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DMTFは仮想化管理仕様がISO/IEC標準として採択されたことを発表

2014年5月20日、オレゴン州ポートランド発 - IT業界とともにITインフラストラクチャの運用管理標準の開発、検証及び普及を進める組織であるDMTFは、本日、DMTFの仮想化管理標準(VMAN)が国際標準化機構(ISO)及び国際電気技術委員会(IEC)からISO/IEC 19099として採択されたことを発表しました。これは、DMTFのIT管理標準を目指す継続的な活動の世界的な適用が加速されていることを意味します。

VMANはISO/IECの承認を得たクラウドと仮想化環境の管理に関するDMTF標準の三番目です。既に承認が得られているDMTF標準は、オープン仮想化フォーマット(OVF)とWebサービス・マネジメント(WS-MAN)です。

DMTFプレジデントのジェフ・ヒランドは、「ITインフラストラクチャにおける標準ベースの管理ソリューションの価値は益々高くなっている。ISOとIECからの認定はDMTFの標準に更なる信頼と可用性を全世界の利用者に提供し、更に、世界レベルのIT環境の効果的な管理を可能にします」と語っています。

業界をリードする企業の技術者のボランティアベースの共同作業に基づくDMTFの作業部会は、仮想化リソース、仮想システム及び仮想化システムの集合に対するリソース配分モデル及び拡張性のある管理モデルを作成したいという要求に対して、ソリューションを認識し、開発してきました。DMTFの標準に基づく管理モデルと手法は、より統合された、コスト効果の高い管理ソリューションを可能にしています。

VMAN仕様は、クラウドと仮想化の管理に対するDMTFのアプローチの三番目のビルディングブロックです。一方、OVFはリソースのプール化(プロセッサ、メモリー、ネットワーク及びストレージ)を提供し、WS-MANはリソース配分と利用状況を管理し、監視します。VMANは、仮想マシンのライフサイクル管理(起動、停止、一時停止及び動作再開)の提供を通じて、クラウドと仮想化の管理の概念を完成させます。

すべてのDMTF標準についての詳しい情報は、DMTFの標準とテクノロジーのページに掲載されています。標準の特定と策定を行うDMTFの活動に関心があり、参加したいと考える方はwww.dmtf.org/jp/joinにアクセスしてください。

DMTFについて

DMTF標準はIT環境の効果的な運用管理を可能にします。DMTFは、業界をリードするメンバー企業で構成されており、ITインフラストラクチャ運用管理標準の開発・実証・普及のために協力しています。DMTFの標準インターフェースは、マルチベンダー構成のITインフラストラクチャ間、クラウド、仮想化、デスクトップ、ネットワーク、サーバー及びストレージを含むシステム及びネットワーク管理の相互運用性を可能にする上で欠かせない存在です。DMTFは全世界のメンバー企業及び幅広い業界を代表する組織で構成されています。DMTFの理事会は16社の業界をリードするテクノロジー企業で構成され、それらは、Broadcom Corporation、CA Technologies、Cisco、Citrix Systems Inc.、Dell、富士通、日立製作所、HP、Intel Corporation、Microsoft Corporation、NetApp、Oracle、Software AG、SunGard Availability Services、Telecom Italia、VMware Inc.です。DMTFの技術と活動に関する情報については、http://www.dmtf.orgをご覧ください。

本件に関する日本でのお問い合わせ先: DMTF日本支部(jp-press@dmtf.org)