DMTFの仮想化管理（VMAN）標準には、仮想環境の管理ライフサイクルを扱った一連の仕様が含まれています。VMANのオープン仮想化フォーマット（OVF）仕様は、異種混在仮想化プラットフォーム上で展開する仮想マシンとアプリケーションをパッケージ化および記述するための標準フォーマットを提供します。一方、VMANのプロファイルは、異種混在仮想化環境の運用管理の多数の側面を標準化します。

Burton Groupのシニア・アナリストであるChris Wolf氏は、次のように語っています。「標準ベースの管理は、動的なデータ・センターの重要な構成要素です。2007年秋以来、ベンダーはDMTFのVMAN OVF標準を速やかに採用しており、これはベンダー・コミュニティーが仮想マシンの展開の簡単化に真剣に取り組んでいることを明白に証明しています。」   - Burton Group、Chris Wolf氏

VMANは、広くサポートされる相互運用性および可搬性標準を仮想コンピューティング環境に提供することで、仮想化のパワーを大きく発揮させます。VMANによってITマネージャーは、事前にインストールおよび構成されたソリューションを異種混在コンピューティング・ネットワークに展開し、ライフサイクル全体を通してそれらのアプリケーションを管理することが可能になります。管理ソフトウェア・ベンダーにより、VMANの一部である業界標準仕様をサポートするツールの幅広い選択肢が提供されるので、ITマネージャーのサポートおよびトレーニング・コストが削減されます。

DMTFでは標準に対するフィードバックを歓迎していますが、コメントを提出する場合はその前に、フィードバック方針（英語）に同意していただくことが必要です。

注意：関連するプロファイルは、「管理プロファイル」（英語）ページにすべてまとめられています。マッピング仕様（DSP08XX）は、「公開文書」（英語）のセクションで参照できます。

DMTF仕様

DMTFプロファイル

XMLスキーマ

ホワイトペーパーと技術ノート