースは複数のリソース識別子を持つことができるが、CIM-RSは例外である。CIM-RSホワイト・ペーパー
resource instance/リソース・インスタンス:
リソース・クラスのインスタンス化。
例としては、特定のラップトップ・コンピューターに対する一連の管理関連操作およびプロパティ値がある。WS- Management仕様
resource pool/リソース・プール:
コンシューマーに割り当てるリソースの割り当てを目的として仮想化プラットフォームで公開される抽象エンティティ。割り当て機能プロファイル
resource representation/リソース表現:
リソースまたはその観点の、何らかの形式等による表現。特定のリソースに任意の数の表現を指定できる。リソース表現の形式はメディア・タイプで識別する。CIM-RSプロトコルでは、より汎用的な用語である"ペイロード表現"が使用される。プロトコル・ペイロード要素の中には、リソース表現ではないものが存在するからである。CIM-RSプロトコル仕様
resource state/リソース状態:
アプリケーションの状態とは対照的に、RESTfulサービスによって管理されるリソースの状態。CIM-RSホワイト・ペーパー
resource type/リソース・タイプ:
リソースのクラスを分類する汎用タイプ(たとえば、プロセッサー、メモリー、ネットワーク・アダプタ)。リソース割り当てプロファイル
response/応答:
管理コントローラーからのコマンドを正常に受け取ったことの応答、コマンドの実行結果の提供、必要なデータの返送を目的としてネットワーク・コントローラーから管理コントローラーに送信される制御パケット。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
REST architectural style/RESTアーキテクチャー・スタイル:
Architectural Styles and the Design of Network-based Software Architecturesの第5章、およびREST APIs must be hypertext drivenに記載されているアーキテクチャー・スタイル。CIM-RSプロトコル仕様
Resultant Address/結果アドレス:
ターゲット・アドレス優先順位規則を適用した後のターゲット・アドレス。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
Resultant Target/結果ターゲット:
ターゲット・アドレス優先順位規則を適用した後のコマンドの有効なターゲット。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
RMII/RMII:
信号の本数を減らしたMACからPHYに接続するインターフェース。RMII Consortium(3Com Corporation、AMD Inc.、Bay Networks, Inc.、Broadcom Corp.、National Semiconductor Corp.、および Texas Instruments Inc.)によって指定されているIEEE Media Independent Interface(MII)に基づいている。MCTPパケットおよびNC-SI over MCTPの概要
RMII Based Transport (RBT)/RMII Based Transport(RBT):
RMIIから派生した3.3V物理メディア用の電気およびタイミングの仕様。ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース(NC-SI)仕様
Root Instance/ルート・インスタンス:
CIM_RoleLimitedToTarget関連を介してCIM_Roleのインスタンスと関連付けられており、CIM_Roleインスタンスのスコープ階層のルートを概念的に象徴するCIM_ManagedElementのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
runtime/実行時:
WS-CIMマッピング仕様標準に準拠したXMLインスタンスが作成される状況を示す。WS-CIMマッピング仕様
S
safe HTTP method/安全なHTTPメソッド:
副作用がないHTTPメソッド。RFC2616では、HTTPメソッドのGETおよびHEADが安全であることを要求している。定義によれば、安全なHTTPメソッドはべき等でもある。CIM-RSホワイト・ペーパー
sampling interval/サンプリング間隔:
メトリックを定期的に取得する場合に、新しいメトリック値を取得する頻度を指定する値。基本メトリック・プロファイル
schema/スキーマ:
単一の定義権限または所有組織を持つクラスの名前付き集合。スキーマにあるクラスの名前には、同じスキーマ・プレフィックスが付加されている。完全な定義については、共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャを参照。注意:DMTFが定義しているスキーマには、共通情報モデル(スキーマ・プレフィックスはCIM)と問題解決スキーマ(スキーマ・プレフィックスはPRS)の2つがある。管理プロファイル使用法ガイド
schema element/スキーマ要素:
一般的には、DSP0004(CIMメタモデル)での定義に従ったスキーマ要素を指す。DSP1001_1.2.0(Management Profile Specification Usage Guide)では、プロファイルによって制約できるスキーマ要素のサブセット(関連クラスやインディケーション・クラスなどのクラス、参照などのプロパティ、メソッド、およびパラメータ)にこの用語が使用される。管理プロファイル使用法ガイド
scope/スコープ:
修飾子タイプの一部として、その修飾子の指定先とすることができるメタ要素を指す。
たとえば、Abstract修飾子は、クラス、関連、およびインディケーションのスコープを持つ。これは、この修飾子が、通常のクラス、関連クラス、およびインディケーション・クラスにのみ指定できることを意味する。CIMインフラストラクチャの仕様
scoped profile/スコープ設定されたプロファイル:
スコーピング・プロファイルによって提供されるスコープを受け取るプロファイル。構成要素プロファイルの同義語。管理プロファイル使用法ガイド
scoping class/スコーピング・クラス:
参照元プロファイルで定義され、参照元プロファイルの表現と関連付けられた実装の階層で最上位クラスとして特定されるクラス。スコーピング・クラス方法論を使用する場合に、プロファイルの準拠レベルを識別するためのアルゴリズム上の中心点となる。プロファイル登録
scoping class adaptation/スコーピング・クラスアダプテーション:
プロファイルの中で具体的に指定されたクラスアダプテーションであり、スコーピング・クラス方法論を使用する場合に、プロファイルの準拠レベルを識別するためのアルゴリズム上の中心点となる。管理プロファイル使用法ガイド
scoping class methodology/スコーピング・クラス方法論:
プロファイルの準拠レベルを公開するためのアルゴリズムであり、登録済みプロファイルのスコーピング・インスタンスをアルゴリズム上の中心点として使用する。プロファイル登録プロファイル
central class methodology/セントラルクラス方法論も参照。
scoping element/スコーピング要素:
スコーピング・クラスアダプテーションによってモデル化される管理対象オブジェクト・タイプ。プロファイル登録プロファイル
central element/セントラル要素も参照。
scoping instance/スコーピング・インスタンス:
スコーピング・クラスアダプテーションのインスタンス。プロファイル登録プロファイル
Central Instance/セントラルインスタンスも参照。
scoping object, scoping instance, scoping class/スコーピング・オブジェクト、スコーピング・インスタンス、スコーピング・クラス:
スコーピング・オブジェクトは、他の一連のオブジェクトのためのコンテキストを提供する。具体的な例として、弱い関連に沿って弱いオブジェクトにいくつかのキー・プロパティまたはすべてのキー・プロパティを伝搬するオブジェクト(クラスまたはインスタンス)がある。CIMメタモデル
scoping path/スコーピング・パス:
セントラル・クラスアダプテーションとスコーピング・クラスアダプテーションの間の関連全探索パス。管理プロファイル使用法ガイド
scoping profile/スコーピング・プロファイル:
参照先プロファイルで定義したスコーピング・クラスアダプテーションに基づくセントラル・クラスアダプテーションを定義することによって、参照先プロファイルにスコープを提供する参照元プロファイル。管理プロファイル使用法ガイド
Security Event/セキュリティー・イベント:
情報セキュリティーやポリシー侵犯の可能性、制御の障害、セキュリティーに関連してこれまで知られていなかった事態などを示すシステム、サービス、またはネットワークの状態が発生していることの特定。[参考文献:ISO/IEC 27000:2009, Information Technology -- Security Techniques -- Information Security Management Systems -- Overview and vocabulary]システムでのシステムのセキュリティーに関連する事態の発生。"Security Incident/セキュリティー・インシデント"を参照。[参考文献:IETF RFC2828, Internet Security Glossary]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Security Incident/セキュリティー・インシデント:
ビジネス・オペレーションを侵害し、情報セキュリティーを脅かす可能性が非常に高い、意図しないまたは予測していない1件または一連の情報セキュリティー・イベント。参考文献:ISO/IEC 27000:2009, Information Technology -- Security Techniques -- Information Security Management Systems -- Overview and vocabulary]。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Selection Criteria/選択基準:
一連の入力レコードと照合するための規則を定義する一連の用語。選択基準に一致するレコードは出力セットに追加され、一致しないレコードは出力セットから除外される。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
selector/セレクター:
リソースを基準とした名前と値のペアであり、WS−Managementのデフォルト・アドレス指定モデルで使用すると、インスタンスレベルの判別として機能する。
セレクターは、本質的には、リソースから目的のインスタンスを識別するフィルターまたは"キー"である。サービス固有のアドレス指定モデルを使用している場合、セレクターは存在できない。
サービスとリソース・クラス、インスタンスの関係は、次のとおりである。
- サービスは、1つ以上のリソース・クラスで構成される。
- リソース・クラスには、ゼロ個以上のインスタンスを収めることができる。
1つのリソース・クラスに対して複数のインスタンスが存在する場合、それらは、デフォルトのアドレス指定モデルのResourceURIフィールドやSelectorSetフィールドなど、そのリソースのSOAPアドレスの一部によって隔離または特定される。WS-Management仕様
sensors collection/センサー・コレクション:
CIM_SensorクラスおよびCIM_NumericSensorクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
sequence identifier/シーケンス識別子:
信頼できるインディケーションに伴うデータ要素であり、その信頼できるインディケーションを一意に識別できるようにする。シーケンス識別子は、シーケンスのコンテキストおよびシーケンス番号で構成されている。インディケーション・プロファイル
sequence identifier lifetime/シーケンス識別子存続時間:
失敗したインディケーションの配信を再試行するために、信頼できるインディケーションを実装した実装によって保持される最大時間間隔。インディケーション・プロファイル
server (software)/サーバー(ソフトウェア):
クライアント-サーバー・アプリケーションの一部であり、クライアント・ソフトウェアが相互作用する相手。その例としてメール・サーバーがある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Server Management Managed Element (SM ME)/サーバー管理の管理要素(SM ME)
service/サービス:
テキスト・コンソール・リダイレクト・サービス。
KVMコンソール・リダイレクト・サービス。
KVMリダイレクト・サービス。
WS-Managment仕様で定義されているWebサービスを公開することで、クライアントに管理サービスを提供するアプリケーション。
通常、サービスは、ネットワーク"リスナー"と同等であり、物理トランスポート・アドレスと関連付けられて、本質的に管理容易性アクセス・ポイントの一種である。WS−Management 仕様
service catalog/サービス・カタログ:
自動化された方法で要求または注文できる利用可能なサービスと製品の一覧を記述したセルフサービス・ポータルまたはeProcurementシステム、あるいはその両方。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Service Delivery Model/サービス配信モデル:
意図した利用者に特定のサービスを提供するために使用される手段。
サービス配信モデルはソフトウェアに適用されることから、ソフトウェアのさまざまな販売方法、管理方法、およびアクセス方法に対応して変化する。たとえば、ソフトウェア・アズ・ア・サービスがある一方で、顧客が自身のサーバーにインストールする必要があるソフトウェアもある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
service processor/サービス・プロセッサー:
管理用に特化したデバイス。サービス・プロセッサー・プロファイル
session/セッション:
テキスト・コンソール・リダイレクト・セッション。
KVMコンソール・リダイレクト・セッション。
KVMリダイレクト・セッション。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
settings collection/設定コレクション:
CIM_SettingDataクラスのインスタンスのCIM_ConcreteCollectionインスタンス。SMASHコレクション・プロファイル
Sexagesimal/60進法:
60を基数(ベース60)とする記数法。この仕様の文脈では、多くの場合、地理座標を、度、分、および秒で表すが、これは、60進記数法である。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
shall/しなければならない:
該当の文書に準拠するために厳密に従う必要があり、それから逸脱することは許可されない要件を示す。WS-Management仕様
shall not/してはならない:
該当の文書に準拠するために厳密に従う必要があり、それから逸脱することは許可されない要件を示す。WS-Management仕様
shared virtual resource/共有仮想リソース:
他のコンシューマーと共有できるホスト・リソースを使用できるようにした仮想リソース。CIMシステム仮想化モデル・ホワイト・ペーパー
sharing logical device/共有論理デバイス:
基盤となる共有リソースの共有システムのビューを表すCIM_LogicalDeviceのインスタンス。共有デバイス管理プロファイル
sharing system/共有システム:
共有デバイスを使用するシステムを表すCIM_ComputerSystemのインスタンス。共有デバイス管理プロファイル
should/するべきである:
いくつかの可能性の中で、1つが特に適しているとして推奨されることを示し、他の可能性は取り上げていないが排除しないことを示す。または、特定の一連のアクションが好ましいが、必ずしも必須とはしていないことを示す。WS-Management仕様
should not/するべきでない:
特定の可能性または一連のアクションを非推奨とするが、禁止していないことを示す。WS-Management仕様
signature/シグニチャー:
メソッド名とその戻り値の型、およびそのパラメータの名前と型のセット。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
simple endpoint/簡易エンドポイント:
MCTPバス所有者の機能ともMCTPブリッジの機能とも関連付けられていないMCTPエンドポイント。MCTP基本仕様
simple ethernet connection/簡易イーサネット接続:
デフォルトのイーサネット・スイッチ・ポートおよびデフォルトのイーサネット・アダプタがイーサネット接続割り当ての一部としてインスタンス化されているイーサネット接続。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
simple resource allocation/簡易リソース割り当て:
割り当てられたリソースを表す論理デバイスがないリソース割り当て。CIMシステム仮想化モデル・ホワイト・ペーパー
singular KVM redirection/単一KVMリダイレクト:
CIM_RedirectionServiceインスタンスのMaxCurrentEnabledSAPsプロパティの値が1である場合のKVMリダイレクト。KVMリダイレクト・プロファイル
singular text console redirection/単一テキスト・コンソール・リダイレクト:
CIM_TextRedirectionServiceインスタンスのMaxCurrentEnabledSAPsプロパティの値が1である場合のテキスト・コンソール・リダイレクト。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
site/場所:
Access, Terminals, Transmission and Multiplexing (ATTM); Broadband Deployment - Energy Efficiency and Key Performance Indicators; Part 2: Network sites; Sub-part 1: Operator sites, Technical Report, ETSI TR 105 174-2-1 V1.1.1 (2009-10)に定義されている配置ポリシー。オープン仮想化フォーマット仕様
snapshot monitoring/スナップショット・モニタリング:
計測レイヤーまたは報告レイヤーからの要求と同期してメトリック値が収集されるプロセス。基本メトリック・プロファイル
Software as a Service (SaaS)/ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS):
Webブラウザーなどのシン・クライアント・インターフェースを介してさまざまなクライアント・デバイスからアクセスできるクラウド・インフラストラクチャ上で提供者のアプリケーション(たとえば、Webベースの電子メール)が稼動している場合に、それらを利用者が使用できるようにするサービス配信モデル。
ユーザー固有となる限られた範囲のアプリケーション構成は利用者自身が設定する場合があるが、ネットワーク、サーバー、オペレーティングシステム、ストレージや、個々のアプリケーションの機能にいたるまで、基盤となっているクラウド・インフラストラクチャは利用者が管理することも制御することもない。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software bundle/ソフトウェア・バンドル:
複数の製品のエンタイトルメントを1つの購入品目として販売するマーケティング/ライセンス戦略によるソフトウェア製品のグループ化。
これらは複数のライセンス付き製品であるため、インストールした個々の製品が一組で購入されたものであることを判別する方法がない。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software catalog/ソフトウェア・カタログ:
セルフサービス・ポータルまたはeProcurement(電子調達)システム、あるいはその両方を介して要求または注文できるソフトウェア・タイトルを一覧記載したサービス・カタログのサブセット。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software element/ソフトウェア要素:
複雑なソフトウェア製品またはアプリケーションの独立した1つのソフトウェア部分を意味するために使用する汎用用語。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software family/ソフトウェア・ファミリー:
ソフトウェアのグループであって、それに含まれるソフトウェアを管理要素として他のソフトウェアの代わりにインストールして、その管理要素と類似の機能を提供できるようなもの。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
software identity/ソフトウェアID:
ソフトウェア・イメージの識別プロパティ値が設定され、それを表現するCIM_SoftwareIdentityのインスタンス。ソフトウェア・インベントリ・プロファイル
software installation service/ソフトウェア・インストール・サービス:
管理要素上のソフトウェアのインストールまたは更新を実行するために使用できる構成要素。ソフトウェア更新プロファイル
software package/ソフトウェア・パッケージ:
互いに関連するソフトウェア構成要素のセットであって、これらの構成要素は1つのペイロードまたは配布可能なインストール可能アイテムにまとめることができる。
たとえば、ソフトウェア・パッケージは、コンピューティング・デバイスにソフトウェアをインストールするために使用でき、CDまたは電子的な手段で配布できるファイルのセットである。オープン仮想化フォーマット(OVF)パッケージは、クラウド・デプロイメントのためのパッケージの例である。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software product/ソフトウェア製品:
1つのライセンスで管理される1つ以上のアプリケーション。手順、文書、およびデータが付属する場合もあり、ライセンス所有者に有償で単一のアイテムとして販売される。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
software suite/ソフトウェア・スイート:
個別にランセンス可能なソフトウェア製品またはソフトウェア機能のセット。独立した単一の製品としてまとめられ、ライセンス付きとされる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
solution/ソリューション:
1つ以上のアプリケーションの組み合わせであり、1つ以上のコンピューティング・システムが含まれる場合がある。単一のITサービスとして販売される。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Solution Multiplexing/ソリューションの多重化:
ライセンス付きのアプリケーションを構成する複数の個別ライセンス付きソフトウェア構成要素を組み合わせて使用すること。
たとえば、データ層アプリケーションへのシングル・サイン・オン機能を持つWeb層アプリケーションでは、最終的にデータ層への要求となる各種要求をユーザーの代わりに追跡することが必要になる場合がある。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
source virtualization platform/移動元仮想化プラットフォーム:
マイグレーション操作の対象となっている移動元の仮想システム。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
span of a class adaptation/クラスアダプテーションのスパン:
クラスアダプテーション、クラスアダプテーションのすべての(直接または間接)基本アダプテーション、アダプテーションされたクラス、およびそのすべてのスーパークラスを扱う有向非巡回グラフ。管理プロファイル使用法ガイド
spare fan/スペア・ファン:
1つのスペア・ファンをその状態に関係なく表すCIM_Fanのインスタンス。ファン・プロファイル
spare power supply/スペア電源:
1つのスペア電源をその状態に関係なく表すCIM_PowerSupplyのインスタンスを示す。
スペア電源は冗長セットの一部であるが、アクティブに負荷に電源を提供してはいない。電源プロファイル
specification/仕様:
管理の特定の領域を表す共通情報モデル(CIM)要素および挙動の規則のコレクション。共通診断モデル(CDM)準拠レベル・プログラム・ポリシー
Specification Authority (SA)/仕様管理元(Specification Authority: SA):
DMTF。仕様の開発、維持、および解釈の責任を持つ。共通診断モデル(CDM)準拠レベル・プログラム・ポリシー
Sponsored Member/スポンサー付きメンバー:
会員会社の従業員ではないが、参加するように会員会社からの後援を受け、その会員会社の会員権で参加している個人。作業部会向けのDMTFプロセス
standard message format/標準メッセージ形式:
LogEntryデータがMessageプロパティまたはMessageArgumentsプロパティ、あるいはその両方に記述されているログ・エントリーを指す。レコード・ログ・プロファイル
standby service processor/スタンバイ・サービス・プロセッサー:
冗長セットのスタンバイ・サービス・プロセッサーを表すCIM_ComputerSystemのインスタンス。サービス・プロセッサー・プロファイル
state description/状態の記述:
プロファイルで定義されたモデル(のサブセット)のインスタンスが特定の時点で示す状態を記述した名前付きプロファイル要素。管理プロファイル使用法ガイド
static ethernet connection allocation/静的イーサネット接続割り当て:
割り当て要求の一部として特定の既存のイーサネット・スイッチ・ポートが要求されるイーサネット接続割り当て。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
static filter/静的フィルター:
ロード時にプロファイルの実装によって作成されるCIM_IndicationFilterのインスタンス。これらのインスタンスは、通常変更されない。インディケーション・プロファイル
static filter collection/静的フィルター・コレクション:
実装によって制御されるライフサイクルを持つフィルター・コレクション。一意に識別可能であり、定義済みのカバレッジが設定されている。インディケーション・プロファイル
static indication filter/静的インディケーション・フィルター:
実装によって制御されるライフサイクルを持つインディケーション・フィルター。インディケーション・プロファイル
station/ステーション:
ネットワークにある無線メディアに接続できる構成要素。Wi-Fiポート・プロファイル
storage blade/ストレージ・ブレード:
ストレージ・メディアまたはアクセスを提供するために設計された特定のタイプのブレード。モジュラー・システム・プロファイル
Storage Management Host Bus Adapter (SM-HBA)/ストレージ管理ホスト・バス・アダプタ(SM-HBA)
storage resource/ストレージ・リソース:
論理ディスク、ストレージ・ボリューム、またはストレージ範囲。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
storage resource allocation/ストレージ・リソース割り当て:
ストレージ・リソース・プールから仮想システムへのストレージ・リソースの割り当て。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
storage resource allocation request/ストレージ・リソース割り当て要求:
ストレージ・リソース割り当ての要求。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
storage resource pool/ストレージ・リソース・プール:
ストレージ・リソース割り当てに使用できるストレージ・リソースを表すリソース・プール。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
storage resource pool configuration service/ストレージ・リソース・プール構成サービス:
ストレージ・リソース・プールに対するホスト・ストレージ・リソースの追加または削除、およびストレージ・リソース・プールの具体的サブプールの作成または削除をサポートする構成サービス。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
storage volume/ストレージ・ボリューム:
スコーピング・システムの外部で使用するために公開されているストレージ・デバイスを介して仮想システムに公開されている割り当て済みホスト・リソースのインスタンス化したもの。
論理ディスクと同様に、ストレージ・リソース割り当て要求に基づいたストレージ・リソース割り当てによってストレージ・ボリュームが得られる。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
subclass/サブクラス:
特化されたクラス。CIMメタモデル
subject profile/対象プロファイル:
プロファイル登録プロファイルで定義されているクラスのインスタンスを使用してプロファイル実装が公開されている実装済みプロファイル。
管理プロファイル仕様の使用法ガイドに従って作成または検証されたプロファイル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
subject virtual system/対象仮想システム:
操作の対象となっている仮想システム。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
subscribe/サブスクライブ:
クライアントがインディケーションの配信のために登録する際に使用するメカニズム。インディケーション・プロファイル
subscriber/サブスクライバー:
サブスクリプションの作成、更新、または削除に対する要求を送信するWebサービス。WS-Management仕様
subscription/サブスクリプション:
今後生成されるレコードのうち、何らかの選択条件に一致するものを提供者が利用者に提供することを求めて、利用者と提供者の間で締結される契約。該当のレコードは、リアルタイムまたはスケジュールに従い、個別または集約された形式で提供するか、契約に規定された他の条件に従って提供できる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)-データ形式およびインターフェース定義の仕様
クライアントが実装からインディケーションを配信するためにリスナーを登録する際に使用するメカニズム。インディケーション・プロファイル
subscription manager/サブスクリプション・マネージャー:
イベント・ソースの代わりにサブスクリプションの管理、ステータス取得、更新、または削除に対する要求を受け入れるWebサービス。WS-Management仕様
subtype/サブタイプ:
特化されたタイプ。CIMインフラストラクチャの仕様
summarization/統合:
通常は、ストレージや帯域幅などを最適化する目的で、複数の関連するイベントを1つのイベントに統合することを指す。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
summation metrics/合計メトリック:
値の累積を反映するカウンター・メトリックのタイプ。基本メトリック・プロファイル
superclass/スーパークラス:
クラスの汎用化(つまり、より汎用的なクラス)。CIMインフラストラクチャの仕様
supertype/スーパータイプ:
タイプの汎用化(つまり、より汎用的なタイプ)。CIMインフラストラクチャの仕様
suppression/抑止:
イベント・ストリームまたはイベント・ストアからイベントを削除/消去することを指す。
監査の観点から、イベントを削除したエンティティは、削除したイベントの数とタイプを示す"メタ"イベントを作成することが普通である。
セマンティックの観点からの抑止とは、問合せ結果セットからではなく、イベント・ストアからイベントが削除されることを指す。これは、問合せによって返される結果セットからイベントを削除することを指すフィルタリングの概念とは異なる。クラウド監査データ・フェデレーション(CADF)−データ形式およびインターフェース定義の仕様
Systems Management Architecture for Server Hardware (SMASH)/サーバー・ハードウェアのシステム管理アーキテクチャー(SMASH)
System Management BIOS (SMBIOS)/システム管理BIOS(SMBIOS)
System Management Bus (SMBus)/システム管理バス(SMBus)
System Power States (S0 and Sx)/システム電源状態(S0およびSx):
S0は、アクティブなシステムを表す。
Sxは、システムのさまざまな非アクティブ・レベルを反映するシステム電源状態S1〜S5を表す。
電源状態の定義は、ACPIの定義に従う。NC-SI over MCTPのバインディング仕様
T
target/ターゲット:
コマンドの操作対象となる管理要素または関連。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
target address/ターゲット・アドレス:
コマンドラインのターゲット条件として使用される文字列値であり、コマンドのターゲットを識別する。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
target class addressing/ターゲット・クラス・アドレス指定:
要素のUFcTに基づいてコンテナの中で管理要素を選択する方法。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
target port/ターゲット・ポート:
データ交換操作のターゲットとして機能するポート。ストレージ・リソース仮想化プロファイル
target virtualization platform/ターゲット仮想化プラットフォーム:
操作の対象となっている仮想システムの宛先。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
template/テンプレート:
リソースをインスタンス化するために使用するメタデータと命令のセットを表すエンティティ(たとえば、マシン・テンプレートを使用してマシンを作成する)。
テンプレートは、他のテンプレート、構成、イメージなど他のメタデータ・エンティティを集約できる。たとえば、マシン・テンプレートはマシン構成およびマシン・イメージを指す。
具体的なプロトコル・マッピングまたは実装で、インスタンス化プロセスへの入力としてのテンプレートの指定がどのように選択されるかは状況に応じて異なる場合がある。ただし何らかの共通パターンを検討する必要はある。
1.参照による方法 - インスタンス化操作の過程で、利用者が(提供者側にエンティティとして存在している)テンプレートを参照できるようにする。
2.値による方法 - インスタンス化操作の過程で、利用者がテンプレート情報を動的に提供できるようにする。
3.オーバーライドによる参照 - インスタンス化操作の過程で、利用者が(提供者側にエンティティとして存在している)テンプレートを参照し、そのテンプレートの属性をオーバーライドする追加の値を提供できるようにする。
リソースをインスタンス化するために使用するメタデータと命令のセットを表すリソース(たとえば、マシン・テンプレートを使用してマシンを作成する)。テンプレートは、他のテンプレート、構成、イメージなど他のメタデータ・リソースを集約できる。たとえば、MachineTemplateは、MachineConfigurationおよびMachineImageを指す。HTTPを介するクラウド・インフラストラクチャー管理インターフェース・モデルおよびRESTインターフェース
template boot configuration/テンプレート・ブート構成:
新しいブート構成を作成するためのテンプレートとして使用されるCIM_BootConfigSettingの既存のインスタンス。ブート制御プロファイル
template privilege/テンプレート特権:
クライアントによって、新しく承認されるロールの作成または既存のロールの変更のためのテンプレートとしてのみ使用されるCIM_Privilegeのインスタンス。ロール・ベースの認可プロファイル
Test Suite Authority (TSA)/テスト・スイート管理元(Test Suite Authority: TSA):
準拠レベル・テスト・スイートの開発および保守を担当するエンティティ。共通診断モデル(CDM)準拠レベル・プログラムのTest Suite Authorityは、DMTFのCDMフォーラムである。共通診断モデル(CDM)準拠レベル・プログラム・ポリシー
text console flow/テキスト・コンソール・フロー:
双方向テキスト・コンソール・ストリームであり、最初は本来の宛先に伝送され、その後で新しいテキスト・コンソール・フローの宛先にリダイレクトできる。この宛先は、CIM_ProtocolEndpointのインスタンスとしてモデル化される。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
text console redirection/テキスト・コンソール・リダイレクト:
テキスト・コンソール・リダイレクト・サービス・セッションを指す。これは、CIM_TextRedirectionServiceのインスタンス、CIM_TextRedirectionSAPのインスタンス、およびその2つの間のCIM_ServiceAccessBySAPのインスタンスで構成されている。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
text console redirection service/テキスト・コンソール・リダイレクト・サービス:
テキスト・コンソール・リダイレクト・セッションの一部であるCIM_TextRedirectionServiceのインスタンス。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
text console redirection session/テキスト・コンソール・リダイレクト・セッション:
テキスト・コンソール・リダイレクト・セッションの一部であるCIM_TextRedirectionSAPのインスタンス。テキスト・コンソール・リダイレクト・プロファイル
Text Session or Text-Based Session/テキスト・セッションまたはテキストベース・セッション:
ユーザーがテキストベースのメッセージを入力し、テキストベースのデータを受信する際に使用できるサービスへのアクティブな接続。
広く使用されるテキスト・セッションの例として、TelnetおよびSecure Shellがある。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
third-party authentication/サードパーティ認証:
利用したいサービスに対してリモートで実行するサービスを使用して実行する認証。 簡易ID管理プロファイル
thread/スレッド:
プログラミングにおいて、他の部分から独立して実行できるプログラム部分。プロセッサーのマルチスレッド機能をサポートするオペレーティングシステムでは、プログラマーは複数のスレッド化された部分を同時に実行できるプログラムを設計できる。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
threading processor core/スレッド化プロセッサー・コア:
ハードウェアによるスレッド化を実現するプロセッサー・コアを表すCIM_ProcessorCoreのインスタンスを示す。CPUプロファイル
Transmission Unit/伝送単位:
MCTPパケットで伝送されるメッセージ本体の部分であるMCTPパケット・ペイロードの部分のサイズを指す。MCTP基本仕様
transport/トランスポート:
クライアントとMAP(Manageability Access Point)との間でコマンドおよびメッセージの信頼できる通信を担う通信スタックのレイヤー。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
transport binding/トランスポート・バインディング:
physical transport binding物理トランスポート・バインディングを参照。
trigger/トリガー:
Trueである場合に、イベントの発生を示す条件。CIMインフラストラクチャの仕様
trivial class adaptation/単純クラスアダプテーション:
アダプテーションされたクラスで定義されている要件を超える要件は追加せず、また基本アダプテーションが定義されていれば、そこで定義されている要件を超える要件は追加しないクラスアダプテーション。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
Trusted Credential Store/信頼できる認証情報格納場所:
サービスによってサポートされる認証情報格納場所であり、クライアントから提示された認証情報をサービスが検証するために認証情報を格納する場所である。
そのような認証情報格納場所は、Usageプロパティを3(信頼できる)に設定したCIM_CredentialStoreによって表される。認証情報管理プロファイル
U
UCS character/UCS文字:
ISO/IEC 10646:2003で定義されている汎用文字セットの文字。CIM文字列でのUCS文字の使用法については、DSP0004を参照。代替用語は"Unicode文字"である。JSONでのCIM-RSペイロード表現
ISO/IEC 10646で定義されているUniversal Multiple-Octet Coded Character Set(UCS)の文字。Unicode文字とも呼ばれる。CIMでのUCS文字の概要については、共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャを参照。XMLでのCIMの表現
UCS code position/UCSコード位置:
ISO/IEC 10646:2003に定義されている、0x0から0x10FFFFまでの範囲のUCS文字の数値による識別。JSONでのCIM-RSペイロード表現
unspecified/未指定:
参照先のCIM要素や操作に対して、このプロファイルが制約を何も定義していないことを示す。XMLでのCIMの表現
USB redirection/USBリダイレクト:
CIM_ServiceAccessBySAP関連によって結合されているCIM_USBRedirectionServiceのインスタンスとCIM_USBRedirectionSAPのインスタンスを含む配置。USBリダイレクト・プロファイル
USB redirection SAP/USBリダイレクトSAP(Service Access Point):
USBリダイレクトの一部であるCIM_USBRedirectionSAPのインスタンスによるモデル化に従った、USBリダイレクト・セッションのサービス・アクセス・ポイント。USBリダイレクト・プロファイル
USB redirection service/USBリダイレクト・サービス:
USBリダイレクトの一部であるCIM_USBRedirectionServiceのインスタンス。USBリダイレクト・プロファイル
USB redirection session/USBリダイレクト・セッション:
CIM_USBRedirectionSAPのインスタンスによるモデル化に従った、特定のUSBリダイレクトSAPのコンテキストおよび要素。USBリダイレクト・プロファイル
use case/ユースケース:
プロファイルで定義されている機能を実現するうえで実行が必要になる手順を実行する中で、外部クライアントと実装との相互作用を定義する名前付きプロファイル要素。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
used profile/使用されるプロファイル:
参照元プロファイルで使用する参照先プロファイル。管理プロファイル仕様の使用法ガイド
user/ユーザー:
ITサービスを使用する個人。
ITサービスを直接使用しない顧客もいることから、ユーザーと顧客は区別される。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
User-Friendly class Tag (UFcT)/ユーザーフレンドリー・クラス・タグ(UFcT):
CIMクラス名の、短いユーザーフレンドリーな別名。
それが表すCIMクラスと同じプロパティおよびメソッドを持つ。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
User-Friendly instance Path (UFiP)/ユーザーフレンドリー・インスタンス・パス(UFiP):
ルート・インスタンスから末端のインスタンスまで、各インスタンスのUFiTを連結して形成されたインスタンスの一意のパス。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
User-Friendly instance Tag (UFiT)/ユーザーフレンドリー・インスタンス・タグ(UFiT):
CIMクラスの特定のインスタンスに対するユーザーフレンドリーな識別子。
ユーザーフレンドリー・インスタンス・タグは、そのCIMクラスのUFcTに整数の接尾辞を連結することで構築される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
User-Friendly selection Tag (UFsT)/ユーザーフレンドリー選択タグ(UFsT):
特定のクラスのすべてのインスタンスを選択するための短い表記。
ユーザーフレンドリー選択タグは、クラスのUFcTと文字*を連結することで構築される。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
V
verb/動詞:
コマンドラインの最初の用語として使用される、コマンドの文字列名。サーバー管理コマンドライン・プロトコル仕様(SM CLP)
virtual/仮想:
情報テクノロジーの場合は、物理的に存在しないが、ソフトウェアによって存在しているように機能すること。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
virtual appliance/仮想アプライアンス:
1つ以上の仮想マシンにインストールされた完全なソフトウェア・スタックとして提供されるサービス。
仮想アプライアンスは、OVFパッケージで用意されると想定されることが普通である。オープン仮想化フォーマット仕様
virtual computer system/仮想コンピューター・システム:
コンピューター・システムに適用される場合は仮想システムを指す。
そのようなシステムを意味する一般的な業界用語としては、このほかに、仮想マシン、ホストされているコンピューター、子パーティション、論理パーティション、ドメイン、ゲスト、コンテナなどがある。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
virtual Ethernet switch/仮想イーサネット・スイッチ:
仮想イーサネット・スイッチに適用された、仮想システムの概念。
仮想イーサネット・スイッチは、特殊な仮想システムである。
仮想イーサネット・スイッチは、それに接続された仮想コンピューター・システムへの内部ネットワーク接続および外部ネットワーク接続を提供する。仮想イーサネット・スイッチは、VEB(Virtual Ethernet Bridge)機能またはVEPA(Virtual Ethernet Port Aggregator)機能のいずれかを実装する。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
virtual hardware/仮想ハードウェア:
仮想システムをサポートする仮想化プラットフォームによって提供されるプロセッサー、メモリー、およびI/Oの各リソース。オープン仮想化フォーマット仕様
virtual machine (VM)/仮想マシン(VM):
仮想化環境でのゲスト・ソフトウェアの実行をサポートする、CPU、メモリー、コントローラー、ネットワーク・インターフェース、ストレージなどのコンピューティング・デバイスの仮想表現。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
virtual machine collection/仮想マシン・コレクション:
一連の仮想マシンで構成するコレクション。このサービス構成要素は以下のいずれもありうる。
– 1台以上の仮想マシンで構成する単純な集合。
– 複数の仮想マシンと他の複数の仮想マシン・コレクションを組み合わせて構築することにより、ネストした複雑な構成を可能としたサービス構成要素。オープン仮想化フォーマット仕様
virtual memory/仮想メモリー:
論理メモリー・デバイスを介して仮想システムに公開された割り当て済みホスト・メモリーのインスタンス化。メモリー・リソース割り当て要求に基づいたメモリー・リソース割り当ての結果である。
注意:この用語"仮想メモリー"の定義は、用語"仮想リソース"からメモリー専用の用語としたものであり、一般的なコンピューター業界の用法とは異なっている。メモリー・リソース仮想化プロファイル
virtual network interface controller (vNIC)/仮想ネットワーク・インターフェース・コントローラー(vNIC):
VMをネットワークに接続するために必要なメディア・アクセス制御(MAC:Media Access Control)、リンク・レベル制御(LLC)、各種の管理機能と制御機能を実行するエンティティ。仮想ネットワーキング管理ホワイト・ペーパー
virtual processor/仮想プロセッサー:
論理プロセッサー・デバイスを介して仮想システムに公開された割り当て済みホスト・プロセッサー・リソースのインスタンス化。プロセッサー・リソース仮想化プロファイル
virtual resource/仮想リソース:
論理デバイスとして表され、仮想システムに割り当てられた割り当て済みリソース。CIMシステム仮想化モデル・ホワイト・ペーパー
virtual resource allocation/仮想リソース割り当て:
割り当て済みリソースを表す論理デバイスによるリソース割り当て。リソース割り当てプロファイル
virtual station interface (VSI)/仮想ステーション・インターフェース(VSI):
vNIC(イーサネット・ポートとしてモデル化)、仮想イーサネット・スイッチへのvNICの内部Point-to-Pointイーサネット接続、およびvNICに接続されている仮想イーサネット・スイッチのイーサネット・ポートから構成されるエンティティ。VSIごとに単一のMAC(Media Access Control)サービス・インスタンスがある。仮想ネットワーキング管理ホワイト・ペーパー
virtual switch/仮想スイッチ:
ソフトウェアによってエミュレートされた仮想イーサネット・スイッチであり、ほとんどの場合、ハイパーバイザーなどの仮想化インフラストラクチャ上に実装される。仮想ネットワーキング管理ホワイト・ペーパー
virtual system (VS)/仮想システム(VS):
仮想マシン、オペレーティングシステム、およびアプリケーションで構成する仮想オペレーティングシステム環境。仮想システムは、仮想環境で稼動しているコンピューター・システムであり、仮想システムの各ソフトウェアもその環境で実行されている。ソフトウェアの識別とエンタイトルメント使用のメトリック
Virtual System Collection/仮想システム・コレクション:
仮想システムからなるコレクション。オープン仮想化フォーマット仕様
virtual system migration/仮想システム・マイグレーション:
ソース仮想化プラットフォームからターゲット仮想化プラットフォームに仮想システムを移動するプロセス。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
virtual system migration service/仮想システム・マイグレーション・サービス:
この標準による定義に従った仮想システム・マイグレーション機能を提供するサービス。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
virtual system migration task/仮想システム・マイグレーション・タスク:
特定の仮想システム・マイグレーションを実行するタスク。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
virtual system state/仮想システムの状態:
仮想システムの状態。仮想システム・マイグレーション・プロファイル
virtualization management/仮想化管理:
仮想システムのリソース割り当ておよび管理を実行するソフトウェア。オープン仮想化フォーマット仕様
virtualization platform/仮想化プラットフォーム:
仮想システムのデプロイメントを可能にするホスト・システムによって提供される仮想化インフラストラクチャ。イーサネット・ポート・リソース仮想化プロファイル
volatile property/揮発性プロパティ:
CIMインスタンスにあるプロパティであって、その値に対していずれかのクライアントから更新が実行されなくても、WBEMクライアントが繰り返しこのCIMインスタンスを取得するたびに値が更新されることがあるプロパティ。汎用操作の仕様
W
Watchdog, watchdog timer/ウォッチドッグ、 ウォッチドッグ・タイマー:
ソフトウェアまたはハードウェア・エンティティの正常性の監視に使用されるタイマー・メカニズム。プラットフォーム・ウォッチドッグ・プロファイル
watermark metrics/水位標メトリック:
監視対象の値に対して記録される最小値または最大値を取得するために使用される集約メトリックのタイプ。基本メトリック・プロファイル
WBEM client/WBEMクライアント:
WBEMプロトコルをサポートするCIMクライアント。
WBEMクライアントが操作を発信し、それがWBEMサーバーによって処理される。この定義は、クライアント・ライブラリー構成要素や管理アプリケーション全体など特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。
CIM-RSプロトコルおよび他のWBEMプロトコルでのクライアント・ロール。汎用操作の仕様
WBEM indication/WBEMインディケーション:
WBEMサーバーによって発信され、WBEMリスナーによって処理される、WBEMプロトコルでの相互作用。汎用操作の仕様
WBEM listener/WBEMリスナー:
WBEMプロトコルをサポートするCIMリスナー。
WBEMリスナーは、WBEMサーバーによって発信されたインディケーションを処理する。この定義は、スタンドアロン・デーモンや管理アプリケーション全体など特定の実装アーキテクチャーやスコープを意味するものではない。
CIM-RSプロトコルおよび他のWBEMプロトコルでのイベント・リスナー・ロール。汎用操作の仕様
WBEM operation/WBEM操作:
WBEMクライアントによって発信され、WBEMサーバーによって処理される、WBEMプロトコルでの相互作用。汎用操作の仕様
WBEM protocol/WBEMプロトコル:
WBEMクライアント、WBEMサーバー、WBEMリスナー間でのWBEM操作を定義する通信プロトコル。
WBEMプロトコルは、基盤となっているプロトコル・レイヤー(たとえば、HTTP、SOAP、またはTCP)の上位でWBEM操作がどのように機能するかを定義する。汎用操作の仕様
WBEM protocol mapping/WBEMプロトコル・マッピング:
WBEMプロトコルへの汎用的操作のマッピング。汎用操作の仕様
WBEM server/WBEMサーバー:
WBEMプロトコルをサポートするCIMサーバー。
WBEMサーバーは、WBEMクライアントから発信された操作を処理し、WBEMリスナーにインディケーションを発信してそこで処理できるようにする。この定義は、CIMOMやプロバイダーの構成要素への分離など特定の実装アーキテクチャーを意味するものではない。汎用操作の仕様
weak association/弱い関連:
スコーピング・オブジェクトおよび弱いオブジェクトを参照する関連。関連では、スコーピング・オブジェクトから弱いオブジェクトにキー・プロパティの値が伝搬される。
弱いオブジェクトでは、伝搬するキー・プロパティには、有効な値であるTrueが設定された修飾子Propagateが指定されている。また、弱い関連では、弱いオブジェクトを参照する関連エンドで有効な値であるTrueが設定された修飾子Weakが指定されている。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
weak object, weak instance, weak class/弱いオブジェクト、弱いインスタンス、弱いクラス:
弱い関連に沿ってスコーピング・オブジェクトから伝搬されたプロパティのいくつかまたはすべてを、自身のキー・プロパティとして受け取るオブジェクト(クラスまたはインスタンス)。共通情報モデル(CIM)インフラストラクチャ
Web-Based Enterprise Management (WBEM)/Webベースのエンタープライズ管理(WBEM):
DMTFの共通情報モデル(CIM)を使用してモデル化されたリソースを発見、アクセス、および操作できる方法を定義するために、DMTFによって公開された仕様のセット。WBEMでは、統合された一連の標準ベースの管理ツールを業界が提供できるようになる。このようなツールなしでは、互いに関連させることが難しいテクノロジーとプラットフォーム間でもデータ交換が容易となる。WBEM
Web Services Management (WS-MAN)/WS-Management(WS-MAN):
管理アプリケーションと管理対象リソースとの間で相互運用性を提供し、すべてのシステム管理で中心となる操作の共通セットを公開するWebサービス仕様と使用要件の中核的なセットを特定する。WS-Management
whitespace/空白:
308 W3C XML仕様の空白の定義に従ったスペース(U+0020)、復帰(U+000D)、改行(U+000A)、または水平タブ(U+0009)の文字のいずれかが1つ以上連続して記述されている状態。XMLでのCIMの表現
Wi-Fi Protected Access (WPA)/Wi-Fi Protected Access(WPA):
IEEE 802.11無線ネットワークのWEPに代わって定義された、拡張可能なセキュリティー・アーキテクチャー。Wi-Fiポート・プロファイル
Wired Equivalent Privacy (WEP)/Wired Equivalent Privacy(WEP):
IEEE 802.11無線ネットワーク向けに定義された現在では非推奨のデータ機密性アルゴリズム。Wi-Fiポート・プロファイル
Work In Progress/草案:
DMTFの文書公開メカニズム、DMTFの文書ステータス、および文書の作成段階。
プロセスとしての草案は、一般社会、業界パートナー、その他の関係者が該当の文書を入手できるようにする方法として定義されている。このメカニズムの目的は、DMTF標準の段階に至る前にフィードバックを収集することにある。
文書のステータスとしての草案は、特定の問題領域に対処する規定として提案されているが、DMTFからは規定として承認された文書としてまだ公開されておらず、どのような正式なレビューを受けていないスナップショット状態の文書である。
文書の段階としての草案は、規定としてではない文書としての公開が担当委員会で承認されているが、DMTF理事会では承認されていない文書である。作業部会向けのDMTFプロセス
Workload/ワークロード:
デプロイされたovfパッケージで実行する操作の定義済みの集合であり、機能を検証し、何らかの方法で可視化できるもの。OVFパッケージの自動デプロイメントを可能にするプロファイル
X
XML element/XML要素:
DTDでELEMENT構造を使用して定義されたXMLの構成要素。XMLでのCIMの表現
XML instance document/XMLインスタンス文書:
指定されたXMLスキーマに従ったXML文書。WS-CIMマッピング仕様
XSDL/XSDL:
XSDLは、XML名前空間機能を利用するなどして、XML文書の構造の記述と、コンテンツの制約を表現する機能を提供する。
XSDL文書には、.xsdファイル拡張子が使用される。WS-CIMマッピング仕様
3.略語
B
BCV(Boot Control Vector/ブート制御ベクトル)
C
CADF(Cloud Auditing Data Federation/クラウド監査データ・フェデレーション)
CDM(Common Diagnostic Model/共通診断モデル)
CDT(Current Default Target/現在のデフォルト・ターゲット)
CIM(Common Information Model/共通情報モデル)
CIMOM(CIM Object Manager/CIMオブジェクト・マネージャー)
CIM-RS(CIM RESTful Services/CIM RESTfulサービス)
CLP(Command Line Protocol/コマンドライン・プロトコル)
CMWG(Cloud Management Working Group/クラウド管理WG)
CP(Conformance Program, Program/準拠プログラム、プログラム)
CPD(Conformance Program Deficiency/準拠プログラムの不備)
CQL(CIM Query Language/CIM問合せ言語)
CR(Certification Registry/認証レジストリー)
CR(Change Request/変更要求)
CRL(Certification Revocation List/証明書失効リスト)
CSD(collaboration structure diagram/コラボレーション構造図)
CT(Common Transport/共通トランスポート)
CTS(Conformance Test Suite/準拠レベル・テスト・スイート)
D
DA(Directory Agent/ディレクトリー・エージェント)
DASH(Desktop and Mobile Architecture for System Hardware/システム・ハードウェアのデスクトップおよびモバイル・アーキテクチャー)
DR(Document Request/文書要求)
DSP(DMTF Standard Publication/DMTF標準公開)識別子
E
EASD(CIM_EthernetPortAllocationSettingData)
EID(Endpoint ID/エンドポイントID)
EPASD(CIM_EthernetPortAllocationSettingData)
EPS(Entry Point Structure/エントリー・ポイント構造)
ESD(CIM_ElementSettingData)
I
IEPS(Intermediate Entry Point Structure/中間エントリー・ポイント構造)
INT(interpretation/解釈)
IR(Issue Report/問題報告)
M
MAP(Manageability Access Point/管理容易性アクセス・ポイント)
MCTP(Management Component Transport Protocol/管理構成要素トランスポート・プロトコル)
ME(managed element/管理要素)
MOF(Managed Object Format/管理対象オブジェクト・フォーマット)
N
NC(Network Controller/ネットワーク・コントローラー)
NC-SI(Network Controller Sideband Interface/ネットワーク・コントローラー・サイドバンド・インターフェース)
O
OVF(Open Virtualization Format/オープン仮想化フォーマット)
P
PA(Conformance Program Administrator, Program Administrator/準拠レベル・プログラム管理者、プログラム管理者)
PDR(Platform Descriptor Record/プラットフォーム記述子レコード)
PMCI(Platform Management Component Intercommunications/プラットフォーム管理機能間通信)
PUG(Management Profile Usage Guide/管理プロファイル使用法ガイド)
R
RPC(Remote Procedure Call/リモート・プロシージャー・コール)
S
S0およびSx(System Power States/システム電源状態)
SA(Specification Authority)
SDC(CIM_SettingsDefineCapabilities)
SDS(CIM_SettingsDefineState)
SMASH(Systems Management Architecture for Server Hardware/サーバー・ハードウェアのシステム管理アーキテクチャー)
SMBIOS(System Management BIOS/システム管理BIOS)
SM-HBA(Storage Management Host Bus Adapter/ストレージ管理ホスト・バス・アダプタ)
SM ME(Server Management Managed Element/サーバー管理の管理要素)
SPNEGO(Simple and Protected GSSAPI Negotiation Mechanism)
T
TSA(Test Suite Authority)
U
UFcT(User-Friendly class Tag/ユーザーフレンドリー・クラス・タグ)
UFiP(User-Friendly instance Path/ユーザーフレンドリー・インスタンス・パス)
UFiT(User-Friendly instance Tag/ユーザーフレンドリー・インスタンス・タグ)
UFsT(User-Friendly selection Tag/ユーザーフレンドリー選択タグ)
V
VDM(Vendor Defined Message/ベンダー定義メッセージ)
VSI(virtual station interface/仮想ステーション・インターフェース)
W
WBEM(Web-Based Enterprise Management)
WS-MAN(Web Services Management)