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DMTFとSNIAが標準仕様に基づく クラウド管理の相互接続デモに成功しました

Distributed Management Task Force (DMTF)が2013年7月24日主催したManagement Developers Conference及び併設イベントであるAlliance Partner Technical Symposiumにおいて、DMTFとStorage Networking Industry Association (SNIA)は、3種類のクラウド標準仕様を同時に使ったクラウド管理の相互接続デモに成功しました。DMTFのCloud Infrastructure Management Interface (CIMI)およびISO標準であるOpen Virtual Format (OVF)と、SNIAの同じくISO標準であるCloud Data Management Interface (CDMI)が複数ベンダーの実装で相互接続されたのは初めてのことです。この相互接続デモは一連のCloud Plugfestの一環として実施されました。次回のCloud Plugfestは2013年9月16~20日、スペインのマドリードと米国カリフォルニア州サンタクララで同時に開催される予定です。

IT市場におけるクラウドサービスおよび製品の成長は早く、より効率的に複数のベンダーから提供される複数のクラウドサービスおよび製品を管理するニーズが増大しています。OVF、CDMI、CIMIなどのクラウド標準仕様によって、現実の実装において、ベンダーに依存しない、相互接続性のよい管理が可能になります。

このデモでは、標準APIと標準フォーマットによって、複数のクラウド・インフラストラクチャーを管理する二つのシナリオとユースケースが実演されました。最初のシナリオでは、OVFとCDMIを使って複数クラウド・インフラストラクチャー間で仮想システムのインポートが行われました。同じOVFファイルを複数のクラウド・プラットフォームにデプロイできることで、複数のクラウド・インフラストラクチャーを管理するコストを低減することができます。

次のシナリオは複数クラウド・インフラストラクチャーを標準APIで操作するもので、一個のクライアントが標準APIであるCIMIを使って、異なるクラウド・インフラインフラストラクチャーの操作を行いました。これにより、多種多様なクラウド・インフラストラクチャーを管理するのに、別々のクライアントとAPIを使う場合より、初期コストと運用コストが低減されます。

このデモはDMTF Virtual Cloud Management Forum (VCMF)で準備されました。このデモには、フランス・テレコム、富士通、オラクル、ヴイエムウェアが参加しました。

より詳しい情報は、こちらをご覧ください。http://dmtf.org/jp/standards/cloud.